もち米と白米を一緒に炊くと・・・
まだまだ暑い日が続いていますが、
9 月 23 日は秋分の日。
私が住んでいるフランスでは、
秋の気配を感じてきました。
秋というと、食欲の秋。
食べ物が美味しい季節です。
今日はご飯がとっても美味しくなる、
そのうえダイエットにも効果がある
もち米∔白米の炊き方です。
もち米は、腹持ちが良く栄養も豊富なので、
ダイエットにもおすすめです。
エネルギー源となる炭水化物や、エネルギー
代謝に欠かせず、
- 免疫抗体の合成
- 薬物の解毒作用
- 脂質の代謝を促すHDLコレステロールの増加
など、さまざまな働きがあるビタミンの一種
パントテン酸が豊富です。
このもち米を白米に混ぜて炊くと、
ツヤツヤ もちもちの美味しいご飯が
炊けるのです。
先日、友達のところにおじゃまして、
夕食をご馳走になりました。
そこでいただいた白米が、とても
美味しかったのです。
ツヤツヤ、もちもちでまるで日本のお米のよう。
フランスで買うお米は、「日本米」と
書いてあっても、日本のお米と比べると
どうしても落ちてしまいます。
原因は「日本米」と書いてあっても、
イタリア米だからです。
我が家で買っているのが、このお米。
以前のパッケージには「日の出」と書いて
あり、その下に「Shinode」と書いてありました。
現在「日の出」の文字は無くなったようです。
彼女に、どのお米を使っているのか聞いた
ところ、「イタリア米にもち米を混ぜている」と
の返事でした。
スーパーで売られているイタリア米は、
リゾットには向きますが、日本のお米の
ように炊くと、あまり美味しくありません。
彼女はオーガニック店で買っているので、
スーパーのイタリア米とは多少違うかも
しれませんが、イタリア米はイタリア米。
スーパーのお米とオーガニック店のお米、
オーガニックの点では違いますが、お米自体が
そう変わるとは思えません。
そこで調べてみたら、「白米ともち米を
混ぜると、安いお米でも美味しくなる」と
書いてありました。
ということは・・・
フランスで買うお米ともち米を混ぜれば、
このように美味しくなるということです。
今買っている「Shinode」。
日本米、寿司米と書かれているだけに、
一般のお米より割高です。
普通のイタリア米にもち米を
混ぜて、こんなにツヤツヤでモチモチの
ご飯が食べれるなら、このほうが絶対いいです。
そこで調べてみたところ、白米ともち米を
混ぜて炊くと、いろいろなメリットがある
ことがわかりました。
白米ともち米、一緒に炊くメリットとは
白米ともち米を一緒に炊くと、このような
メリットがあります。
- 安いお米でもツヤツヤ
もち米を混ぜて炊くと水分量が増え、
ツヤのあるご飯を炊くことができる。
これはもち米に含まれる “アミロペクチン”
というでんぷんが、水分を抱き込み
離さない性質を持っているからです。 - パサつかない モチモチになる
前述の “アミロペクチン” が粘り気
を出し、弾力のある食感を生み出すためです。 - 冷めても美味しく食べられる
水分を逃がしにくい性質を持つもち米
と白米を一緒に炊くことで、水分量が
増えて、冷めても美味しいご飯になります。
そのうえ、ダイエット効果もあります。
- 腹持ちがいい
消化されるスピードが遅いため、
長時間空腹になることなく満腹感を感じる。
よく噛まないといけないため、少量でも
満腹感を得やすい。 - 代謝機能がアップする
“アミロペクチン” は、胃を温めて
くれる効果があります。
もち米を食べて体を温めることによって
血行が良くなり、消化を助けながら
代謝機能をあげる効果が期待できます。 - 便秘解消
腸内環境を整えてくれる食物繊維が、
豊富に含まれています。
そのため腸内環境を整え、便秘解消につながります
そのうえ、腸内の不要物質・有害物質を
吸着する働きもあります。
ただどんなに体に良いものでも、食べ方次第
で、体に悪影響を及ぼすことがあるので、
その点は注意しないと・・・。
もち米のデメリットは、下記のとおりです。
- 白米に比べて粘り気と食感が強いため、
よく噛んで食べる必要がある。 - 吹き物・おでき・蕁麻疹・怪我・腫れ
がある方は、避けた方が良い
「体内を温めてくれる」反面、
「患部に熱をこもらせる」という作用が
あります。
お餅の場合、「便秘になった」とか、
「腸閉塞」などの話題も耳にします。
これは、もち米のデンプンである
「アミロペクチン」が、
・ 溶解しにくいこと
・ 冷えると固く粘着性が増す
などの特性があるからです。
お餅の温度が高いはじめのうちは 口の中を
通過しやすいものの、徐々に温度が下がって
くると、のどや腸で詰まりやすくなります。
腸の中では管腔が狭い回腸で、よく詰まるようです。
ですからお餅を食べるときは、よく噛んで
食べましょう。
お餅をあまり噛まずに一気に食べると、
『腸閉そくのリスク』があります。
でも白米にもち米を加えて炊くぐらいなら、
心配はいらないでしょう。
もち米と白米を混ぜて炊く・水加減などのコツは?
まず『お米の研ぎ方』ですが、もち米は
欠けやすいです。
ですから米を研ぐ一番初めの水はすぐに
捨て、再度水を加えてから優しく研ぐのが
ポイント。
次に浸水時間・混ぜる割合・水加減。
一緒に炊く手順 をご紹介しますね。
まず浸水時間ですが、
もち米と白米を一緒に炊飯器で炊く際は、
すぐに炊き始めても問題ありません。
もし浸水時間を取りたい場合は、
30 分~ 1 時間程度の短い時間にしてください。
長時間行うと、水っぽい仕上がりになる
こともあります。
次に『もち米を混ぜる割合』です。
もち米:白米=1:9
白米のみで炊いたものと比べると、
ツヤがあり粘り気のある食感を感じられます。
白米を美味しく食べたい方にオススメです。
もち米の割合を変えると、以下のように
なります。
・1:9 粘度が少し高いが白米の味が強い
・2:8 もち米の食感を十分に感じられる
・3:7 おこわのようなもち米の香りと食感がある
水加減は少な目にする。
これもポイントです。
もち米は白米に比べて吸水性が高く、
水量を多くしてしまうと水っぽい
仕上がりになってしまいます。
美味しく炊くには、水加減に注意が必要です。
【水加減の計算方法】
基本的にお米の基本の水加減は
お米重量×1.3~1.5です。
100gのお米なら、130g~150gの水加減
となります。
もち米は、 もち米重量×1です。
例を挙げると、
100 gのもち米+ 200 gのうるち米(普通の米)
をブレンドする場合、
(200×1.3)+(100×1)=水加減は 360 g。
やわらかめは、1.5 なので 400 gとなります。
美味しい食事は、日々の生活を楽しむ
手段となります。
そして食事を楽しむことにより、身体に
必要な栄養素を摂取しやすくなります。
食欲の秋、ご飯をおいしく食べて、健康
的な生活を送りましょう。
【参照】
chisou-media.jp ogical-cook.com
ntv.co.jp
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