柵が空中に浮いている?!

天満宮に行った時のこと

エーッ、あの柵、何で宙に浮いてるの?
それもゆらゆら揺れている!

これはつい最近、私がこの目で見たこと。

実家の傍には天満宮がある。
日本に帰ってくるとそこでお守りを
いただき、持参したお守りは返納している。

天満宮は、” 菅原道真 ” を祭神とする
神社であるが、あちこちにあるようだ。
今迄、知らなかった。

学問の神様だけれど、私がいただくお守りは
健康祈願が多い。

その天満宮に行ったときのこと。
裏にある小高い山に登り、そこから
眼下の街を見ていた。
桜も満開でとてもきれいだったのだが・・・

裏山には落下防止のために大きな緑の柵が
設けられている。
その先は崖になっていて、眼下には街が見える。
その柵が、ナント急に移動したのだ!!!

移動したというよりも、柵がもうひとつ現れ
それが空中でゆらゆら揺れている。
一瞬、自分の目を疑った!


もちろん酔ってはいない。

ギョッとして左右を見ると、柵はふつうに立っている。
目の前の柵の一部だけが、50 cmほど後ろに
もうひとつあるのだ。
そしてその柵がゆらゆらと揺れ、空中に浮いている。

眼下には街が広がっているが、そこに緑の柵が
空中に浮かんでいるのだ。
絶対にありえない光景。

再度、左右を見ると柵はやはりふつうに立っている。
これは絶対におかしい(私が!)と確信した。

思えば最近、朝起きると頭痛がする。
今迄 二日酔い以外、頭痛とはあまり縁がなかった。
またここ何年も、二日酔いになるまで深酒は
していない。
しばらくして収まるのだが、寝起きに頭痛とは
気分がいいものではない。

それに階段をのぼっていると、一瞬踏み外した
ような錯覚に陥って、ドキッとすることがある。

もしかして、頭の病気?と心配になった。
今は亡き母は脳梗塞を患っていた。

知らないうちに脳梗塞になっていて、検査を
したときは、すでに治っていた。
だが後遺症が残った。

ストレスを感じたり疲れると、頭が勝手に
小刻みに震えてしまう。
これはずっと治らなかった。

友だちに話すと、友達も母と同様に
脳梗塞を患ったらしいが、知らないうちに
治っていたらしい。

ただその結果、高血圧になったらしく
薬を飲んでいるという。

いろいろなことを考えてしまった。

・ 脳梗塞だったらどうしよう。

・ 日本で薬を処方されても、フランスに帰り同じ薬を
もらうには、また最初から検査をしないと
もらえないのでは?

・ その前に日本で入院となったら?

友だちに話すと、脳のMRIを取ることを
勧められた。

いい医者がいるということで、連れて行って
もらった。
結果が出るまでは、本当に心配だった。

MRIは 20 分ほどですんだ。
結果、脳梗塞ではないことが判明。
血管も異常無しとのこと。

「よかった~」と思ったのも束の間。
そのあとに医者の言葉が続いた。

「ただ・・・」

ただ、首が変形しているとのこと。
ふつうの人は首の骨が湾曲しているのだが、
私の場合は、ほぼまっすぐ。
どちらかというと、ふつうの人と反対方向に
少しだけ湾曲しているらしい。

