日本で多く使われているこの農薬、欧州では使用禁止

ネオニコチノイド系殺虫剤とは

『ネオニコチノイド系殺虫剤』、お聞きに
なられた方も多いと思います。

以前、世界中で問題になったミツバチ大量死
このときに、このネオニコチノイド系農薬
が問題に
なりました。




なぜ、この農薬の話になったかというと、
昨日ある記事を読んでいたら、「リンゴの
皮には、たくさんのメリットがあるので
捨てるのは勿体ない」
と書かれていました。

確かにリンゴの皮には、便秘解消や、血糖
値の急上昇を防ぐ
、さらにコレステロールを
下げる作用
もあります。


ただリンゴの皮には、たくさんの残留農薬が
残って
います。
よく水洗いすれば、ほとんどは落ちると
言われていますが・・・。


以前うちのムッシューは、スイスのリンゴ
農家でアルバイトをしていました。

スイスのリンゴは日本のように、とても
きれいなリンゴが多いです。
フランスのように、いびつなリンゴは
店頭には置きません。

でもそのためなのか、ムッシューが言うには
「農薬をかける頻度がとても多い」とのこと。

「あれを見たら、いくら洗ったとしても
りんごの皮は食べる気がしない」と言っていました。

私もそれを聞いてから、りんごの皮は多少
厚く剝くようにしています。

不器用なので、薄く剥くのは苦手。(;^_^A


「でも、それならオーガニックは?」と
思ったのですが、オーガニックの野菜や
くだものでも「皮まで食べて大丈夫か?」と
言われると、これも 100% 安心とは言えないような・・・。

オーガニックのバナナの皮は、顔に塗って
いますが、食べるわけではないので。(汗)


フランスで売られているオーガニックの
野菜やくだものは、外国産も多いです。

そうするとその国によって農薬の規制が
違う
んですよね。
フランスでは規制されている農薬でも、その
国では使われていることもあります。

また旅行に行った人から、「無農薬の農地
と、農薬を撒いた農地が隣合わせだった」

いうことも聞いたことがあります。


「それなら、安心できるフランス産を
買えば?」と思うかもしれませんが、
フランス産は高いのです。


そのようなことから、農薬について調べて
いたら、この“ネオニコチノイド系農薬”
行きつきました。


この “ネオニコチノイド系殺虫剤の利点”は、

  • 昆虫の神経伝達を阻害することで殺虫。
    活性を発現し、適用できる害虫の種類が広い。

  • 浸透性が強いため、使用回数が減る。

ということから、一時は世界中で使われていた
農薬です。


でもフランスとヨーロッパでは、2018 年
から、ネオニコチノイド系薬剤は禁止されています。

一時テンサイにだけ、例外として使われた
ことがあったのですが、その後、例外は
認められないということで、全面禁止になりました。

それが、日本では許可されているのですね。
それも一番多く使われている農薬だとか。
なぜなのでしょう。



研究結果がすべて違う


日本がこのネオニコチノイド系農薬を
許可しているのは、「農民保護」というのが
あるのではないかと思います。


フランスで2018 年に使用禁止になった
とき
は、農業関連の団体や一部の農業関係
者からは反対意見があがりました


彼らは、この禁止が作物の保護に不可欠な
農薬の使用を制限し、農業生産性や収益性に
悪影響を及ぼすと主張しました。

現在の農民のデモを見てもおわかりいただ
けるように、もちろんあちこちでデモが
行われましたよ。

ただ一方で環境保護団体や一部の科学者
一般市民から禁止にするべきという声が
あがりました。

ネオニコチノイド系農薬が、ハチなどの重要
な昆虫に有害であるという科学的な証拠が
あり、その使用を制限することの重要性が
強調されたのです。

その結果、この農薬は使用禁止となったのです。


ただ日本では、この研究結果に違いがあるようです。

例えば、胎児への影響

  • 農薬の母子間移行はない

    母親の妊娠中のネオニコチノイド系
    農薬等ばく露と、4 歳までの子どもの
    発達指標との間には、統計学的な関連は
    見られなかった。

    『国立環境研究所』

  • 農薬は母子間移行する

    母親が日常摂取しているこの農薬の
    ほぼすべてが、あっという間に胎盤を
    通過して胎児に移行する。

    赤ちゃん約 1000 人のオムツから、
    高率にネオニコが検出された。


    『JAPAニュース』


どちらも研究の結果です。
研究の仕方によって、違ってくるのでしょう。


フランスの考え方は、「安全性に疑問がある
場合は、使用を制限または禁止する」

のようです。

この方が、私達にとっては安心ですけどね。


ということで、リンゴの皮ですが、
食べるか食べないか迷っています。

たぶん、現状維持、皮はこの先も食べない
と思いますが・・・。




【引用元】
nies.go.jp kokumin-kaigi.org





”Amazon” で書籍を出版しています。
「Unlimited会員様」は、すべて無料
お読みいただけます。

書籍紹介

『Kindle Unlimited』に登録すると、

・初回 30 日間は 無料

・200 万冊以上の書籍が【読み放題】

無料期間が切れる前に解約すれば、
料金はいっさいかかりません。


どうぞ こちら からご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました