モロッコ・まったく違う世界を放浪してきました!①

モロッコ・2週間放浪の旅


6 月 2 日に放浪の旅に出て、16 日に帰って
きました。
カサブランカ空港に到着し、帰りは
マラケシュから出発。
2 週間でモロッコ縦断の一人旅です。



行き先がモロッコなので、何かしら
ハプニングがあるとは思っていたのですが、
初日から波乱万丈。
じゅうぶん、鍛えられましたよ。(笑)


毎日パソコンの前に座っているマンネリ化
した日常から離れ、まるっきり違う世界に
飛び込むと、脳もフル回転するように
なるんですね


今回の旅は、特にスケジュールも立てず、
行き当たりばったりの旅

時間があるシニアならではの旅です。

おかげで、ガイドブックには載っていない
ような体験も多くでき、良い想い出をたくさん
つくって帰ってきました




ただ、昨日は我が家に帰ってきた安心感
からか気が緩み、買い物に行っただけで、
何もする気がおきず、1 日が過ぎてしまい
ましたが・・・。

そして今朝、自分のベッドで寝ているのに、
なぜかモロッコのリヤドの部屋と勘違い。
自分の部屋とわかるまで、ちょっと時間を
要しました。(笑)



マラケシュ周辺は今までに何回か訪れて
いますが、今回は、砂漠地帯とアトラス山脈。
初めて行くところばかりでした。



そこで、今日からしばらく、モロッコでの
放浪の旅について書いてみたいと思います。
モロッコで実際に聞いた話や、私の体験談などです。

ただモロッコの見どころなどは、多くのガイド
ブックに載っているので、ここでは詳しくは
紹介いたしませんので、ご了承くださいね。



まず、モロッコという国ですが
ジブラルタル海峡を挟んで、スペインと
向き合っており、南部にはサハラ砂漠
が広がります。
大きさは日本の 1.2 倍です。

モロッコの先住民族はベルベル人ですが、
7 世紀以降にアラブ人が、侵略してきました。

民族統計がないため、正確な数値は不明
ですが、アラブ人とベルベル人の割合は、
2:1 ぐらいのようです。

そして、ヨーロッパ、アフリカ、アラブなど、
様々な文化が混在しており、アフリカ大陸
北西端の国となっています。


今回の旅で知り合った人は、ベルベル人が
多かったのですが、比較的真面目な人が
多かったように思います。

ベルベル人は、日本人と性格が似ている
かもしれません。
また、日本に興味があり、日本語を勉強して
いる若い人もいました。


初日からハプニング



それでは、まず出発日のハプニングから
お話しさせていただきますね。

モロッコ行きは格安航空だったので、
早朝、我が家を出発。
午前 4 時に出ましたが、外は寒かったです。

ボーディングパスは既に入手していたので、
チェックインカウンターには行かず。
空港に着き、チェックインカウンターを見る
と、大勢の人が列を作っていました。

飛行機は時間より 30 分遅れで出発。
ポルトガルのリスボンで乗り換えです。

でも・・・、
このリスボンで、最初のハプニング発生

リスボンに着き、次の便の出発ゲートを
モニターで探したのですが、わたしが乗る
便が無いのです。

何度モニターを見ても、乗る予定の便名は
なく、カサブランカ行きの便もありません。


「そんなバカな~!」と思いましたが、
予定の時間に出発の便は、マラケシュ
行きのみ。

マラケシュとカサブランカでは、方向が
まるっきり違います。


前の飛行機が遅れて出発したので、
トランジットの時間は 1 時間弱。


でも、そのときはまだ少し心に余裕があったのです。

すぐにポルトガルエアのインフォメーション
に行ったのですが、まだ開いていないのに、
既に 20 人ぐらい並んでいます。

「ここで待っていたら、乗り遅れる」
そう思い、辺りを見渡すとひとりのスタッフを発見。

彼に説明して、モニターまで来てもらい
確認してもらったのですが、やはり乗る
予定の便はありません。

彼も理由がわからず、インフォメーションに
行くよう促されました。

時間は刻々と過ぎて行きます。
このときには、ほとんどパニックになりながら、
仕方なく再度インフォメーションに走って
行くと、運よく待っている人の数は減っていました。

