素敵な想い出が作れた日光・鬼怒川

ヒートテック、脱いでも大丈夫?

朝、天気予報を見たら、24 度の予想。
ホント? 急にこんなに上がるの?

と思っていたら、友達から電話。
「今日は暑くなるみたいだけど、
日光だから、朝方は冷えると思うよ」

確かに、日光の天気予報では朝方は 8 度。
なにを着て行こう?というより前に
ヒートテックを着て行くか否かで
悩んだ。

私は超がつくほどの寒がり。
3 月下旬に日本に来てから
1 度もヒートテックを
着なかった日はない。

上に着るものを厚手にしたり
薄手にしたりして、調節はしているが、
たいてい「着ててよかった」と
思うときが多い。

でも予想は 24 度。
外を歩いたら、暑いかもしれない。
上着なら脱げるけれど、ヒートテックだと
簡単に脱げない。
・・・ということで、日本に着いて以来
着ていたヒートテックを着ずに出かけた。

外に出た途端、「今日は暑くなる」と
感じた。「正解だったかな?」

夕張メロンのソフトクリーム

友人のご主人の運転で、いざ鬼怒川に。
途中、佐野サービスエリアに寄る。
そこでは「夕張メロンのソフトクリーム」が
有名だったらしいが、どこを探しても
見つからなかった。

昔は観光バスが止まると、トイレに
行くよりもまず、夕張メロンのソフト
クリーム売り場に、我先にと駆けて
行ったらしい。

そのたびに行列ができていた、と
友だちから聞かされていた。

今は違うのだろう。
ちょっとがっかりだったけれど
仕方がない。

今は ” とちおとめ ” が一番らしい。
とちおとめのソフトクリームは
食べなかったが、いちごはパック詰めで
売られていた。

ソフトクリームの代わりに、れもん飲料を
飲んだ。
でもこれって不思議。

れもん果汁はいっさい入っていないのに
「れもん」って書いてある。
れもんの味もしなかったような・・・

でも可愛い ” さのまる ” がいた。
深く考えることはやめた。

さのまる

旅館の従業員


旅館に入れるのは午後 3 時からだったので、
まずは観光。

いろは坂を通って、立木観音へ。
友人はご主人と ” 坂東三十三観音巡り ” を
している。
だから今回は神社仏閣巡りも兼ねている。

いろは坂

いろは坂。
ここを通ったのは随分前。
懐かしい。

男体山

男体山を望む。

立木観音に寄って御朱印をもらう。
加山雄三の「君といつまでも」の石碑があった。
愛染かつらもここがロケ地だったそうだ。

華厳の滝

華厳の滝は心なしか、昔のほうが勢いが
あったような・・・。
季節的な要因もあるかもしれないが、
いくつかの川を見ても、川幅が狭くなって
いるのがわかる。

フランスもそのような川が多いが、
気候変動の影響だろう。

もうすぐ旅館というとき、踏切があった。
この踏切、閉まったはいいが、なかなか
電車がこない。

ローカル電車を撮るため、外に出て
待っていたのだが・・・。
5分近く待っただろうか・・・。

そうしたら、ラッキー。
遠くに蒸気が見える。
なんと、蒸気機関車だった。

「試」と書いてあったので、試運転だろうか。
いいものを見ることができた。

信号機の音が大きいので、注意してください。


動画の貼り方がよくわかりません。
大き過ぎてしまったようです。


3 時に着いてチェックイン。

万葉亭


そのとき、隣でひとりの女性が
クレームをだしている真っ最中だった。

「?」と聞き耳を立てると、「お風呂も
入れないし・・・」と聞こえてきた。
「エッ?、お風呂?」と
聞いていると、露天風呂という単語が。

別に聞き耳を立てなくても、すぐ
隣にいるからすべて聞こえるのだが・・・。

でもお風呂が使えないとは、聞き捨てならない。
そこで受付の人に聞くと、強風で
露店風呂の屋根が壊れ、朝修理が終わるはずが
まだ完全に終わっていないとのこと。

露天風呂が使えないのは、やはりちょっと
問題だ。
露天風呂を目当てに来る人もいるだろう。
前もって知っているならともかく
着いたその場で言われるのは、気分的に
よくない。

