人生に3回ある、急激に老け込む歳とは?

老化が急激に進む年齢とは


老化は徐々に進む。
このように思っていませんか?

じつは人生には3回急激に老け込んで
見える歳があるんです。


「実年齢を聞いて、ビックリした」ことって
ありませんか?

60 代も半ば過ぎになると、
「見た目年齢」の個人差が、一気に広がります。

顔の肌つやもあって、皮膚にもハリのある
65 歳もいれば、顔も皮膚もくすんでしまって、
シワばかりが目立つ 65 歳もいます。

しかもその差は、年齢を重ねるにした
がって、ますます開いてくるのです。

2019 年に行われたスタンフォード大学の
研究で、『老化が急激に進む年齢』
わかりました。

老化は徐々に進んでいくと思っていましたが、
ナント、急激に老け込む歳があるそうです。
それも 3 回も・・・。

  • 34歳

  • 60歳

  • 78歳


もちろん、ある程度個人差はあります。


ニュージーランドの 38 歳の男女、
約 1,000 人を対象とし、
【実年齢と肉体の年齢の開き】を調べた結果、
生物学的年齢は、 28 歳~ 61 歳となりました。

実年齢が 38 歳なのに、生物学的年齢は
61 歳と判定された人もいた
のです。

同じ年齢でも、肉体の年齢の差は、
なんと 33 歳も離れていたのです

この研究の結果、
「肉体の年齢が若いと、見た目も若いと
判断される」と報告されています。


このように、若くても老化が進行する人も
いるのです。

老化が進行する原因の一つとして
遺伝もあげられますが、遺伝的要素は
20 %
だそうです。


老化が進む要因として、“体内の炎症”
あげられます。

いくら紫外線対策やスキンケアをしても、
体内で炎症が進んでいたら、みるみる
老化してしまうのです。


体内の炎症には 2 種類あります。

  • 急性炎症

    突発的に発生する炎症で、病原菌などに
    対抗して起こる炎症でしばらくするとおさまる。

  • 慢性炎症

    加齢に伴って起こる慢性的な低悪性度炎症


この慢性炎症が起こると血管や皮膚が傷ついて
老化が進行してしまう
のです。

この慢性炎症を放置していると、上記で
紹介したように、38 歳でも 61 歳のからだに
なってしまいます。


そして”体内の炎症レベル” は、老化の
進み具合にも、関係するといわれています。


これは、『慶應義塾大学の研究
判明しています。

日本に住む 50 歳~ 115歳までの男女、
1554 名を対象に調べたところ、
長生きをしている人ほど、体内の炎症
レベルが極端に低かった
のです。

さらに体内の炎症レベルを調べれば、
その人の老化スピードも予測できる
いわれています。


それではどのようにしたら、この炎症を
抑えることができるのでしょう。

これらの炎症を抑えるには、下記の 3 つの
方法が有効
とされています。

  • 薬物療法

    臨床試験において、老化細胞を除去し、
    炎症を抑えることが判明。


  • 運動

    定期的に有酸素運動を続けている
    高齢者は、炎症老化を遅らせたり予防
    したりする可能性が高いことがわかった。


  • 地中海食

    栄養ホルメチンとして働く “ファイト
    ケミカル” を含んでいるため、炎症老化を
    抑制する効果が期待できる。

【地中海食】

イタリア、ギリシャ、スペインなどの
地中海沿岸の国々の人が食べている伝統
的な料理のこと。

特徴として

  • 果物や野菜を豊富に使用する。

  • 乳製品や肉よりも魚を多く使う。

  • オリーブオイル、ナッツ、豆類、
    全粒粉など未精製の穀物をよく使う。




薬物療法を除いては、自宅で簡単に行えますね。





いつもの紫外線対策が裏目に

紫外線対策



じつは、いつもあなたが行っている紫外線
対策
保湿逆効果になっていることも
あるんです。

紫外線対策で日光にあたらないと
ビタミンDが不足してしまいます。

ビタミンDが不足すると、

  • 血中カルシウムの低下

  • 血中リンの低下

  • くる病(小児期に骨が軟化する)

  • 骨軟化症(成人期に骨が軟化する)