じりじりしながら待つこと 15 分ほど。
私の番が来て、ボーディングパスを見せると、
私の説明が終わらないうちに、ゲート番号を
書いてくれたのです。

そこでわかりました。
さきほど、並んでいた多くの人は、
たぶん私と同じ問題を抱えた人達だった
のでしょう。
すぐにゲートに行くように言われ、そこからダッシュ。
重い荷物を抱えたままで・・・。

セキュリティチェックと出国審査を抜けると、
2 ヶ所で「カサブランカ」「カサブランカ」と
スタッフが大きな声で叫んでいました。

このスタッフが指さす方向に、人が走っていきます。

やっぱり、モニターの案内ミスだったのでしょう。


飛行機に乗り遅れた!




でも、ここでわたしは大きなミスを犯して
しまった
のです。
じつはリスボンに来たときの機内がとても
寒く、降りたらすぐにトイレに行くつもりでした。

ただこのトラブルがあったので、忘れていたのです。
でもゲートがわかった途端、気が緩んだのか
我満できなくなってしまったのです。

時計を見ると、まだ時間があります。
「トイレからすぐに戻れば間に合うだろう」。
こう思ってトイレに走りました。
これが大失敗

トイレはすいていて、待っている人はひとりだけ。
用を済ませ、ゲートに戻るとなぜか誰もいません。
スタッフも誰もいないのです。

「エッ?なぜ誰もいないの?」
その場で、しばらく待っていると、
スタッフがひとり来ました。

ボーディングパスを見せ、「この飛行機に
乗るんだけど・・・」と言うと、
「3 分前に出発したよ」との返事

一瞬、意味がわかりませんでした。
わたしの時計では、まだ出発時間ではありません。

じつは、リスボンとフランスでは、1 時間の
時差があります。
到着したときは、時差を頭に入れていたの
ですが、トイレに行ったときはそれが頭から
完全に抜け落ちていました。

わたしの腕時計は、フランス時間だったのです。

早朝出発で睡眠不足もあったためか、
完全に頭がまわっていなかったんですね~。

それでも、「飛行機に乗り遅れた」という
ことはわかりました。

「どうしたらいい?」とスタッフに聞くと、
カウンターに行って、次の便に乗れるか聞いて
みるように」と言われました。

「次の便は何時?」と聞くと親切に調べて
くれましたが、返事を聞いて真っ青に!

