しばらく放浪してきます!

気の向くままに


以前のブログで書きましたが、
明日(6 月 2 日)から、モロッコを
放浪してきます。


宿泊先は到着日と翌日、同じホテルを
予約しています

今迄の経験から、モロッコは入国の際
宿泊先が決まっていないとイミグレの
ときに質問が果てしなく続く
のです。

下手をしたら、別室に連れていかれる
可能性も・・・。

わたしは到着日だけはホテルを予約する
ので、このような経験はないのですが・・・。

2 年前、娘と一緒に行ったときです。
娘が宿泊先を答えられず、イミグレで
いろいろとしつこく質問をされました。

モロッコの入国審査はいつもとても長い
のですが、それにしても長すぎました。

わたしは他の列に並んでいたのですが、
そこから娘に声をかけると「助けて」と。

何事かと思い、「わたしはこの子の母です」
と説明して、娘のそばに行きました。

聞くと、娘はその日の宿泊先を答えられ
なかったため、質問攻めにあっていたようです。
娘には、宿泊先は伝えていませんでした。

わたしはすぐにプリントアウトした紙を
取り出し、予約済のホテルを見せたところ、
またなにか調べていましたが、入国OKと
なりました。

わたしも続いて入国審査を受けました。
宿泊先は同じなので、娘ほど時間はかかり
ませんでしたが、それでも長かったです。


わたしたちの前に幼い子供をふたり連れた
母親(だと思う)がいたのですが、子供を
残して別室に連れて行かれました。

こどもは不安そうでしたが、隣のイミグレを
通過した男性が父親だったようで、子供を
呼び寄せ、イミグレの後ろで 3 人で一緒に、
彼女が出てくるのを待っていました。

私たちふたりがイミグレを通過した時点
でも、この母親は出てきませんでしたが。


このようなこともあり、モロッコでは
必ず、到着日のホテルは予約しています。

そしていつもはホテルの予約は、
到着日だけなのですが、今回は翌日
観光をしようと思っているので、2 泊
取りました。

宿泊するのは、”フェズ(Fes)” という街で
2 年前に訪れているところ。

ただこの時は夜遅く着いて、翌日すぐに
“シャウエン” に立ってしまったので、
今回はゆっくり見るつもりです。



宇宙の神秘と美しさに包まれる瞬間

モロッコは今まで 3 回訪れていますが、
今迄は同行者がいたので、日程はだいたい
決まっていました。

2 年前に娘と来たときは、別でしたが・・・

今回は、ひとり旅。
ですから、気の向いたまま旅する予定です。

また今までは、同行者が毎回違ったため、
マラケシュとその近辺、または観光地と
して有名なところと、行くところはほぼ
同じでした。

今回は、まだ訪れたことのない場所に
行ってみようと思っています。


そこで、今回のメインは砂漠です。
一筋の光もない真っ暗な砂漠の中で、
満天の星を見てみたい。

無数の星がまるで宝石のように輝き、
宇宙の神秘と美しさに包まれる瞬間を
感じてみたい
のです。


この砂漠ツアーは、
“メルズーガ(Merzouga)” というところから、
ラクダに乗って砂漠に行き、そこで 1 泊します。

砂漠はひとりでは行かれないので、
口コミがよかったツアーに申し込みました。

ただホテル主催なので、当日、人が
集まらなかったらどうなるかわかりません。

この “メルズーガ” には他にもホテル主催の
砂漠ツアーがあるようですが、2 人で参加
した人のブログでは、他に誰もいなかった
ようで、「ふたりだけの寂しいツアーでした」
と書いてありました。

