危険！朝一番のオレンジジュース
朝起きたら、すぐにオレンジジュースを 1 杯。
「ビタミンC」を取れば、ハリやたるみの予防に
なるから、ブルドッグ顔にもならないし、
毛穴も引き締まる。
一石二鳥。
このように思って、オレンジジュースを
飲んでいらっしゃる方。
じつはその飲み方、たいへん危険なんです。
まず、糖尿病や動脈硬化になりやすくなり
ます。
理由は、朝は胃の中がカラッポで、吸収
しやすい状態です。
そのようなときに甘いものを飲むと、糖分が
即座に吸収されて血糖値がグンと上がります。
するとインスリンが出るので、こんどは
血糖値がガンと下がります。
この血糖値スパイクが続くと、動脈硬化
が起こりやすくなるのです。
動脈硬化は血管のいたるところで起きるので、
当然、お肌にもよくありません。
肌の動脈硬化が進行すると、血流が悪くなり、
肌への美容液の供給が滞るようになります。
すると、ハリやツヤがなくなり、カサカサの
乾燥肌になったり、肌機能そのものも低下。
肌はみるみる老化していきます。
そして「毎日オレンジジュースを飲む人は、
糖尿病の発症率が高くなる」という調査結果
もでています。
【アメリカ】
1984 年から 18 年間にわたり、調査を実施。
果汁 100％ のオレンジジュースを 1 日 1 杯
以上飲む人では、1 杯未満の人に比べ
糖尿病の発症リスクはなんと 1.24 倍。
【イギリス】
2008 年から 2012 年まで、調査を実施。
果汁 100％ のフルーツジュースが原因で、
糖尿病のリスクが高まる可能性が明らかに
なり、毎日飲むと糖尿病リスクが急激に
増加することが解明。
その反対に、緑色葉物野菜や果物をよく食べ
ている人では、2 型糖尿病の発症が少ない
傾向があることが判明。
果物をそのまま食べるということは、
食物繊維を摂ることができるからです。
ただ果物に関しては、1 日 1 個、それも
1 日おきに食べるのがいいという説もあります。
「果汁 100% のフルーツジュースなら、
身体に良い」と思っていた方は多いと思い
ますが、じつは大きな誤りだったのです。
また、オレンジジュースだけでなく、
果糖飲料を飲むと、血糖値が上がります。
その上、オレンジジュースを定期的に飲むと、
炭酸飲料と同じように体重増加を引き起こす
可能性があります。
そして、『飲むタイミング』も重要です。
オレンジジュースを飲むなら、適切な
タイミングで飲むことをおすすめいたします。
適切なタイミングとは、
朝食か昼食の 1 ～ 2 時間後に飲むのがベスト。
また、長時間放置するとビタミンCの栄養価
が失われるため、絞った直後に飲むのが良い
そうです。
反対に、下記は『飲むのを避けたいタイミング』です。
- 空腹時
『Cell Metabolism 誌』に掲載された
研究で、空腹時に摂取すると肝臓や腸に
有害であることが示されています。 - 食後すぐ
オレンジジュースに含まれる糖分が、
前に食べた食べ物の消化を阻害しやすい
ため、膨満感や消化不良を引き起こす。 - 就寝前
柑橘系のジュースは糖分が多く酸が強い
ので、就寝前に飲むと、翌日の胸やけの
原因になる。
オレンジジュースの酸が歯に付着すると、
歯のエナメル質が損傷しやすくなる。
ただ、これらは人によって違いがありますの
で、すべての人にあてはまるとは言えませんが・・・。
そしてもうひとつ、注意するべきこと。
オレンジジュースには、“ソラレン” が
入っています。
これは、紫外線の吸収を増やす物質。
ですから朝、オレンジジュースを飲んで
外出すると、シミができやすくなるのです。
シミを防ぐには、オレンジジュースは
夕方以降に飲んだ方がいいですね。
『コラーゲン配合飲料』の罠
お肌のためにと、「コラーゲン配合」の
飲料を飲まれている方。
