オーガニック食品を多く摂取・癌のリスクが減る?

BIO(オーガニック)市場拡大


有機栽培食品を最も多く摂取する人は、
最も摂取しない人に比べて、がんのリスクが
25% 低い


これはフランスで行われた、『有機農法で
作られた食品の摂取頻度と、がんのリスク』
を調査した結果
です。

フランスではオーガニック製品を【BIO】
(ビオ)と呼んでいます。
これは『バイオ」のことです。

上記の調査は、6 万 8946 人がボランティアと
して参加しました。

調査開始時の参加者の平均年齢は 44 歳、
全体の 78 %が女性です。

調査対象食品は、

果物

野菜

乳製品・豆製品

食肉、魚、卵

穀物、パン・シリアル・小麦粉

食用油

ワイン

コーヒー、紅茶

ビスケット、チョコレート

砂糖

1 回の調査期間は 2 週間。
参加者はそのうち 3 日分のこれらの
オーガニック食品の摂取状況を、分量と
ともに報告しました。

その結果、このような結果が出たのです。

  • がんの罹患率が 25% 低い

  • 特にリンパ腫にかかる割合が低い

  • 閉経期乳がんにかかる割合も、著しく低い


オーガニック食品の摂取が、癌を減らす直接
の原因になっていることは、証明されていません。

でも、“オーガニックを基本とした食生活が、
癌のリスク低減に貢献する可能性がある”

いうことが強く示唆されたわけです。

この研究は、2018 年 10 月 22 日に ジャーナル
「JAMA Internal Medicine」に発表されました。



フランスでは、以前は【BIOの食品】を買う
には、BIOショップに行かなければ買えま
せんでしたが、現在はほとんどのスーパーに
置いてあります。

その数も段々と増えて、専用の棚を設置して
いるところも多いです。

ただやはり置いていない商品も多く、
私がよく買う 納豆作りに欠かせない大豆。

これはやはりBIOショップに行かないと
ありません。
大豆は、買う人があまりいないからでしょうね。

フランスはスペインやフランス、ドイツの
ように、有機栽培が盛んに行われており、
市場の流通も大きいため、BIO食品が手軽に購入できます。



BIOショップに行くと、ショッピング
カートいっぱいに買っている人をよく
見かけます。

フランスのBIO製品は、日本に比べて
安いとは思いますが、それでもふつうの
食品に比べると、割高です。

私がBIOショップで買うのは特定のもの
だけなので、それほど多くありませんが、
それでもけっこうな金額になります。



BIOに異論を唱える人の言い分は


私の周りには、BIOだけしか買わない人と
BIOに異論を唱える人とがいます。

一般的にBIOの食品だけを買う人は、

  • 健康意識が高い人

  • 比較的、生活水準の高い人

などがあげられます。

真っ向からBIOに異論を唱える人の
言い分はこうです。

  • BIOを作っている土地とBIOでない
    土地が隣接している

    よって、同じ土壌になる

  • 土地が離れていても、風や水が
    農地を横断する可能性があるため、
    完全な隔離は難しい。

確かに一理ありますね。
多少影響はあるかもしれませんが、
それでもやはり違いはあると思います。

じっさい研究の結果、上記のことが
わかったのですから。


フランスでは、オーガニック食品の認証を
受けるには、下記事項をクリアしなければなりません。

  • 農作物は合成肥料や殺虫剤を使わずに育てる。

  • 遺伝子組み換えを行ってはならない。

  • 食肉は、ホルモンや抗生物質を使わず、
    オーガニックの飼料で育てた動物のもの
    でなければならない。


ただオーガニック食品だけで生活すると、
エンゲル係数が高くなってしまいます。

これは、ちょっときびしいですね。
私は、BIOもふつうの食品も買います。

でもバナナぶどうは、農薬が多いことが
指摘されているので、BIOで買っています。

スペイン産は農薬が多いと言われていますが、
じつはフランスもけっこう農薬を使っているんですよね。

そこでどの国が一番安心なのか調べたところ、
100% BIOの国がありました。
スリランカでした。
でもスリランカ産の食品は滅多に見ないので、
フランスで購入は無理でしょう。



健康的な食生活とは

バランスよい食事



体にいい食品を選びたいのは山々ですが、
こうなるとむずかしいですね。

すべてをオーガニック食品にすることは
むずかしいですが、それなりに気を
つけることはできます。

  • バランスの取れた食事

    主食、たんぱく質、脂質、ビタミン、
    ミネラルなどをバランスよく摂る。

  • 添加物、加工食品を控える

    なるべく加工された食品は減らし、
    新鮮で自然な食材を優先する。
  • 食物繊維を取る

    穀物、野菜、果物などに豊富に
    含まれる食物繊維は、腸内の健康や
    満腹感をサポートします。

  • 良質なたんぱく質をとる

    魚、鶏肉、豆類、ナッツなどから
    摂れる良質なたんぱく質は、筋肉や
    細胞の修復に役立ちます。

  • 色とりどりの野菜を取る

    色とりどりの野菜や果物には、豊富
    な栄養素が含まれています。

これらのポイントを考慮し、バランスの
取れた栄養を摂りながら、健康的な食生活を維持しましょう。




【参照】
cancer-environnement.fr


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