怖い『腸冷え』
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あなたは今、特に原因がないのに、下記の
ような症状や不調を抱えていませんか。
・疲れやすい
・倦怠感
・下痢や便秘
・手足が冷たい
このような症状があったら、それは腸の冷え
が原因かもしれません。
腸の冷えを改善すると、ダイエットにも
効果あり。
大腸ガンや生活習慣病の予防にもなります。
現在、“潰瘍性大腸炎” や“クローン病” など、
深刻な腸の病気にかかる人が増加しています。
腸にとってよい食事を取っていても、冷えに
よって腸の働きが悪くなっていれば、望む
ような効果はでません。
腸は数ある臓器の中でも、冷えの影響を受け
やすい臓器です。
腸が冷えると、どのような弊害があるのでしょう。
- 肩こり
- 片頭痛
- 不眠
- 食欲不振
- 免疫機能の低下
- 自律神経のアンバランス
このようなことから、消化不良や下痢を起こ
しやすくなったり、臭いおならがでることも
あります。
そのうえ代謝が低下することから、内臓脂肪が
つきやすくなったりします。
そしてさらに冷えが慢性化すると、不眠や
イライラが生じやすくなり、腸が冷えたまま
だと太りやすくなる可能性もあります。
この中でも、免疫力と自律神経は、私達の
からだにとって、特に重要な働きをします。
免疫とは、外部から体内に入ってきた、ガン細胞、
細菌、ウイルスから守ってくれる自己防衛システムです。
これが機能しないと、
- 感染症にかかりやすくなる
- 病気が重症化する
- アレルギー症にかかりやすくなる
- ガンが発症しやすくなる
現在、インフルエンザや感染症が流行しています。
免疫力が低いと、これらに感染するリスクが
高くなります。
そして、自律神経は、生きるために必要な
体のいろいろな働きをコントロールしています。
自律神経には、“交感神経”と“副交感神経”
の2つがあります。
『交感神経』は、
- 血圧を上昇させる
- 心拍数を上げる
- 筋肉を緊張させる
- 発汗を促進させる
などが代表的な働きです。
『副交感神経』は、休息やリラックスするとき
に働く神経です。
この交感神経と副交感神経は、シーソーの
ように互いにバランスを取りつつ、身体の
機能をつかさどっているのです。
このバランスが崩れてしまった状態が
「自律神経失調症」です。
「自立神経失調症」の最も多い症状としては、
- 疲れやすい
- 微熱
- 倦怠感や疲労感
- 力が入らない
- 不眠
- 大量の発汗や冷や汗
- 震え
これらが、あげられます。
腸は代謝の要です。
腸には “小腸” と “大腸” があり、小腸では
食べ物が「消化・吸収」され、その後、
老廃物は大腸の中を通り、体外へ便として
排出されます。
腸が冷えると、これらの働きが低下してし
まい、その結果 便秘になります。
消化・吸収を担う小腸、排泄の役割を担う
大腸が停滞すると、その結果 からだ全体の
不調に繋がるわけです。
男性にもある「腸冷え」、それからくる症状とは
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冷えというと、一般的には女性特有と
思われていましたが、最近は冷えを訴える
男性も増えてきました。
中高年の男性が多いようです。
そこで、なぜ手足が冷えるかご存じですか。
じつは手足が冷える理由は、臓器を守るためなんです。
腸が冷えると、臓器の機能をさせるのに
十分な熱が、足りなくなります。
その場合は、腹部の血流を増やそうと、
交感神経が働き、腹部から遠い手足の神経を
収縮させます。
すると、腹部の血流が増える代わりに手足の
血流が減るため、からだの末端に冷えが生じるのです。
また私達は、毎日の生活からも冷えを招い
ています。
例をあげてみますと、
- 入浴はせず、シャワーだけ
- 腕や足、腹部を露出する服が多い
- ビールなど、冷たいお酒を毎日の
ように飲んでいる - 夏はクーラーの聞いた部屋に長時間いる
- 運動や活動的なことが好きではない
- 野菜やくだものはあまり食べない
このような生活をしていると、腸の活動が
鈍くなります。
便秘になると、本来スムーズに排出される
はずの老廃物や有害物質が体内に長く留まる
ことで、ニキビ、肌荒れ、倦怠感が起こり
やすくなります。
そのうえ有害物質が大腸に留まることで
大腸がんの発生リスクが高くなります。
2021 年の『がん死亡数の順位』で、
大腸ガンは、
・女性 1位
・男性 2位
となっています。
大腸がんが発生しやすい部位は、有害物質
が溜まりやすい “直腸” と “S字結腸” です。
そして腸内の状態は、肥満にも深く関係して
います。
腸内には、”腸内フローラ” という腸内細菌
がいます。
腸内細菌には、「太らせ菌」と「痩せ菌」が
あります。
ワシントン大学の研究では、
太ったマウスの「太らせ菌」を、痩せた
マウスに移植すると、痩せたマウスも太り
やすくなったという実験結果が出ています。
でも、腸内の働きが活発になれば、痩せ菌が
活発化するのです。
また小腸からは、“インクレチン” という
物質が分泌されています。
“インクレチン” は、食後など、血糖値が
上がらないように調節しているホルモンです。
血糖値が高いときのみ、インスリン分泌を