わたしの場合、ひとりなので、人が
集まらなかった場合は、どこか他のホテル
主催のツアーと合流するのではないかと
思っているのですが・・・。

夜行バスに乗ってはるばる行くので
キャンセルにはなってほしくないです。

この他、行ってみたいところはいくつか
ありますが、スケジュールは決めておらず、
気の向くままに周るつもりです。



旅に出たくなった理由

わたしがなぜ、急に旅に出たくなったのか。
これは、息子の一言がきっかけでした。

わたしは若いときから、旅行が好きでした。
旅行に行くと、自分の知らない世界を
見ることができ、いつもと違った気分になれます。


ですから子供が小さいときも、よく
出かけていました。

ただひとりで幼児ふたりを連れていくので、
せいぜい 3 ~ 4 日ぐらいでしたが・・・。


子供達が大きくなってからは、
愛犬連れで行っていましたが、ここ数年
殆ど旅行には行っていません。

行かなくなったきっかけは、愛犬が
年で連れていくのが難しくなったからです。

それでも近くの街(片道 50 キロ)には、
車を走らせてよく行っていましたが、
回数は、徐々に減ってきました。

出かけなくなると、それが当たり前に
なり、外出自体減ってきます。


また出かけなくなった理由は、
他にもありました。
じつは、こちらのほうが大きかったですね。

収入がいっさい無くなり、
お金の不安があった
からです。


我が家はシェアハウス形式での
生活。
自分の生活費は、自分でなんとか
しなければなりません。

でも、貯金は減っていくばかり。
その結果、外に出なくなってしまったのです。


人間は慣れる動物。

はじめのうちは、「どこかに行きたい」
という気持ちがありましたが、そのうち
家にいるのが当たり前のようになって
しまいました。

愛犬がいなくなったあとも、ほとんど
旅行には行っていません。


ただ家にばかりいると、昔のような覇気が
無くなっていくのです。

ちょっと遠くに出かける日など、
朝から何かと落ち着かなくなります。

以前は 1 泊か 2 泊ぐらいでしたら、
決めた翌日には簡単に荷物をつめて、
即 行っていました。
今はそれができません。


ところが・・・。
今月の初め、息子に言われたことで、
また旅行に行きたくなりました。

息子は休暇が取れると、よく外国に
旅行に行きます。

今回も 4 日という短い間でしたが、
ギリシャに行ってきたようです。

電話でその旅行の話をしていたときに、
「最近、旅行に行っていないでしょ。
たまには行ってきたら?
以前はよく行ってたじゃない」

「どこにも行かなくなると、それが
当たり前になっちゃうけど、一度出れば
また行きたくなるよ」

このように言われたのです。

「そういえば、昔はよく行っていたな~。
あのときは、おもしろかった。
それに比べ、今のわたしは・・・。
このままじゃ、ダメだ」

このように思ったのです。


息子への返事は、
「おとなになったね~。
たしかに言うとおりだ。
旅行の計画、今から立ててみるよ」

息子
「小さい頃、よく連れていって
もらったでしょ。楽しかった!」


前にも書きましたが、よく子連れで旅行に
行っていたので、それで、息子も旅行好き
になったのでしょう。


わたしは、子供が大きくなってからも、
「若いうちに世界を見ておくことは、
将来役にたつよ」とよく言っていました。

そのように言っていたわたしが、
現在ひきこもり状態。

これではいけません。
そこで急遽、旅行に行くことにしたのです。


今のまま、マンネリの生活をしていたら、
自分のブログでも書いているように、
認知症になるリスクが高くなる可能性
あります。

それでは、子供達に示しがつきません。
まして、ブログに書いていながら・・・
ってことになりますしね。



忘れていたワクワク感

さて、それではどこに行こうか?

さいしょは、行ったことのない国。
このように考えていたのですが、
季節が合わなかったり、あまりにも
遠いとやはり金銭的にちょっと不安が・・・。


そのように考えていたら、頭の中に
“モロッコの砂漠” という言葉が浮かんだのです。

『砂漠』
ここは以前から行ってみたかったところ。
ただ機会がなく、一度も行ったことがありません。

砂漠は 2 年前にオーストラリアで行きました。
でもラクダには乗りましたが、街に近かったので、
砂漠という感じではありませんでした。


「サハラ砂漠に行きたい」
そこで、”モロッコ” になったのです。

モロッコの砂漠に関して、いろいろ
調べていると、ワクワクしてきました。
長いあいだ、忘れていた感覚です。


「でも、お金の心配は?」
ふつうは、このように思いますよね。


わたしは若い頃から、お金が有り余る
ような生活はしたことはありません。

それでも、やりたいことはある程度して
きましたし、それによって、食べる物にも
苦労するというような状態になったことは
ありません。

「これはさすがにちょっとヤバいのでは・・・」
と思ったことは、過去に 2 回ありますが。

さいしょは、ジュネーブに来た当時。

当時は学生でした。
1 年は暮らせると思って持ってきたお金が、
思ったよりも早く、底をついてしまったのです。

スイスフランは日本円に比べ、0が少ない。
円に換算して使っていたのですが、あっと
いう間に無くなってしまったのです。

そのときは、母親にSOSを出しました。
その後、うまく仕事が見つかり、
生活に困ることはなくなったのです。


2 回目は、観光ガイドをしていたとき。
湾岸戦争が始まり、観光客がいっさい
来なくなってしまったのです。

当然、収入はゼロ。
お金が無くなりそうになったときに、
戦争が終わりました。
このときは、ほんとうにほっとしました。

今までを振り返ってみると、
「これは、マジでまずい状況」と
なったときでも、なんとかなっています。

わたしはどんな最悪のときでも、
「なんとかなる」と常に思っていました。


「運がよかっただけじゃないの」
と思う方もいらっしゃるでしょう。

もちろん、運もあるかもしれません。
でも、違う要素があるような気がするのです。

明確な説明はできないのですが、
わたしは、”潜在意識” の存在を信じています。
また昔から “言霊” も信じています。


潜在意識について話すのは、
今回のブログと主旨が違ってしまうので、
ここでは説明しません。
でも、自分が信念を持って思っていると、
そのようになるのです。


これらはスピリチュアルな感覚になるので、
科学や合理的な思考に基づいた考えを
お持ちの方には、理解できないと思います。

でもわたしは今まで、幾度となく
「万事休す」というときに助けられてきました。
奇跡のようなことが起こるのも、事実なんです。


これを思い出し、今回モロッコ行きの
計画を立てました。

お金がなくなっても何とかなる
それにお金は自分の楽しみに使わないと、
価値がない



今回ひとりなので、片道切符だけしか
購入していません。

今までのマンネリした自分から抜け出す
ために、気ままに気の向いたまま旅をして
モロッコを周ってくるつもりです。

気の向いたままといっても、
気をつけなくてはならないことはあります。

それに、モロッコはそれほど便利なところ
ではありません。
交通機関も小さな町へ行くには、バスだけ。
それも、 1 日に 1 本というところもざらに
あります。
それなりに考えて、行動しなければなりません。

今までのマンネリした生活から抜け出す
には、うってつけだと思っています。


明日の早朝、出発です。
今日はこれから、さいごの準備にかかります。

格安航空のため、重量の関係でパソコンは
持っていきません。
今まではどこへ行くにも、パソコン持参
だったのですが、今回は無し。


最近、格安航空の機内持ち込み荷物の
サイズが以前にも増して小さくなり、
重量も軽減されました。

パソコンを入れるとエキストラチャージを
払うことになり、これは避けたい。
格安航空券のメリットが無くなります。


ということで、次回の更新は帰って
きてからということになります。
たぶん 10 日か 2 週間ぐらいで帰って
くると思います。

そのときには、モロッコの旅の話を
画像入りでお伝えしますね。

それでは、ブログはしばらくお休みしますが、
あなたとの再開を楽しみにしています。
またお会いしましょう。




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