じつはコラーゲンは、飲んでもそのまま
吸収されません。
コラーゲン配合の飲料を飲むと、コラーゲンは
“プロリン” というアミノ酸に分解されます。
このプロリンは体中を巡って、必要なところ
で使われます。
ですからコラーゲン飲料を飲んでも、
アミノ酸に変わってしまうので、コラーゲン
としては吸収されないのです。
またこのプロリンも、お肌にいくかどうか
はわかりません。
確かに、肌にハリを持たせるには
”コラーゲン” が必要です。
でも、コラーゲンは食品などから摂取しなく
ても、体内で生成することができます。
ただし、生成するためには “ビタミンC” が
必要になります。
“ビタミンC” の摂取量が少なければ、
コラーゲンは不足してしまいます。
ビタミンCを摂るなら、オレンジジュースや
果糖飲料ではなく、果物を食べたり、サプリ
から摂取したほうが賢明です。
お肌に良い、ぜひ摂りたい食べ物とは
お肌に良い食べ物としてあげられるのが、
『ポリフェノール』です。
ポリフェノールは植物の色素ですが、
どれも抗酸化作用が強いです。
これらを摂取すると、お肌に届き、
光による酸化を防いでくれます。
これは、”ビタミンE” も同様の働きをします。
そして、『オリーブオイル』もお肌に良い
です。
“オレイン酸” がたっぷり入っており、
“α（アルファ）リノレン酸” も入っています。
これらは体内に入ると、DHAやEPAに
変換されます。
DHA, EPAは血行を促進し、お肌に必要な
栄養成分を運んでくれます。
くすみや肌荒れのない美肌づくりをしっかり
サポートしてくれ、『アンチエイジング』に
効果的な栄養素です。
それだけでなく、記憶力UPや健康増進にも
よいのです。
ただオリーブオイル自体はとても良いもの
なのですが、気をつけていただきたい
ものがあります。
それは、『オリーブオイル配合のドレッシング』。
成分表示は、使用した原材料を重量順に
表示するのが原則です。
『オリーブオイル』より、『食用植物油脂』
が先に書かれていたら、オリーブオイルは
入っているけれども、量は少ないということ
になります。
それに『食用植物油脂』は、主として
リノール酸のことです。
リノール酸は、
・インスタント食品
・売られている惣菜
・パンやスナック菓子
これらに多く含まれていて、現代人の食生活
ではとりすぎています。
また市販のドレッシングには糖分、塩分、添加物
などが多く入っています。
特に『ノンオイル ドレッシング』
油の含有量を減らすと” うまみ” も
減ってしまいます。
この減ってしまった“うまみ”を補うため、
糖質の量が多いです。
その点、『手作りドレッシング』はいいことずくめ！
- 良いオイルをチョイスできる
- アレンジ自在で糖質オフ
- カロリーを抑えられる
ただ、時間がない方もいらっしゃるでしょう。
ドレッシングを購入する際には、よく成分
表示を見てから購入しましょうね。
せっかく健康のためにとオーガニックの野菜
サラダを作っても、安いだけで選ぶと
からだによくないものが入っていたりします。
このようなドレッシングをかけてしまうと、
“残念サラダ” のできあがりになってしまいます。
オレンジジュースや市販のドレッシングは
手軽で重宝しますが、たまにはお肌のために
手間をかけてみるのもいいですね。
【参照 】
medicalist.jp
baohanam.com.vn
” Amazon ” で書籍を出版しています。
「Unlimited会員様」は、すべて無料で
お読みいただけます。
Kindle Unlimited』に登録すると、
・初回 30 日は無料お試し期間
・200 万冊以上の書籍が【読み放題】
無料お試し期限が切れる前に解約すれば、
料金はいっさいかかりません。
どうぞ こちら からご覧くださいませ。
