フランスでは、女性の過剰な飲酒が増えている

フランス・1月は飲酒を制限する月だけど・・・



現在フランスでは『Défi de janvier』の期間です。

『Défi de janvier』とは、
年の最初の月は飲酒はしない、という
取り組みです。

イギリスの『「ジャニュアリー チャレンジ』
から来たもので、すでに 5 年になります。

これは団体によって支援されていますが、
正式に決められているわけではありません。
よって私は、守ってはいません。(汗)


今日、発表されたフランス公衆衛生局の調査
よると、

男性のアルコール消費量は減少しているが、
女性の飲酒が増加しているとのこと。
それも35歳以上に、過剰摂取が多いとのことです。

フランスではアルコールにより、年間約
4 万 1,000 人が死亡しています。


2021 年を対象とした “最新のフランス公衆
衛生調査” によると、売上高から見ても
「過去数十年間で申告された 1 日あたりの
消費量が非常に顕著に減少している」ことが
明らかになっています。


『毎週飲酒をする人の割合』

2000 年には 62.6% だっが、2021 年には
わずか 39% に減少。


『毎日アルコールを摂取する成人の割合』

2000 年の 21.5% から 2021年 には 8.0%
まで減少。

このように、ほぼ 3 分の 1 に減っています。

ただ、若い人は飲酒する頻度は低いのですが、
飲酒する場合は、高齢者よりも大量のアルコール
飲料を摂取するようです。




女性のアルコール過剰摂取が増加


フランス人はアルコールの摂取量が多いこと
で知られていますが、最近女性の飲酒率が
男性に近づきつつあるようです。


上記の調査結果からみても、アルコール消費
量は減少しています。

でもこれは男性の消費量が減ったからで
あって、女性の割合は依然として非常に高いまま

過去 12 か月間毎日アルコールを摂取した
と報告した 35 ~ 55 歳の女性の割合は、
2017 年 (22.3%) から 2021 年 (27.9%)
の間に増加
しました。


特に 55 歳以上では、頻度に関係なく
API(時折の大量のアルコール摂取)の割合
が増加
しています。


これにはいくつかの仮説があり、

労働市場に参加する女性の割合の増加

初婚年齢の低下

女性をターゲットにした「積極的な
  マーケティング」


などが挙げられるようです。

個人的には、”初婚年齢の低下” がなぜ
関係あるのかわからないのですが・・・。



アルコールだけでなく、何でも過剰摂取は
よくないですね。

私は以前アルコール依存症になったことが
あるので、よくわかります。


でもアルコール依存症になると、よく禁酒
をする人がおりますが、私は今も飲んでいます。


フランスでは、大勢で食事をする場合、
たいていアペリティフから始まり、ワインへ
と進みます。

もちろん、アルコールを飲まない人も
いますが、やはりある程度アルコールを
たしなんだほうが話も進みます。

それに私自身、アルコールは嫌いなほうでは
ないので・・・。(;^_^A

ですから禁酒はいっさい考えていなかった
のですが、やはり依存症はよくありません。

そこで制限をすることを覚え、今では
飲みすぎるということはなくなりました。
おかげでいつも美味しく飲んでおります。(笑)


もし今、アルコール依存症に苦しんで
いらっしゃる方がおりましたら、私がどの
ように依存症から抜け出し、今このように
お酒が飲めるようになったかまでを、
書籍に書いておりますので、お読みください。

もしかしたら、お力になれるかもしれません。
飲酒を続けたいから、アルコール依存をやめました‼


お酒に逃げると、あっと言う間に
ズブズブとはまっていきます。



毎日のひとり飲みが依存症になる理由



私の知り合いの女性も、そのせいで急遽
入院することになりました。

歳は 70 代。
若い頃は仕事を頑張って、ある程度、財も
なしたのですが、定年後は人との交流も
あまりなく、ひとりでした。

若いころはそれほどお酒を飲むタイプでは
なかったのですが、家で白ワインを
飲んでいたようです。

気晴らしに、毎日チビチビと飲んでいた
のでしょう。
どのくらいの量か、正確には知りませんが・・・。


それがあるとき倒れたようで、病院で
検査をしたら、血中アルコール度がとても
高かったのです。

これを聞いたとき、「彼女、お酒飲んでたの?」
とちょっと意外でした。


ただ私が思うには、たぶん落とし穴に
はまってしまったのでしょう。

アルコールはドラッグと同じです。
でも合法。

毎日、ひとり少しずつ飲んでいると、それ
が習慣化してしまうのです。
私も同じでした。
『ひとり飲み』は怖いです!

一緒に飲んでいる人がいれば、お喋りも
しますしね。
また酔えば、止めてくれるでしょう。

彼女も最初はひとりで気晴らしに飲み始め
たのが、毎日少しずつ飲んでいる間に習慣
化して、量が増えていったのではないかと思います。


彼女は退院後、日本に帰りました。
今は、どうしているか知りませんが・・・。


お酒は楽しく飲むのが一番。
いつまでも健康で、美味しくお酒を飲み
たいものですね。




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