促進するため、低血糖が起きにくいのが特徴です。
また腸が冷えると、女性は便秘になりがち
ですが、男性は下痢になります。
男性の場合、腰痛や勃起不全(ED)も
冷えが原因となっていることが多いようです。
『腸冷え』を解消するには・・・
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便秘解消ということで、下剤を用いる人が
多くいますが、大黄やセンナ、アロエなどが
含まれたアントラキノン系の刺激性便秘薬は
長期服用は避けたほうがいいです。
これらを長期服用していると、大腸メラ
ノーシス(色素沈着で大腸が黒くなってしま
う状態)になり、神経細胞が減少して、腸の
動きが鈍くなります。
その結果、便秘の症状が悪化してしまい、
便秘が慢性化してしまうこともあります。
もし便秘が慢性化していたら、非刺激性
便秘薬の、”酸化マグネシウム便秘薬” に
切り替えるほうがよいでしょう。
腸内環境を改善すると、花粉症などを軽減
することも可能です。
腸内に善玉菌の腸内フローラを持つ人は、
アレルギー疾患にかかりにくい傾向がある
ことも判明しています。
このようなことから、腸は温めたほうが
いいのです。
腸を温めると、
1. 免疫力アップ
腸を温めると、白血球が活発になります。
白血球が活発になれば、免疫力があがります。
体温が高いほうが、白血球の働きを高める
ことができるのです。
健康的な人の平熱は、36.5 ~ 37.1 度と
言われています。
風邪をひくと、38 度ぐらいまで熱が出るこ
とがありますね。
これは白血球が、本来の力を発揮できる環境に
なったためです。
熱があがるとウイルスは弱くなり、逆に白血球は
強くなります。
そのため、脳が体温をあげるよう、指令を
出しているのです。
ですからこのときに薬を飲んで、体温を下げ
てしまうのは “逆効果になってしまう” のです。
とはいっても、39 度を超えるような高熱は
別です。
そのようなときは、すぐに医者に行って対処
してもらってください。
38 度~ 38.5 度くらいなら、頭や首を冷やす
ぐらいで、自分の体の免疫力を低下させない
ようにしたほうがいいです。
2. 便秘&下痢の改善
腸を温めることで腸の機能が向上し、老廃物
排出の促進につながります。
冷えによる下痢が緩和されるだけでなく、
便秘にも効果を発揮します。
老廃物の蓄積が無くなりますので、大腸
ガンの予防になります。
また、体温が 1℃上昇すると、基礎代謝が
10 ~13% 程アップするといわれています。
脂肪を効率よく燃焼できる身体になり、
ダイエット効果も期待できます。
お腹を温めると、免疫力と体温がアップします。
その結果、さまざまな感染症にかかるリスク
が減り、重症化、死亡リスクも減ります。
腸内環境が改善されることで、生活習慣病の
予防にもつながるのです。
「でも、どうやって腸を暖めるの?」
と思いますよね。
腸を暖める最高の道具は、『腹巻』です。
腹巻はいつでもどこでも、することができま
すし、見た目にもわかりません。
ただ「1 日腹巻をしているのは抵抗がある」と
いう方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、寝るときだけでも効果があります。
通常私達の体温は、寝ているときが一番
下がります。
就寝中は脳やからだを休ませるために、
代謝量が減るからです。
免疫力は、体温が 1℃ 下がると 30% 低下し、
逆に 1℃ 上がると最大 5 ~ 6 倍アップする
ともいわれています。
ですから免疫力が下がってしまう就寝中に、
お腹を暖めておくのが重要になってくるのです。
『腹巻』といっても、いろいろありますね。
いちばん良いのは、長くつけていても
不快に感じないもの。
そして重要なのは、伸縮性です。
キツすぎると、お腹を締めすぎてしまい、
内臓の血流悪化につながります。
またたそうなると、寝にくいですので、
最初はゆったりした腹巻からお試しに
なるのが良いかと思います。
また、大は小を兼ねるといいます。
広範囲を暖められるように、ある程度
長さがあるほうがよろしいでしょう。
最低でも 25 ㎝は、あるものがおススメです。
次におススメするのは、ドリンクです。
『シナモン・ジンジャーティー』
用意するもの
・シナモンパウダー(小さじ2分の1)
・チューブ入りおろショウガ(5ミリ程度)
・オリゴ糖(小さじ1)
これらをカップに入れ、250 mlのお湯を
注ぎ、混ぜるだけです。
『シナモン・ジンジャーティー』は、
上昇した体温を長く維持する効果があります。
シナモンは、【セイロン産のシナモン】を
おススメします。
シナモンの効能や選び方については、こちら
に書いておりますので、ぜひご覧ください。
他には “甘酒” や “ココア” もおススメです。
甘酒は麹でも酒粕でも、どちらも同じ効果が
あります。
注意点としては、糖分が含まれているので、
血糖値の上昇を防ぐためにも、空腹時ではなく
食後がおススメです。
ぜひ『腸の温活』をお試しになってみてください。
体調がよくなり、今まで不快だった便秘などが
なくなりますよ。
”Amazon” で書籍を出版しています。
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