午後の便は 1 便あるけど、すでに満席で、
その次は翌日、だけどこれも満席とのこと。

一瞬、「今夜は空港で寝泊まりか?」と
いう思いが頭をよぎりました。
でも、事務所に行ってみないとわかりません。

「運がよければ乗れるかも・・・」
そこでカウンターの場所を聞き、行って
みると誰もいないのです。

それも席を外しているような感じではなく、
カウンターの上に汚れた段ボールがいくつか
置いてあり、ここは使われていないような雰囲気。

そこで、そばで掃除をしているおじさんに
尋ねたら、やはりここは使われていないと
言うのです。
ポルトガル語でしたが、たぶんそのような
返事だったと思います。

仕方なく他にカウンターがないかと、
しばらく歩き回っていると、空港のスタッフが
見つかりました。

でもすごくぶっきらぼうな感じで、
「一旦外に出て、到着ロビーにある事務所に行く
ように」と言うのです。

「外に出るの? またあのセキュリティを
通って、入国審査を受けて?」と聞くと
「そう」と答えて去っていきました。

入国審査では、たくさんの人が列を作って
待っていました。
ここを抜けると、今度はセキュリティ。
ここも当然、混んでいます。

「午後の便があっても、これじゃ乗れないかも」
こうなったら仕方ない、もう腹をくくりました。

そこで長々と並び、やっとわたしの番。
パスポートを見せると、変な顔をして
パスポートを 2 度見しています。

そりゃあ、そうでしょう。
わたしのパスポートには、今朝の日付で
既に入国スタンプが押されているんですから・・・。

そこで「飛行機に乗り遅れて、今から
事務所に行って変わりの便を探すので」と
説明すると、「それだけですね」と念を
押され、入国を許可してくれました。


一旦外に出て、重い荷物を持ってポルトガル
エアの事務所を探したのですが、これが
なかなか見つからない。
係り員らしき人に聞いても、デタラメばかり。

わたしは “事務所” と尋ねているのに、行く
とカウンターなんです。

やっとのことで、事務所を探し当て、今までの
いきさつを説明しました。

もちろん、トイレに行ったとは言わずに、
「インフォメーションカウンターも
セキュリティチェックもどこも混んでいて、
迷ったあげくゲートに着いたときは3分遅れ。
飛行機は出発した後だった」と。

今朝トラブルがあったことは、知っていた
のでしょう。
だからだと思いますが、午後出発の便に振り替えて
くれました。

ここで、ホッと一安心。
その日のモロッコでの宿泊先は予約して
あったので、これでムダにならなくてすみました。

もし翌日以降の便で入るとしたら、宿泊先は
未定。
モロッコは宿泊先が決まっていないと、
入国の際にしつこく質問され、時間がけっこう
かかるんです。

でも次の便に乗るため、空港で 5 時間待ち。
なんのために、早朝家を出て来たのか?


そして飛行機に乗り込むと、機内は
ほんとうに満席でした。
ギリギリで乗せてくれたのかもしれません。


そして・・・、
遅くとも夜6時にはホテルに着くはずだった
のですが、ホテル到着は夜中の 12時 を過ぎていました。

ただ今回、このホテルにしてよかったのです。
カサブランカ空港から 4 時間ほど電車に乗って
フェズという街でホテルを予約していました。

たとえ電車を 1 本遅らせても、ホテルには
夕方の 6 時には着くはずだったので、もっと
安いホテルにしようと思っていたのです。

でも、万が一と考え、24 時間対応のホテルを
予約していました。


旧市街の多くのホテルやリヤドは、
チェックインは 20 時まで。
遅くても 22 時まで
です。


このようなところは、チェックインの
時間内に行かないと、フロントは無人に
なってしまいます。
当然、他の宿泊先を探すか、野宿となります。
そして当日キャンセルなので、返金無し。


わたしは電車の中から、夜中過ぎに着くと
ホテルに連絡を入れておきましたので、
フロントの男性は待っていてくれました。

さすがにホテルに着いたときは、疲労困憊
(ひろうこんぱい)でしたが・・・。



ハプニングも役に立つ



この日の昼食は、空港でサンドイッチ。
夜も電車の乗り換え駅である
casa voyageurs(カサ ヴォヤジャー)駅の
マクドナルドで、スパイシーバーガー。

63 ディラハムは、日本円にすると約 1000 円。
普段、あまりマクドナルドには行かないので、
これが安いのか高いのかわかりませんが・・・。
駅だから、高いかもしれません。

でも、このハンバーガーは最近出たようで、
けっこう、スパイスが効いて美味しかったです。


モロッコ旅行の 1 日目の食事は、サンドイッチだけ。
夜はクスクスでも食べようと思っていたのに・・・。

でも予定どおり、宿泊できてよかったです。
このようにモロッコ放浪の旅は、ハプニング
から始まりました。


じつは、帰ってきてから気が付いたのですが、
この飛行機乗り遅れの体験が、あとで役立っていたのです。

このときに乗り遅れていなかったら、帰りの
飛行機に乗り遅れていた可能性大。
振替の便を用意されることも、なかったでしょう。

今頃、まださいごの地、マラケシュにいた
かもしれません。


今回の旅は、なにかとハプニングがありましたが、
毎回ラッキーなことに、その経験が後になって
役立っていることが多かったです。




それでは次回も、モロッコでのハプニングをご紹介しますね。




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