頭皮に良し、髪にも良し!
「髪にハリやコシがなくなってきた」
「最近、薄くなってきた」
このような悩みをお持ちの方、
いらっしゃると思います。
私は若い頃は、ヘアサロンに行っても
「髪の毛、多いですね」と言われるぐらい
だったのですが、最近はボリュームが
感じられません。
すると、やはりペチャンとしてしまうんです。
ドライヤーを髪の根元にあてたり工夫を
していますが、しばらくすると・・・。
なんとかならないものかと思っていたところ、
はちみつが頭皮と髪の毛にとてもいい
ことがわかりました。
お察しのとおり、タイトルの〇〇〇〇は、
“はちみつ” です。
「はちみつ」は、抜け毛予防や頭皮を健康に
保つのに効果がある食品の1つとされている
のをご存じでしょうか?
今日は、はちみつに含まれる成分にはどんな
効果があるのか、はちみつを使った薄毛予防、
育毛についてご紹介したいと思います。
はちみつの起源は、実に 7000年 ~ 8000 年
ほど前にさかのぼります。
「”クレオパトラ” もはちみつを使っていた」
と言われています。
はちみつの主な成分は、糖・有機酸・酵素
ビタミン・ミネラル・アミノ酸・ポリフェノール
などです。
どうして薄毛になるのか?その予防法は?
最近、薄毛が気になるという方。
加齢と共に急速に薄毛が進んでしまう
原因のひとつとして、頭皮の血行が悪い
ということがあげられます。
頭皮の中には、ひじょうに多くの毛細血管が
張り巡らされています。
でも歳をとると血管も老化していきます。
また悪玉コレステロールなどにより、
頭皮への血流が阻害されてしまうのです。
そこで “はちみつ” の出番です。
はちみつには “コリン”という成分が含まれており、
これが細くなった毛細血管を広げてくれます。
血管が広がれば、頭皮にきちんと酸素や栄養が
行き届くようになるのです。
また髪の毛の材料となるのは “ケラチン”です。
ケラチンというのは、タンパク質の一種。
ケラチンを合成するには、頭皮にアミノ酸を
たっぷり供給してあげなければなりません。
そこではちみつを食べて、細くなった血管が
広がれば、頭皮にたっぷりのアミノ酸が
供給されるのです。
またはちみつには、発毛を促進するミネラル
亜鉛が含まれています。
亜鉛は、頭皮のケラチンを合成する働きを
しています。
ですからはちみつを食べるということは、
髪の毛の原材料となるケラチンを作り、
髪の毛の生成まで促すことになるのです。
また最近では、はちみつに含まれる
マグネシウムにも発毛促進の作用があると
言われています。
またはちみつには、多くのビタミンが
含まれています。
- ビタミンB
頭皮の細胞を守る - ビタミン3、ビタミンB 7
血行促進作用 - ビタミンB 9
頭皮環境を整える
このようにはちみつには薄毛を予防して、
髪をふさふさにしてくれるビタミンが多く
含まれています。
また髪の毛には、「ヘアサイクル」という
ものがあります。
ヘアサイクルとは、髪が生えて抜け落ち、
再び生えてくる周期のことです。
ヘアサイクルは、 3つの段階に分かれています。
【成長期】
髪が成長する段階。
成長期の髪は全体の 85 ~ 90 %とされて
います。
また、髪は 1 日 0.3 ~ 0.4 mm成長し、
1 年で約 15 cm伸びます。
【退行期】
成長期の次の段階です。
この時期は、毛乳頭細胞が毛母細胞から離れます。
離れることで指令や栄養の供給が弱まり、
髪の成長が遅くなります。
退行期は 2 ~ 3 週間で、髪全体の約 1 %を占めます。
【休止期】
髪の成長が完全に止まった状態です。
2 ~ 3 ヶ月続くとされており、休止期の髪が
占める割合は全体の 10 ~ 20 %です。
ヘアサイクルは、毛 1 本ずつ異なります。
男性が 3 ~ 5 年、女性が 4 ~ 6 年が
1 サイクルといわれています。
でもストレスや栄養不足により、ヘアサイクル
も乱れます。
すると、女性の場合ですと、髪が次第に
弱々しくなったり、
男性の場合ですと、髪が成長しないまま、
抜けてしまったりするのです。
ですから、はちみつを食べて、頭皮の血管を
広げましょう。
はちみつには、頭皮にたいせつなケラチン
合成に役立つ、多くのアミノ酸が含まれています。
そのうえ、はちみつに豊富に含まれている
ポリフェノールには、抗酸化作用があります。
頭皮が酸化すると、赤みや痒み・ニオイと
いった頭皮トラブルを引き起こし、抜け毛や
薄毛のリスクを高めることに繋がりかねません。
ポリフェノールは頭皮の酸化を防いでくれる
ため、頭皮環境を整えて抜け毛や薄毛を改善
する効果が期待できます。
食べてはいけない “はちみつ” とは?