頭痛はこれが原因らしい。
この状態では頭を支える筋肉が疲労して、
その結果いろいろなところに、支障が出る
のだという。

そして物が二重に見えたりするのは、目から
来ていると思う、と眼科に行くことを
勧められた。

足の脛の痛みは、あいかわらず原因不明。

でも脳梗塞の疑いが晴れたので、気分的に
ずいぶんと楽になった。

それにしても日本の医療システムには感心する。
フランスならまず主治医に行かなければならない。
それも今は医者不足で、予約がすぐに取れない。

主治医に行き、専門医宛てに紹介状を書いてもらい、
そのあと、また予約を取る。
だからとても時間がかかる。

以前、自宅で倒れたことがある。
金曜日の夜だったので、月曜日まで待って
主治医に自分で電話をかけ予約した。

自分でかけているし、日にちも経っているから
大丈夫と思ったのか、予約が取れたのは
1 週間後だった。

1 週間後に主治医に行くと、倒れてから 1 週間
以上経っているし、その間吐き気もなかった
ことから、問題ないと判断されたようだ。

それでも心配だったので、専門医への紹介状を
お願いした。
けっきょく、MRIを撮ったのはそれから 3 日後。

そこでも言われたが、吐き気や頭痛がなければ
問題ないらしい。
まして倒れてから 2 週間も経っているので
MRIはもう必要なかったとのことだった。

でもやっぱり心配だったから、MRIを取って
もらってよかった。

私は主治医はあまり信用していない。
以前、転んで膝を強打したことがある。
主治医はこのまま放置しておけば治るというので
そのままにしておいたが、いつまでたっても
歩くのも一苦労。

そこで再度主治医に行き、専門医を紹介して
もらった。
主治医は「必要ない」と言ったが、頼んで紹介状を
書いてもらった。

予約を入れ、紹介状を持って専門医に行ったところ、
「なんですぐに来なかったのか?膝にヒビが入っているが、
今からではもう遅いので、このまま治るのを
待つしかない。あなたの主治医はなぜ今頃ここに
来るように言ったのかわからない」と散々だった。

その結果治るまでに、そうとうな期間を
要したことがある。

主治医を変えたいのは山々だが、医者不足なので
新規で受け入れてくれるところがない。
主治医がいないと保険が適用されないから
仕方なく今の主治医に通っている。

救急車で運ばれたら違うと思うが、フランスでは
ふつうはとても時間がかかる。
それに主治医によって早く治るか否かが
違ってくる。

中近両用メガネ

一緒に行ってくれた友達は、「中近両用メガネ」を
作っているという。

メガネを作る際、パソコン用にと言ったら ”
中近両用メガネ ” を勧められたとのこと。

帰りにメガネ屋を覗いてみた。
そこで首の変形の理由がわかった。

” 遠近両用メガネ ” をかけてパソコンに向かって
いる人は、首に負担がかかるらしい。

” 遠近両用メガネ ” は、近くを見るときは
メガネの下方で見ることになる。

メガネがずれたりすると、自然と顎を持ち上げ、
のけぞるような形になると言う。

「このような感じ」とその恰好を見せてもらったが、
いかにも私がパソコンにむかっている姿。

「原因はこれか~!」と思った。
自分でも気にしていたが、自然とこのような
恰好でパソコンを打っている。

パソコンを打ったり読書をするには、
「中近両用メガネ」がいいらしい。
中近両用メガネ、初めて聞いた。

フランスにもあるかどうか、調べてみよう。

終わりよければすべて良し!



そのあと、友達と中華料理を食べに行って
ビールで乾杯!

やっぱり健康が一番!
シドニーにいた 3 ヶ月間、いい加減な食事が
多かった。
これから自炊も取り入れて、バランスよく
食べないと・・・

手遅れになってからでは、遅い!


友だちからたこ焼きをいただいた。


「銀だこ」のたこ焼き。
ここのたこ焼きは美味しい!
日本に来る度に、ここのたこ焼きが食べたくなる。


そして無料券があるとのことで、銭湯に誘われた。
夜ご主人と一緒に、3 人で行くことになった。
そこはスーパー銭湯ではなかったが、ジャグジーや
岩風呂もあった。

真っ黒いお風呂があったので聞くと、横浜の
温泉は黒いのだそう。
横浜で温泉が出るのも知らなかったが、色が黒いと
いうのも初めて知った。

今日はいろいろ勉強させてもらった。
朝は不安だったが、最後はよかった。
終わりよければすべて良し。

ほんとうにいい 1 日だった。

でも毎日のちょっとした仕草が、あとあと
響くのね~。
これから今まで以上に気をつけないと・・・。

できるだけ若さを保って、自由に行きたいところに
行ってみたい。
それには体をいたわってあげなければ・・・



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