つい使いがちな言葉「がんばれ！」
友人のご主人が手術をしました。
心臓の手術で、6 時間にも及んだそうです。
ムッシューがした手術と同じ病気なので、
これからリハビリもあります。
昨日友人にご主人の具合を尋ねたところ、
ちょうど病室にいたようで、ご主人の
写真が送られてきました。
ベッドのそばに座って、たぶんスピロメーター
でしょう。
これを、手に持っている写真でした。
うちのムッシューも同じ機器を使い、
毎日計っていましたから。
【スピロメーター】
患者が息を吹き込んだり吸ったりすることで、
肺機能や呼吸能力を調べる機器。
私は友人と同様、ご主人もよく知っています。
そこでなにか一言、言葉をかけようと
思ったのですが、一瞬考えてしまいました。
よく励ましの言葉として「頑張れ！」
という言葉が使われますが、今、この言葉は
あてはまらないのでは？と思ったのです。
昨日は手術後、4 日目です。
彼は大手術に耐えたばかり、ベッドから
出られたのも、昨日が初めてだったかもしれません。
「そんな人に『頑張れ！』は言えないな～」
と思ったのです。
手術を終えたばかりのご主人には、
これからリハビリもあります。
自分のからだが思うように動かないって、
そうとうなストレスになりますよね。
足を骨折したことがありますが、そのとき
は大変もどかしく感じました。
足だけならまだしも、今 彼は歩くことも、
持つことも、ままならない状態です。
あまり間があいてもおかしいので、
「よろしくね」とメッセージを送りました。
自分でも「間が抜けてるな～」と
思ったのですが、他の言葉が思いつかず・・・。
さすがにこれはちょっと・・・と思ったので、
すぐに新たにひとこと、メッセージを送りました。
「頑張れ！」と言われたくない人
「頑張れ！」この言葉は、励ましの言葉
としてよく使われますが、「あてはまらない
ケースが多いな～」と思ったのです。
試験勉強やスポーツの試合中なら、いいでしょう。
でも・・・、
- 友人のご主人のように、手術を終えた
ばかりの人。 - つらいリハビリをしている人
- 自分ではどうにもできないツライ状況に
ある人 - 深刻な精神的な状態にある人
- 心の病気やうつ病などで苦しんでいる人
- 重病を患っている人
このような方は、すでに頑張っています。
「これだけ頑張っているのに、まだ足りない
っていうの？」とプレッシャーになってしまう可能性も・・・。
友人とのメッセージ交換が終わったあと、
「手術後にかける言葉」で、検索してみました。
「ご苦労様」「お疲れ様でした」がヒット
しましたが、なんかピンとこない。
日本ではよく、使われるのでしょうか。
「頑張れ！」日頃、何気なく使っている
言葉ですが、考えたらNGなことも多いです。
友人のご主人は、これからリハビリが
待っています。
ムッシューに聞くと、やはりつらい
リハビリもあったようです。
それ以上に 今迄 健康そのものだっただけに、
体が自由にならないことで、ストレスも
溜ったようです。
「頑張れ」を使わないように、他の言葉を
用意しておこうと思っています。
続くフランスの洪水
今日も、雨です。
天気予報どおり 今週も雨だと、1 ヶ月毎日雨
ということになります。
フランスの北、“pas-de-Calais”。
昨日のブログでも紹介しましたが、現在も
このように、街の中は川になっています。
このような状況の中では、被災した人に、
「頑張れ！」はNGですね。
現在街の中の水位は下がっていますが、降り
続く雨で、また水位が上がるかもしれません。
今朝、いっとき雨がやんでいたので、
ウォーキングに行ってきました。
すると枯れ葉があちこちに散乱しており、
滑らないようにするのに大変でした。
またどこからか、水が勢いよく流れる音が
聞こえます。
音のする方を見ると、道端の脇に小川のよう
なものが出来ていて、水が勢いよく流れていました。
いままで ここに、このような小川があるとは
知りませんでした。
庭にもこのように、きのこがあちこちに
生えています。
食べられるきのこならいいんですがね～。
友人のご主人は、とても明るい方です。
自宅に戻る頃には、太陽を連れてきて
くれるのではないかと思っています。
【写真提供 : BFM】
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