娘とおしゃれをして食事に
ネイルサロンからホテルに
戻ってきた。
予約してあるレストランに出かけるまで
まだ時間がある。
娘と爪を見比べてお喋り。
その後はテレビを見たり
スマホでやりとりをしていると
そろそろ時間になった。
レストランは娘が働いているところ。
娘の働いているところを見てみたいし、
料理も美味しいということで
ふたりで食事をすることに。
いつもはショーツをはいて、
気楽な恰好をしているが、
今夜はちょっとおしゃれをした。
ネイルアートもしたので、
いつもよりテンションがあがる。
オススメはカンガルー
まずアペリティフから始める。
ここのアペリティフ、量が多かった。
シドニーは何でも量が多いが、
アペリティフも同じ。
そして驚いたのが、ストローがついていたこと。
フランスや他の国でアペリティフを頼んでも
ストローが出てきたところは
未だかつてなかった。
たんに私が行ったところがそうなのかも
しれないが・・・。
また若い頃、知り合いのバーテンダーに
「お酒をストローで飲むと酔うのが早い」
と聞いたことがある。
知り合いだったので、「それなら」と
試してみたが、私はあまり変わらなかったと思う。
ストローがついてきたから、ストローで
飲んだけれど、私は変わらなかった。
ただ娘は滅多にアルコールを飲まないので
ストローでちょっと飲んだ時点で赤くなっていたけれど。
実際ストローでアルコールを飲むと
酔いがまわるのが早いかどうかは
わからないけれど、本当はどうなんだろう。
アルコールの量は変わらないし。
アペリティフと一緒に食べたガーリックトーストも
美味しかった。
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そしてまずは前菜。
娘はスモークサーモンロール。
ロールの中にムースリンチーズが入っており、
パッションフルーツソースがかかっていた。
上の飾りは細く切ったリンゴを揚げたもの。
カリカリで美味しかった。
私はブイヤーベース、マルセイユ風と書いてあった。
中に入っていたムール貝。
フランスでは見たこのもないほどの
大きさ。
じつは、スモークサーモンを 2 皿注文していた。
スモークサーモンロールは一皿に
3 つしか入っていないというので、
私も味見をしたいし、残ったら娘が食べるというので
1 皿多く注文。
どちらも美味しくて、娘と一緒に
3 皿平らげてしまった。
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そしてメイン料理は、
娘のオススメでカンガルー。
以前、娘とカンガルー肉の話をしていたら
このレストランはカンガルーが美味しいと
言われたので、それを食べに来たのだった。
カンガルーはフランスの我が家では
クリスマスに食べる。
いつもは売られていない肉だけど、
クリスマスになると、
カンガルー、ダチョウ、水牛などが
スーパーに並ぶ。
去年もやはりカンガルーを食べた。
ただこれらの肉はすでに
パック詰めにされており、
マリネで売られているのが多い。
私はソースやマリネではなく
肉だけが欲しいのだが、
あまりお目にかかれない。
そこで、ここで食べてみたいと思ったのだ。
カンガルーの焼き方は、娘が先に伝えていたらしい。
ミディアムレアが一番美味しい。
カンガルーのフィレ肉に、
ハチミツを使ったボルドーソースがけ。
それにフランスのディジョンのマスタードを使った
マッシュポテト付き。
柔らかくて、ソースがまたとても
美味しかった。
このソースはカンガルーだけでなく
水牛にも合いそう。

グラスワインを飲みながら、
スピナッチを付け合わせに食べる。
シドニーのほうれん草は
フランスと違い、2 種類あるようだ。
日本のように根が赤いのと、
サラダで食べられるほうれん草。
スピナッチと言うのだそうだ。
今回のはスピナッチを
調理したもの。
カンガルーもとても美味しかったのだが、
ここで胃袋に限界を感じ始めた。
食べても食べても減らない気がする。
それもそのはず、付け合わせとして
他にもスピナッチとフライドポテトを
注文していた。

考えたら最初からペースが早かった。
ガーリックトーストの上、
私はブイヤーベースについてきた
パンまで平らげているんだから。
ただこのパンを食べないと、
ブイヤーベースをきれいに食べられない。
フランスでは、パンに浸して食べるから。
フライドポテトとスピナッチは
少しずつ残してしまったけれど、
それでも何とか完食。
娘もさすがにお腹がいっぱいのよう。
でもデザートがあるとのこと。
注文したのはコース料理。
メニューを見ているだけで苦しいのだが、
デザートは別腹とはよくいうもの。
フランスでも「デザートは別の部屋」とも言う。
娘はクレームキャラメルを注文。
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以前食べたメッシーナのアイスも
ヘーゼルナッツが有名だった。
シドニーはヘーゼルナッツアイスが美味しいのかな。
私はヘーゼルナッツが好きだからちょうどよかった。
デザートも完食したが、
さすがに二人とも、言葉もでないくらい
お腹がいっぱい。
胃袋がはちきれそう。
親子揃って、よくこれだけ食べたもんだと思う。
さいごにエスプレッソを飲んだ。
苦いコーヒーを飲むと落ち着く。
レジに行くと、マネージャーがいた。
カードを用意していたら、娘に何か言っている。
どうやら今日はご馳走してくれたみたいだ。
とても美味しかったとしっかりお礼を言って
店を出た。
苦しかったけど、さいごまでしっかり食べてよかった!
歩きながら、ふたりで交わした言葉は、
「明日は何もいらな~い」
ホテルに帰るとすぐに
楽な服に着替え、そのままゴロン。
たまにはいいよね!
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