これらの重大な合併症が起こることがあります。



『国立環境研究所の調査』では、
ビタミンD不足が、老化や不健康を招いて
いる
ことがわかっています。


特に 2000 年代あたりから日本の若い
女性
は、深刻なビタミンD不足で、

骨粗鬆症

圧迫骨折

O脚

くる病

これらが増加しているとの報告もあります。


適度な日光浴は、ビタミンDの合成に
必要
です。

それにビタミンDは、美肌にとって
かかせない栄養素
なのです。

  • 肌の細胞分裂を促す

  • 肌のターンオーバーを促進させる

健康的でくすみのない美肌を保つためには、
ビタミンDは必要不可欠です。

ビタミンDを補うには、日光浴が一番
必要な日光浴の時間は、地域や天候、
季節によって大きく異なりますが、
晴天日の場合15 分~ 30 分が目安です。

ただ、日焼け止めは太陽光の紫外線の影響を
防ぐものです。

そのため、日焼け止めを塗って日光浴を
しても、紫外線の刺激による効果は期待
できません

朝の日光浴は比較的日差しも強くないです
し、セロトニン分泌や体内時計の調整を
行えるのでおすすめです。



そして保湿
毎日頑張って、保湿をしている方は多い
でしょう。
ただこれもやりかたを間違えると、逆効果
になります。

肌がべたつく程、毎日保湿をしていると、
肌のバリア機能が低下し、肌のうるおいを
保つ機能が弱まり
ます。 

過剰な保湿によって肌に余分な油分や
皮脂がある状態は、”マラセチア” が増殖
しやすくなります。

【マラセチア】

人の皮膚に普通に存在する菌。
脂を栄養源として増え、しばしば
皮膚疾患を引き起こす。

特にオイリー肌の方は、お気をつけください。


さいごに洗顔の仕方。
洗顔のコツは、泡で洗う」!

洗顔料をしっかり泡立て、手のひらにのせます、
そして、肌に指が触れないように、泡だけで
洗うようにするのです。

そして、洗顔は水がいいです。
水だけの洗顔は、本来必要な分の皮脂を
残して乾燥を防いだり、洗いすぎによる
肌への刺激を軽減します。






若く見られるには

今迄、老化の進行を遅らせる方法を
ご紹介してきました。


でも若く見える人には、共通していること
あるのをご存じですか。

若く見える人は姿勢がいい。

なぜかというと、全体的に見て、
若々しさを感じるからです。
体型や姿勢は、若く見られるためには
重要な要因となります。


目の下のクマやほうれい線、
また顔のハリをいくら気にしても、

  • 下を向いて、背中が丸い

  • アゴが前に出ている

  • すり足で歩く

このような歩き方だと、言葉は悪いですが、
どうしても年寄りくさく見られてしまいます。


その反対に、たとえほうれい線があっても、
顔のハリがあまりなくても、背筋をシャン
として前を向いて歩く人は若く見えます



もうひとつ、注意すべきこと食事です。

「見た目年齢」が高い人は、
たとえば、

朝:ご飯にみそ汁、納豆、漬物。

昼:蕎麦かうどん。

夜:野菜の煮物、煮魚。

このように、あっさりした食事を好む方が
多いようです。

また、健康志向が高く和食党が多いのも
特徴です。

これらは、消化もよく体にもやさしいです。
コレステロール値も血糖値も低いままに
抑えられますし、塩分さえ注意すれば、
血圧が極端に上がることもありません。 

でも、このような食事は、
健康的ではあるのですが、タンパク質が
不足します。

タンパク質が不足すると、
筋肉が、「ゆるみ筋」と化して、
見た目の老化を早める可能性もあります。
筋肉がゆるむと、その上の脂肪も、さらに
その上の皮膚もゆるみます



一見、理想的な食生活が、肉体的な老いを
加速させることもありえるのです。

血圧や血糖値やコレステロールの数値が
どんなに良くても、見た目がしょぼしょぼ
になってしまうことも少なくはありません。


じつは、「見た目年齢」が若い人の
ほとんどが、血圧もコレステロール値も
少々高めだそうです。



見た目年齢を取るか、健康数値を取るか、
これはあなた次第です。

でも健康的に過ごし、見た目を若々しく
保つには、ときには健康志向を忘れたほうが
いいかもしれません。
そして、常に姿勢を正して歩き、体型管理も。

顔のパーツやお肌などは、そう簡単に
なおせるものではありませんが、食事や
姿勢などは自分で簡単にコントロールできます。

全体的に見て、若く感じられれば、
ほうれい線など、あまり気にならなくなる
のではないでしょうか。

もちろん、紫外線対策やスキンケアは必要ですが・・・。



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