血糖値の急降下を防ぐ、朝の卵

朝食に卵がいい理由



血液検査の結果“糖尿病予備軍” と判明。
去年より随分下がってはいたものの、まだ
予備軍でした。

そこで、「予備軍から抜け出そう」と
調べたら・・・。

朝食の取り方が間違っていたようです。


去年の暮れ血液検査で “糖尿病
予備軍” と診断されました。
値はけっこう高く要注意だったのです。

でも今年 日本に行き、人間ドックを受けたら、
「すべて正常、糖尿病の兆候はまったく
ありません」と言われたので安心していました。

でもフランスで血液検査をすると・・・、
まだ値が多少高く、“注意” に入っていました。


そこでいろいろ調べた結果、「朝食の取り方が
間違っていた」
ということがわかったのです。


私は毎朝自家製のスムージ―
飲んでいます。

リンゴとバナナは必ず入れ、その他に
ヨーグルト、豆乳(アーモンドミルク)
ゴマ、亜麻仁油を入れて、ミキサーにかけます。

たまに他のフルーツも入れたりしますが、
これが朝食です。

調べてわかったことは、
このスムージーを起きてすぐ飲んでいた
ため、血糖値がジェットコースターのよう
上昇、下降を繰り返していたのです。

これは「血糖値スパイク」と呼ばれています。

血糖値スパイクを繰り返していると、
膵臓が正常に働かなくなり、
糖尿病や他の健康問題のリスクを増加させる
要因
となります。


その理由は・・・、朝は空腹の状態です。
そこに このスムージーを一気に飲むと、

  1. 血糖値の上昇

    吸収された糖分が血液中に入り、
    血糖値が上昇。
    急激な血糖値の上昇が起こることもあり。


  2. インスリンの分泌

    血糖値が上昇すると、膵臓から
    インスリンが分泌される。
    そのインスリンが細胞にブドウ糖を取り
    込ませ、肝臓においても余分なブドウ糖
    を蓄えるように促す。


  3. 血糖値の下降

    インスリンの作用により、血糖値は下降。


急激な血糖値の上昇と下降は、体にストレス
をかけることになり、膵臓にも負担がかかるのです。



それを防ぐにはまず “たんぱく質” を取ること。
たんぱく質を摂取すると、熱エネルギーに
変わります。

寝ている間に下がってしまった体温を上げ、
身体を活動状態にしてくれるのです。

それではなぜ卵がいいのでしょうか。

理由は、卵の血糖値はゆるやかに上がります。
朝食に卵を食べると、身体のエネルギーを
生み出す糖質とたんぱく質が一緒に摂れ、
血糖値の上昇カーブを抑えてくれます。



卵は認知症予防にもなります。



生の卵は、栄養満点。
は、たまごかけご飯がいいようです。

ご飯もできれば、白米ではなく玄米など。

でも生卵だと、吸収されない栄養分も
あります。

そこでおススメは、半熟卵
卵は白身と黄身を一緒に取ったほうが
いいのですが、生の卵白には、ビオチンの
吸収を阻害する「アビジン」が含まれて
います。

これは加熱するとなくなるので、半熟卵が
おススメです。

またには、“コリン”が多く含まれています。
これは、“アセチルコリン” の合成に必要な物質
の一部です。

“アセチルコリン” は神経伝達物質の一つ
であり、

学習

記憶

認知機能

などに重要な役割を果たしています。

アルツハイマー病などの認知症様疾患では、
脳内のアセチルコリンの減少が見られます。
これにより、認知機能の低下が引き起こさ
れるのです。

コリンの不足は、食品から補えます。
一般的な食事から十分なコリンを摂取する
ことが、認知機能の維持に寄与するのです。

卵黄に含まれるコリンの量は、大豆と比べて
およそ3倍


しかも卵黄コリンは、食品の中でもっとも
脳に吸収されやすい
のです。

朝食に毎日 卵を食べれば、からだに
いいことばかり。


卵とコレステロールの関係



でも・・・
「毎日卵を食べたら、コレステロール値は?」

確かに昔は、
「2 型糖尿病の食事療法では、卵のような
コレステロールの多い食品を食べ過ぎない
ように」と指導されていました。

でも今は違います。

野菜や果物全粒穀物ナッツ類と組み
合わせて食べれば
卵を制限する必要はないのです。


これは 2018 年、シドニー大学で行われた
実験の結果です。

この実験では、128 人の糖尿病患者と予備群
が参加しました。

参加者は最初の 3 ヵ月間は、

週に 12 個の卵を食べる群

週に 2 個の卵を食べる群

と、2つのグループに分けられました。

6ヵ月間のフォローアップを加えて、
合計 12 ヵ月間、参加者は卵を食べ続けたのです。

その結果、週に最大 12 個の卵を食べても
前糖尿病または 2 型糖尿病の人の心血管の
危険因子は増加しない
ことが、判明したのです。

またどちらのグループも、体重が減少しました。
ダイエット効果もあるのです。

卵は 1 日、2 個までなら、からだにいいようです。
1 日 3 個となると、ちょっと多いのではないかと
言う医師もいました。


そしてもうひとつ。
朝のフルーツも、からだにいいです。

一番いいのはスムージーにしないで、その
まま食べる。

でも もしスムージーにするなら、コップ
からスプーンを使って食べるのがいいよう
です。

“飲む” ではなく、“食べる”のです。
すると果糖がゆっくり吸収され、血糖値も
急激に上昇することはありません。


明日からまず半熟卵を食べ、このスムージー
を、時間をかけてゆっくり食べようと
思っています。

次の血液検査で、糖尿病予備軍から
脱することを目標にして。



【参照:sydney.edu.au




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