このようにはちみつは、ミネラルが豊富で
ぜひとも食べたいものです。
ただこれらの効果は、“本物のはちみつ”を
食べたときの効果です。
残念なことに、現在、”偽物ハチミツ” が
多く売られています。
“偽物のはちみつ”を食べると、どんどん
太ってしまったり、そのうえ栄養効果は
ありません。
上記の効果を得るには、ぜひ、
“純粋はちみつ” をお選びください。
はちみつには、
- 純粋はちみつ
天然のはちみつ - 精製はちみつ
雑菌を殺すために、最終段階で熱処理。
そのため、効果が減少する。 - 加糖はちみつ
糖分を加えてある。
ひじょうに安価ですが、水あめと変わりません。
と、3種類ありますが、この中で選ぶのは、
“純粋はちみつ” です。
今から、純粋はちみつの選び方を
ご紹介しますね。
- 色は不透明
花の種類や採蜜時期にもよりますが、一般的
に本物の蜂蜜は透明ではありません。 - 結晶化する
本物の蜂蜜は、時間の経過にともなって、
結晶し固まります。
冬期などは、乳白色に固まってしまうのが普通です。 - 粘り気
本物の蜂蜜は密度が高いため、粘り気があります。
そのため、瓶を傾けると移動に時間がかかります。
でも糖類を混ぜたものは、粘り気はありませんので、
スムーズに移動します。 - 冷水にはちみつを入れる
コップの中に冷水を入れ、その中に
大さじ 1 杯の蜂蜜を入れて混ぜます。
本物の蜂蜜は水に溶けにくいので、
水に落としたときに、塊のまま沈殿します。
蜂蜜が簡単に溶けるようなら、混ざりもの
である可能性が高いです。
現在日本で流通している蜂蜜の 95 %が輸入品
で、そのうち 73 %が中国産です。
中国産のはちみつが絶対に悪いわけではあり
ませんが、近年問題になっている空気汚染や
残留農薬、中国産の食品の信頼性が薄れて
いることを考えると、避けたほうがいい気がします。
輸入品でしたら、ニュージーランド産の
はちみつがおすすめです。
ニュージーランドは、品質基準が厳しい
ため、ニュージーランド産のはちみつは、
比較的安全性が高いと言えます。
でも一番安心できるのは、やはり
『国産はちみつ』でしょう。
・さっぱりしたはちみつがお好きな人に。
国産はちみつは、外国産に比べて水分含有
率が高いです。
国際規格では水分含有が 20 %と定めら
れています。
ただ日本国内の規格では 22 %となっています。
ですから国産のはちみつの方が水分量が多く、
なめらかでさっぱりしています。
・非加熱製品が主流
日本国内で採蜜されている良質なはちみつ
は、採れたてを漉してから、加熱処理せず
に瓶詰めします。
伝統的な製法を継承している老舗の養蜂場で
は、非加熱製品が主流。
添加物が含まれていないため、はちみつ
本来の味と栄養が保たれます。
天然のはちみつは、「非加熱」と表示されています。
純粋はちみつは甘さの奥行きが深く、香りが
あります。
また、後味がすっきりしているのが特徴です。
さて、お値段ですが、
非加熱の純粋国産はちみつの平均的な価格は、
500 gで 2,500 円~3,000 円です。
生産規模や花の品種によって変動しますが、
これが相場です。
安価なはちみつは、水あめや人工甘味料が
加えられていたり、成分調整によって風味が
落ちていたり、加熱によって栄養素が失わ
れていたりしています。
買う必要性はないですね。
はちみつがからだにいいといっても、
飲むわけではありません。
1 日に大匙 2 杯が適量です。
育毛剤やら高価なヘアケア製品よりも
安いです。
はちみつは髪だけでなく健康にも
いいものです。
今日から、是非生活の一部として取り入れて
みてはいかがでしょうか。
最後に注意点として、
・1 歳未満の乳児には与えない
1歳未満の赤ちゃんには、
ハチミツが入った飲料・お菓子などの食品は
与えないようにしましょう。
“乳児ボツリヌス症”にかかることがあります。
ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や
調理では死にません。
・加熱
はちみつ中の成分でビタミンや酵素などは、
長時間の加熱や、60 度以上の高温に弱い
ので、加熱している最中に入れず、冷めて
から入れるなど、工夫をしましょう。
はちみつには、まだまださまざまな効果が
あります。
次回は、“はちみつの若返り効果” について
ご紹介したいと思います。
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