オペラハウスからロックスに
昨日の続きです。
オペラハウスから、ロックスに。
ロックス(The Rocks)をネットで
調べてみると、このように書かれていた。
ヨーロッパの入植者が 1788 年に
上陸を決意した場所として、
ザ・ロックスは『近代シドニーの誕生の地』
と考えられています。
【参照元 jp.sydney.com】
ロックスはこの前娘と訪れたところだが、
その時にはマーケットは出ていなかった。
土、日曜日には、
” ロックスマーケット ” が開かれる。
このマーケットは 200 店以上の
露店が並び、有名なマーケットとのこと。
そこでさっそく行ってみた。
オペラハウスからサーキュリーキーに戻り、
そこからは歩いてすぐ。
ロックスマーケットに通じる道は
すぐにわかった。
大勢の人が同じ方向に進んでいるし、
警官が横断歩道で交通整理をしていたから。
ロックスに入ると両側には
レストランやバーが並んでおり、
どこもいっぱい。
テーブルを囲んで、皆楽しそうに
飲んだり食べたりしている。
ロックスマーケット
ロックス自体はそれほど大きくない。
しばらく歩くと ” ロックスセンター ” があった。

中に入るとお店が並んでいたが、
どちらかというとひっそりしている。
ただ一角だけ、人だかりができていた。
行ってみるとキャンディーのお店。
かわいい包みのキャンディーがたくさん
並んでいた。
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そして人だかりの前は、
職員さんが、手作りのキャンディー棒を切っていた。
それがとても早い。
それでもひとつひとつの大きさは
あまり変わらないのだろう。
さすがプロ!

私はキャンディーは食べないので
見ただけで終わりだったが・・・。
センターを出てしばらく歩くと
露天が並んでいた。
見るとお土産やアクセサリー、衣類が多い。
それらを見ながら進むと
三角屋根のテントが一列に並んでいる。
これが有名なロックスマーケットだろう。

この中には数多くの露店が所狭しと並んでいる。
テントの中は大勢の人がいて
活気に溢れていた。
アクセサリー、エッセンシャルオイル、
オーストラリアのお土産、デッサン
などが並んでいた。
そのテントを抜けると、
テイクアウト用の軽食の店が並んでいる。
フレッシュジュース、トルコのサンドイッチ
パエリア、バーベキュー、ピザ、
クレープ、他
お腹もすいていたので、
トルコの平たいパンに
スピナッチ(ほうれん草)とチーズを
挟んだものを買った。
値段は13AUD(1185円)。
高いね。

注文してからその場で焼いて
作ってくれる。
そばにいくつか椅子やテーブルがあったが
すべていっぱい。
他の人と同じように、そばの芝生に行き
そこで座って食べた。
ちょっと塩気が足りない気がしたが、
まあまあだったと思う。
お腹が膨れたら、今度は喉がかわいた。
フレッシュジュースやアイスクリームが
売っていたが、けっこう高い。
観光地だから仕方ない。
だからそれらを諦めて、一番飲みたい
ビールを飲むことにした。
マーケットを抜けて、ロックスの入り口まで戻る。
そこにはバーが何軒か並んでいたから。
テラスに座りたかったのだが、
日陰は埋まっている。
日向はさすがに暑くて、誰も座っていない。
そこからしばらく歩いていると、
とても賑やかなパブがあった。
ロックスについて調べていた時に
2 軒のパブが、
「ロックスで一番古いのはうちだよ!」と
争っているというのを読んだことがある。
もしかしてここがそうかな?と思ったけれど、
中は狭いのか、人でいっぱい。
とても入れるような感じではなかった。
テラスもあるが、そこもいっぱい。
結局、横目で見ながらそこは通り過ぎてしまった。
あとで戻ってきた時に、記念のため
写真だけは撮っておいた。

しばらく歩くと、ちょっとした小道があった。
両側に店らしきものが並んでいるが、
すべて閉まっている。
長い間 開いていないような感じのところもある。
その中で一件だけレストランがあったけれど
夜だけのようだ。
ここは通る人もほとんどいなかったけれど、
ちょっと街と違う雰囲気のところだった。
そこを出てしばらく歩くと
パブがあった。
もう喉の渇きも最高に達していたので、
近くのパブに入る。
ビールを注文して受け取り、
テラスを見ると、木製の長テーブルに
男性がひとりで座っている。
そこに座っていいか聞いたら
承諾してくれたので、そこに腰をおろす。
とても喉が渇いていたので
ビールが美味しい。
その人が話かけてきたのだが
よくわからなかったので、
一言、二言で終わってしまった。
しばらくスマホを見たり
周りを見ていたら、その男性が
「注文しにいくので、荷物を見ててくれるか?」
と聞いてきた。
もちろん承諾したのだが、
この男性、貴重品が入っているだろうと
思われる小さなバッグまで置いていった。
これにはいささか焦ってしまった。
なぜかと言うと、その男性が座っていたのは
歩道側。
バッグがテーブルの上に置きっぱなし。
誰かが通りすがりに持っていくことは
充分可能。
かといって、人の荷物を勝手に自分のほうに
引き寄せることもできない。
その男性が戻ってくるまで、
5 分はかかっていなかったと思うけれど、
気が気ではなかった。
ここでは混んでいるところでも
スリなどはいないのだろうか。
娘も去年帰ってきた時に
バッグの口を閉めないで歩いていたので
注意したことが何回もある。
フランスでは、しっかり閉めておかないと
いつスリにあうかわからない。
テラスに座っている時でも
私は、バッグは背もたれにはかけない。
取られてからでは遅いからだ。
以前観光客相手の仕事をしていたが、
その時の教訓から、学んだこと。
シドニーではそんな心配はないかもしれないが、
その感覚で他の国に行ったら危ない。
じっさい娘は去年、盗難にあっている。
夜、車の中にバッグを置いて
ほんのちょっとだからと車を離れたすきに
窓ガラスを割られ盗まれてしまった。
ほんのちょっと気の緩みで
お金や大事なものを盗まれ、車の窓も壊され
警察に行ったり、時間的ロスも、
という結果になってしまった。
私はシドニーが安全とはわかっていても
やはり今までの癖で安全管理は変わらない。
またフランスに帰るのだから、
気を抜く癖がついたら危ない。
その後、パブを出てまたサーキュリーキーまで
戻り、あらためて豪華客船を見る。

いつかこんな客船に乗って旅をしてみたいものだ。
そう思いながら、帰路についた。
コメント
ロックスは私も大好きな場所です♪
そして、シドニーでもスリや置き引きは頻繁にあります。車泥棒や空き巣泥棒も。
その男性は他国からの観光客だったのでしょうかねぇ?
Lucaさん
そうなんですか!!!
シドニーを歩いていて、「ドロボウー」という声を聞いたことないので
ここは安全なのかと思っていました。
やっぱりいるんですね。ということは私もその男性も運がよかったのだとほっとしています。
「荷物を見ていて」と言われて、本当に気が気ではありませんでした。
盗られた場合、私の責任ではないにしても、後味が悪いし。
これからこのように言われたら、バッグは自分で持っていくように伝えます。
いつもコメント、ありがとうございます。とても嬉しいです!