それって、性格が丸くなったの?それとも脳の老化?

歳をとって性格が丸くなった?


よく言われますね。
「歳をとると性格が丸くなる」

「昔は短期だったけど、歳をとって性格が
丸くなった」という人がいます。

さまざまな経験を積んだ結果、視野が広がり、
柔軟な発想ができるようになった
からでしょう。

これはこれで、素晴らしいことだと思います。

でも・・・
じつは老人脳になっても、似たような
状態になる
のです。


あなたに問題が起こります。
ただそれほど大した問題でもありません。

「う~ん、面倒くさいな~。それほどの問題
でもないし、まぁ、いいや、ほおっておこう」。

このように考えるようになったら、『老人脳』
の始まり
かもしれません。

老人脳になると、頻繁に「まぁ、いいや」
考えるようになります。


「まぁ、いいや」と考えることによって、
生活が消極的になると、感情が老化します。


あなたの周りにもいらっしゃいませんか。
“歳より若く見える人” と、“歳よりも老け
て見える人”

その人の顔立ちにもよりますが、どうも
これだけではないようです。


歳よりも老けて見える人は、

もう歳だから、そんなことはやりたくない」

この歳になったら、そんなことはどう
でもよくなってきた」

もう歳だから・・・

とこのような言葉を、口癖のように言う


人は自分が発した言葉どおりに、変わっていきます。
これは『潜在意識』によるものです。

『潜在意識』ちょっと難しい言葉が出て
きました。

「思考は現実化する」という言葉、聞いた
ことがあるかと思います。

簡単に言うと、人は自分の思ったとおりに
無意識に行動する
のです。

ですから、「自分はもう歳だ」と常に思っている
と、老人のようになるのです。


これは「主観年齢」によるもの。

たとえば 80 歳であっても「自分は 50 歳だ」と
常に思っている人

この人の主観年齢は 50 歳です。

すると、この人は 50 歳の人のような行動を
するようになります。


反対に 50 歳であっても、80 歳ぐらいの気持ち
でいると、老人のような行動をするのです。


これは、ニューヨーク大学の実験によって
証明
されています。

1996年、米ニューヨーク大学で、30 人の
学生を被験者に「言葉の発想実験」をおこないました。

被験者を 2 つのグループに分け、

Aグループには「古い」「引退」「しわ」
「1人」といった高齢者や老人を連想させる
言葉ばかりを並べ、それを文法として正しく
並べ替えてもらいました。

そしてBグループには、中立的な単語ばかりを
用意し、正しく並べ替えてもらったわけです。

実験終了後、研究チームは 2 つのグループが、
どれくらいの速度でエレベーターまで向かう
かをストップウオッチで測ったところ、

Aグループの歩行速度は平均 8.28 秒

Bグループは平均 7.30 秒

異なる被験者 30 人で追加実験をしたところ、
結果はほぼ同じだったといいます。

老人を連想させる言葉を使ったグループは、
なんと、歩くスピードが遅くなってしまったのです。
言葉をはじめとした先行する情報があると、
脳はそのとおりに行動するよう指令を出すのです。


主観年齢に関しては、下記のブログに
書いております。
ご興味がございましたら、ご一読くださいませ。

あなたの健康、きれいを左右する主観年齢




脳が老化し、委縮すると・・・


歳が若くても、常に、「自分は歳だから」
と思っていると、感情も老化します。

感情が老化してくると、

  • 身なりにかまわなくなる

  • 何事もおっくうになり、からだを
    動かさなくなる



  • 外に出ないので、人との会話が減る

  • 生活がマンネリ化する


すると、脳も委縮してしまいます。
脳が委縮すると前頭葉の働きも委縮します。

この機能が低下すると「暴徒老人」になった
り、前頭側頭型認知症になったりします。


暴徒老人とは、感情のブレーキがかからな
くなる人。
たまに見かけませんか。

  • ファミレスで、注文したものがなかなか
    出てこないと激怒する。

  • レジで、待つ列が長いと怒る。

  • 駅の係り員の対応が悪い、と傘で殴る


これらは、前頭葉の機能低下で、感情に
ブレーキがかからなくなっている
のです。


【前頭側頭型認知症】

こちらは、脳の前頭葉や側頭葉が萎縮
することで起こる認知症
です。

これにかかると自制がきかなくなり、この
ような行動をとることがあります。

  • 毎日同じ時刻に、同様の行動をとる

  • 無関心・自発性の低下

  • 計画を立てて行動することができない

  • 自分本意な行動をする(万引きなど)



このようなことにならないためには、
これらの方法がおススメです。

  • ネガティブなことを言ってしまったら、
    ポジティブ言葉で終わらせる。


    たとえば「あ~、疲れた」と言って
    しまったら、

    でも、頑張ったな~」とか、「でも、やって
    よかった」で終わらせる。

    脳は最後に言った言葉を、先に言った
    言葉より記憶する傾向があります。

  • 問題を先送りにしない

  • デジタルツールを使う

    メールなどを使うと、家族や友人との
    コミュニケーションが増えます。

    インターネットで調べることで、
    たくさんの情報が得られます。


  • なるべく外に出る

    外に出れば、気分転換にもなりますし、
    散歩やウォーキングなら、健康になります。


そして日頃から、なるべくポジティブな
言葉を発する
ようにすると、気持ちも
明るくなり、毎日が楽しくなりますよ。

脳はあなたの思ったとおりに、あなたを導きます。



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