「もうろくした年寄り」と思われただろうな

言葉がでてこない

「この人、もうろくしてるのかな?」
このように思われたであろうことが、
最近 頻繁にあった。

日本に帰ってきて、あちこちに
問い合わせをすることが多かった。

そこで気づいたこと。
言葉が出てこない。

年寄りの会話でも
「ほら、あれよ、何て言ったっけ?」
なんてことはよく聞く話だが、
ちょっと度を越していた。

たとえば、昨日のブログで書いた
ゆうちょのカスタマーセンターに
電話をかけたとき。

「認証アプリ」のことを話して
いたのだが、認証=確認と
頭の中で変換されていて、
「認証」という言葉は出てくるのだが
「確認」という言葉が出てこない。

そこで「本人認証」とか「本人だと
わかることができる書類」とか。
自分では頭を使って説明している
つもりなのだが、相手には通じない。

「本人確認書類が 3 つの方法しかない」
と言いたいのだが、肝心の
「本人確認書類」というのが出てこないのだ。
だから話が進まない。

たぶん電話の相手は、
「この人、もうろくしてるのか
それともボケが入っているのか?」
と思ったことだろう。

午後だったから疲れていたのか、
それぐらいわかるでしょ?と
いうこともあったけれど・・・。

ゆうちょアプリのことを
話していたとき。

「ゆうちょアプリは 3 つあるので

・ ゆうちょダイレクト

・ 認証アプリ

のほかに、もうひとつ
『ゆうちょアプリ』を入れるように
言われました」
と言ったところ、

「『ゆうちょアプリ』というのは
ありません」との返事。

そんなことはない。
それでまたしばらく、おかしな説明を
していたら、
「それは『ゆうちょ通帳アプリ』ですか?」
と聞かれた。

そう、そのアプリ。
でも・・・

3 つしかないアプリのうち、2 つの名前を
出しているのだから、残りは
『ゆうちょ通帳アプリ』とわからない?

ましてもうろくしていると思った
だろうから、もう少し気をきかせて
くれてもいいだろうに・・・。
なんて思ってしまった。

生年月日はすでに伝えてあるので
歳は知っているはず。


メールなら言葉が出てこないときは
それなりに調べられるのだが、
対面や電話だとそうもいかない。

それでも、対面ならなんとか笑って
ごまかせるが、電話だとそうも
いかないから、よけいに焦ってしまう。

日本語がおかしい


今になると、昔言われたことが
よくわかる。

私がヨーロッパに来たときのこと。
そのときはスイスのジュネーブに
いたのだが、日本語とフランス語を
混ぜて使う人が多かった。

その当時、私はフランス語は
よくわからなかったので、
なんで日本人同士で話しているのに
フランス語を混ぜて話すのか
理解に苦しんだ。

「『私はフランス語を話せるのよ!』
と自慢したいの?」
なんて思ったこともある。

ただしばらくしたら、その理由が
わかった。
単に日本語が出てこないだけだったのだ。

いつも使い慣れている言葉だと
日本語で会話をしていても、
フランス語のほうが先に出てきてしまう。

またその単語が日本語で出てこない。
これが一番の理由だろう。

だから向こうで生活しているときは
日本語が出てこないときは
フランス語で補っていたのだ。

長く住んでいればいるほど
この傾向がある。

なんて、恰好のいいことを言っているが
どちらの言葉も出てこないときが
けっこうあるのも事実。

出てこないというよりも
フランス語で何て言うのか
知らないし、肝心の日本語は
忘れている。

単に中途半端なだけ。


その昔、このように言われたことがある。
「ちゃんとした日本語を話すように
日頃から心がけていないと、日本語を
忘れてしまう」と。

その当時は、「まさか~!?」
と思っていた。

幼い頃にヨーロッパに越して
きた人ならともかく、
20 年以上日本語を使ってきたのに
忘れるなんて、考えられなかったから。

中途半端


でも・・・
今になるとよくわかる。

じっさい、むこうで日本人同士で
話していると、日本語の中に
フランス語が混じっている。

かといって、すべての人が
フランスがペラペラかというと
やはりそんなことはない。

フランス語がよく話せない人もいる。
私もまだ自分の子どもに間違いを
指摘されているし。

そんな私でも、フランス語が
日本人同士の会話の中に出てくるのだ。
会話をしている相手も同様。
それで会話が成り立っている。

そんな会話をしている人が
日本に来たら?

当然、日本語でその単語が出てこなくても、
フランス語には変換できない。
日本語で言わなければ、話が通じないから。

だからその単語を思い出そうとする。

その結果、なかなか話が進まず
相手からすると、「もうろくしてるのかな?」
「それともボケが入っているのかな?」
と思われてしまう。

言葉というのは、使わないと忘れる。
「母国語だし、生まれてからずっと
何十年も使っているから大丈夫」
と思っていたのだが、違った。

やはり母国後でも忘れてしまうものだと
しみじみと感じている。

日本語もおかしいし、フランス語も
完璧ではない。
どっちつかずで中途半端の状態。

物忘れにはホヤがいい


でもやはり歳も関係してくる。
そこでなにか手段はないかと探してみた。

物忘れや認知症に【ホヤ】が効くという。
【ホヤ】には、いろいろな効能があった。

まず、

・ 栄養価がひじょうに高い

・ 認知症予防に効果もあるとされている
 ” プラズマローゲン ” が含まれる海の幸

【5 つの味覚】

・ 甘味

・ 塩味

・ 酸味

・ 苦味

・ 旨味


【ミネラルが豊富に含まれている】
これらは、疲労回復や集中力を高める効果がある。

・ リン

・ 鉄

・ 亜鉛


【人間の健康維持に重要とされている成分】
ホヤには多く確認されている。

・ プラズマローゲン

・ EPA

・ DHA

これなら、ホヤを食べない理由はない。
それで調べたら、このサプリがヒット!

物忘れだけならまだしも、
認知症は避けたい。

今から予防しておくのも
ひとつの手かな。

まだまだやりたいことが
たくさんあるのだから・・・。




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