娘が早起き、今日のプランは?
昨日は娘の休日。
休日は朝寝坊する日と決めている。
とはいっても、いつも10時近くまで
寝ているのだが・・・。
私は早く目が覚めるが、
同じベッドで寝ているので動けない。
キングサイズといっても、振動は伝わる。
まして一部屋なので、
娘が起きるまでスマホで本を読んでいる。
その娘がいつもよりも少し早く起きた。
先週、車で遠出したときも早起きだったから
今日はなんだろう?と興味津々。
12 時前にホテルを出た。
「レストランに予約してあるから」と言う。
そのレストランは、娘の友達が
働いているところだそう。
レストランに着く。
レストランの名前は、『Mr. Wong』
中に入ると、けっこう広い。
テーブルに案内されて見ると、
しょうゆがテーブルに置いてある。
雰囲気からして、パブレストラン風。
てっきり洋風かと思っていたので、
「なんで、しょうゆが置いてあるの?」
と聞いたら、そこは中華料理のレストランだった。
ふつう中華料理といえば、
カラフルな色合いのレストランが多いが、
ここは昼間でも薄暗く、
傍には長いバーカウンターがある。
アルコールがズラリと並んでいて、
中でバーテンがシェイクする音が響いている。
「エッ、ここ中華なの?」
と思わず二度聞きしてしまった。
そこに娘の友達が現れた。
娘の顔を見て、にっこり笑った彼女、
とても可愛いかった。
娘に聞くと、大学生らしい。
以前はランナーだったが、
今はウエイトレスになったそう。
じつはシドニーでは、
日本でいうウエイトレスは、
・ ウエイトレス
・ ランナー
とに分かれている。
ランナーはテーブルをセットしたり、
できた料理を運ぶ。
また、お客が去った後、
テーブルを片付ける。
注文を取ったり、
会計処理などお金を扱うことはできない。
ウエイトレスは、
注文を取ったり、会計処理もできる。
料理は運ぶが、後かたづけはランナーに任せる。
ランナーは誰でもなれるが、
ウエイトレスは資格を取らないと
なれないらしい。
もちろん、
ウエイトレスのほうが給料もいい。
彼女は現在、ウエイトレスになったそうだ。
でも腕がとても細い。
他の人の腕はとても頑丈そう。
とくにタトゥーを入れている女性の腕は
彼女の 2 倍の太さ。
腕全体にタトゥーを入れているので
迫力がある。
テーブルにつくと
他のウエイトレスがメニューをくれた。
でもこのメニュー、厚みがあるうえ、
メニューの種類がとても多い。
まして店内が暗いので、
鳥目の私にはとても見づらく、
娘に任せてしまった。
娘も匙を投げたようだった。
そこに その友達が来てくれた。
友だちにお勧め料理を何点か聞いて、
その中から選ぶ。
彼女が特にオススメと教えてくれたのは、
” 北京ダック ” と ” 小籠包 ”。
さっそく その 2 点と
海老、角煮、焼き飯にした。
初めに小籠包が出てきた。
メニューではしゅうまいの中にあるが、
何点かあるしゅうまいの中でも
これが美味しいという。
食べると中から熱いスープが出てきた。
ここで ” 小籠包 ” と書いているが、
メニューでは他の名前だったので、
このとき私達は小籠包とは知らなかった。
れんげがついていたので、私は小籠包かな?
と思い、一口では食べなかったのだが・・・。
娘は口に入れた途端、「アチッ」
出すわけにもいかず、
食べたあと、すぐに水を飲んでいた。
思わず笑ってしまった。
そりゃ、熱いよね~。
娘は私を睨んでいた。
「なんで言ってくれなかったの?」
とでも言いたそうな顔。
でもそうかな?と思っただけで、
確実じゃなかったからね。
それにその前に、あなたはもう食べてたし・・・。
とても美味しかったから、
よかったじゃない!
そして次に来たのがまず海老。
大きな海老がゴロゴロと入っている。
少し遅れて運ばれてきたのが、北京ダック。
よく見ると、店の奥に北京ダックが
いくつもぶら下がっている。
シドニーの街を歩いていると
このような光景をよく見かける。
でも日本のような高級なイメージはないのだろう。
それほど高い~!という値段でもなく、
テイクアウトで買っていく人もいる。
ふつう北京ダックというと
皮が美味なのだが、
ここでは肉は皮つきのまま焼かれていた。
たぶん北京風なのだろう。
一皿に北京ダックときゅうり。
せいろには北京ダックを包む
カオヤーピン。
それにタレが運ばれてきた。
少なく感じたが、けっこうお腹にたまる。
その後は角煮が 4 つ。
大きな角煮だったが、箸で分けることができた。
ただ他のテーブルを見ると
箸を両手に持って、肉をちぎるように
切っている人もいたが・・・。
このレストラン、
お客はアジア系だけではなかったが、
すべてのお客は器用に箸で食べていた。
テーブルの上に置いてあるのは、箸だけ。
お料理についてくるナイフとフォークは
サーバーの代わり。
言えばフォークとナイフはくれると思うのだが、
私が見た限り、フォークとナイフを使って
食べている人はいなかった。
どちらかというと、お値段もいいし、
高級レストランという感じ。
ここに来る人は、
箸が使えることを前提にくるのだろうか。
そして角煮と一緒に焼き飯も運ばれてきた。
私達は 1 人前だったが、
前にもけっこう食べているので、じゅうぶんな量。
ふと隣のテーブルを見ると、
カップルも焼き飯を注文していた。
多分 2 人分頼んだのだろうけれど、
私達の 1 人前より、ちょっと多い程度。
私達の 2 倍の量ではなかったと思う。
以前 中華料理のコックが教えてくれたのだが、
焼きそばや焼き飯は、1 人前を注文するのが
一番賢いそうだ。
2 人前、3 人前となると、
一人分の量はちょっと少なくなるらしい。
すべてのレストランがそうだとは言えないが、
このときに、そのコックの言葉を思い出した。
食事が終わって帰ろうとすると
娘の友達がやってきた。
この彼女の仕事ぶりを見ていたのだが、
よくこの細い腕で、そんなに持てるな~と
感心するほど、一度に何枚もお皿を運んでいく。
外に出ると雨が降っていた。
娘に次のスケジュールを聞くと、
タイ式マッサージに行くという。
路面電車に乗っていくことも考えたが、
お腹も膨れているし、
時間も余裕があるので歩いていくことにした。
雨の中、傘をさして
娘のいきつけのところに向かう。
その途中、たくさんの人が
車を前に写真を撮っていた。
この車、どこかで見たような・・・。
写真を撮ってから後ろを見たら、
シンデレラの馬車。
今年はディズニー 100 周年だそう。
歩いたおかげで、これらを見ることができた。
タイ式マッサージでゴリゴリと
ここは娘はよく行っているようだが、私は初めて。
シドニーの街中には
至る所にタイ式マッサージの看板を見る。
娘がいうにはやはりマッサージ師は
選ばないといけないようだ。
そこは、知り合いからすすめられたそうで、
今では担当者を決めているそうだ。
ただ最近、娘の休みは水曜日が多い。
その担当者の休みが水曜日になっているため、
しばらく行っていなかったらしい。
ただ昨日は、
マッサージに行きたくなったらしく、
他の人が施術をおこなった。
娘の隣の台に横になる。
どの部分を主にマッサージしてほしいか
聞かれたので、足を重点的にしてもらった。
じつは 3 年ぐらい前から、足に謎の痛みが走る。
足の脛に痛みが走るのだ。
その上常に、つま先をグッと掴まれている感覚がある。
それも左足だけ。
椎間板ヘルニアがあるので、
そこから来ているのかもしれないが、
日本に行ったときに病院で調べてもらったが
原因不明。
もちろんこちらの医者にも行ったが、
原因はわからない。
ただネットで調べたら
思い当たることがあった。
ここに書くのはちょっと恥ずかしいのだけれど、
「急性アルコール筋症」かな?と・・・
これは、アルコールによって
筋繊維が破壊されるために起こるらしい。
3 年前に日本に行ったとき。
2 日ほどほとんど寝ておらず、疲れてもいた。
久々に日本のビールを飲めるということで
コンビニでビールを購入。
多分缶入りビール 5 本ぐらい。
もちろん一気ではなかったのだが、
すべて飲んでしまった。
その後、起きたら足に激痛が・・・
まるで肉離れをしたときと同じ痛さ。
もしかしたらもっと痛かったかも・・・。
しばらく続いていたのだけれど、
病院に行ったときはほとんど落ち着いていて、
検査をしても原因不明。
それからはアルコールを飲まなくても
痛くなることがある。
「急性アルコール筋症」かどうか
確かではありません。
でもこれは本当に痛い!
激痛といってもいいほど。
お酒を飲みすぎる人はくれぐれも
気をつけてください。
一旦これにかかると治らないようです。
私は今はあまりアルコールは飲みませんが、
それでも痛くなることがよくあるので・・・。
話しを元に戻します。
それが去年モロッコのハマムで
マッサージを受けたら、
あれだけ痺れていた足なのに
痺れがいっさいなくなった。
これにはびっくり。
このままなくなってくれたらと
思っていたのだけれど。
翌日になったら、
また痺れは出てきた。
オイルマッサージとスパが
よかったのかもしれない。
だから、もしかしたら
タイ式マッサージも効くかもしれない。
そう思ったのだけれど、残念ながら
足には効かなかったみたい。
でもタイ式マッサージ。
最初はマッサージ師も
手加減がわからないから強く押すでしょ。
けっこう痛かった。
しばらくすると
加減がわかって調整してくれるから
気持ちいいけれど、
そう何回も通おうとは思わなかった。
ただ肩のゴリゴリはけっこうしつこく
ほぐしてくれたので肩こりがなくなった。
娘は私より強めにやってもらったそう。
それだけ凝っていたんだね。
でも、毎日何人に
施術をおこなうのか知らないけれど、
けっこう力を使う仕事。
これもたいへん。
昨日に続き、今日も涼しい。
昨日は雨が降っていたせいで気温は19度。
街の中ではダウンを着ている人もいた。
寒がりの私でも、まだダウンは早いと思うけれど、
もう夏も終わりに近いのでしょう。