クレームを言いたくなるのもわかる。
「1 つだけならまだしも 2 つも
問題があるのはどうかしら?」
ここまで聞こえてしまった。

2 つ目はどんな問題だったかはわからなかったが、
着いてそうそうこれだと、そのような目で
見てしまう。

受け付けの人は、日本人ではないが、
日本語をよく勉強しているようで
お詫びのしかたは丁寧だった。

がっかりだったが、使えない物は
仕方ない。
チェックインを終え、場所を移動した。
3 時から 4 時半まで、
” おでん食べ放題 & 飲み放題 ” がある。

おでんはもう何年も食べていない。
そして、アルコール飲み放題。
そのうえ、夕飯時も 1 時間飲み放題。
これがここに決めた理由だ。

露店でがっかりした分だけ、ここで
楽しまなくては・・・

食べ放題飲み放題 の場所はロビーだった。
そこに機械がずらりと並んでいる。

珈琲、ココア、コーンスープもあった。

おでんの種は、

・ 大根

・ 卵

・ こんにゃく

とちょっと寂しかったが、味は
よく染みていた。
この辺は卵が有名らしい。
今は鶏インフルでどこも卵不足。
でもここは卵がたくさん入っていた。

卵は2つ食べたが、どちらかというと
好きなこんにゃくと大根が主になった。

ビールは紙コップに自分で注ぐ。
やはり紙コップだと、意外と飲めない。
2杯で終わりにした。

その後、部屋に入り内風呂に行った。
すいていたので、ふたりだけ。
お風呂は大風呂がふたつ。
露店風呂はやはり「修理中」の札が
かかっていた。

でもこの内風呂は外も見れるし、
貸し切り同然。
これはこれでよかった。

夕食はバイキング


夕食の時間になった。
私達が選んだ時間は、グループと
一緒になるらしい。

うるさくないことを祈りながら
夕食用の広間に移動。

けっこう広く、テーブルもたくさん
並んでいた。
空いているテーブルを探して
そこに座る。

グループの人達はいたが、
それほど気にはならなかった。
中国人ではないと思う。
中国の人はけっこう声が大きいのだが、
大きな声で話している人はいなかった。


係りの人はこまめに動いている。
日本人はひとりだけ。
この人はたぶんチーフだろう。

他の人は全員外人だが、日本語は
じゅうぶん通じる。
まだそれほど流暢に話せない人もいたが、
頑張って勉強しているのだろう。
自分の国に帰るときには、日本のいいところを
吸収して帰ってほしい。

ここでは、飲み放題は 60 分と決まっていた。
でも食事時間は 90 分。
どうやって 飲み放題終了の時間がわかるのか?

時計は金庫に入れたまま。
時計は壁にかかっているが、食事をしながら
いちいち時計など見ていない。
それとも担当者がいて、終了時間がきたら
教えてくれるのか?

どちらかわからないが、けっきょく
食べるほうが忙しく、アルコールはそれほど
飲まなかった。

各自のテーブルには、豆乳鍋が用意されていた。
野菜や肉はバイキング形式なので、自分で
好きなだけ取ってくる。

他にもいろいろあって、食事は
私にとっては、十分楽しめた。

他の料理もまだ日本に来てから、食べていない
料理が多かったので、ここの食事は満足だった。
洋風のものはほとんど取らなかったけれど。

そこに自分で作るタイプのシフトクリームが
あった。
好みの味のカップを取り、機械に入れる。
受け皿となるカップを持って、機械から出てくる
ソフトクリームを形よく自分でカップに入れる。
そうするとオリジナルのソフトクリームの
出来上がり。


私は抹茶と黒ゴマ味の 2 種類を
試した。

抹茶アイスゴマ味
抹茶ソフト                              ゴマ味ソフト


どちらも美味しかった。

その後、しばらくしてまたお風呂に。
食事の後だから、グループの人と
かち合うかと思ったが、入っている人は
3 人ほど。
この人達は日本人だった。


ロビーに行くと、ひとりの男性が
従業員の女の子と話をしていた。

さっきグループが大勢入ってきたのに、
いつ行ってもお風呂はガラガラ。

男性にとってはいいことだけれど、
なぜなのか不思議だったようだ。
確かに私達も、同じことを思っていた。

従業員の女性が言うには、グループは
香港の人達のようで、彼らはお風呂には
入らないとのことだった。

シャワーしか浴びないので、自分の部屋にある
備え付けのお風呂で入っているらしい。
だから、混まないとのことだった。

「ヘーッ、香港の人達はお風呂に
入らないの」と初めて知った。
自宅では入るかもしれないけれど、外では
入らない。それがたとえ温泉でも。
私とはまるっきり正反対。

おかげでいつ入っても、すいていたので
私達にとってはラッキーだった。

お寺に定休日があるの?



翌日、朝 6 時に貸し切り風呂に入った。
以前行ったところは、貸し切り風呂は
家庭のお風呂ぐらいの大きさだった。

今回もそうかと思っていたら、けっこう
大きなお風呂だった。
朝食をとって、出発。

朝食は洋風と和風があったが、
私は和風にした。

日本に来ても、煮物や漬物などは
自分ではほとんど買わない。

ぜんぶの種類を食べたかったが
それはやはり無理だった。

朝食

こちらは和食の一部。
ここでも朝から、おなかいっぱい。

朝食後に旅館を出発。
まず猿軍団を見に行く。
そこには生まれて 3 ヶ月の赤ちゃん猿がいた。

3ヶ月の赤ちゃん


人間の子と同じ、指をしゃぶっているのだが、
その指は手ではなく、足の親指。
猿は足の指をしゃぶるらしい。

4 匹の猿が芸をして楽しませてくれたが、
教えるほうも芸を仕込まれる猿も
ここまでになるには、毎日大変
だったろうと思う。

ほとんどの猿は4歳。
人間で言うと、12歳ぐらい。

ジョージ

こちらは4歳のジョージ。


猿とは目を合わせてはいけないらしい。
でもどうしても、目を見てしまう
こともある。

そういうとき、猿は観客と目を合わせないよう
視線をずらす。
よく仕込まれている。
目を合わすということは、喧嘩をする
ことになるのだそうだ。

そこで楽しんだあと、” 道の駅 ” で昼食。

道の駅とは聞いたことはあるが、来たのは
初めて。
車がないと、なかなか来れるところ
ではない。

野菜がけっこう安く売っていたが、
ひとりだから買わなかった。
ただ宇都宮餃子はしっかり食べたけれど。

宇都宮餃子


しょうゆラーメンと宇都宮餃子。

昼食後は、御朱印をもらうため
神社仏閣巡り。
そこで、大谷観音に行った。

大谷観音


駐車場に車を止め、歩いていったが、
どこから入るのかわからない。
門はふたつあるが、どちらも閉まっている。

周りには誰もいない。
あちこち歩いて探したが、入口は
やはりこの門らしい。
でも閉まっている。

たまたま近所に家があり、そこの
人が出てきたので聞いてみた。

” 木曜日は定休日 ” らしい。
お寺に定休日があるというのは
初めて知った。

門の傍に行くと、「定休日 木曜日」
と書いてある。

それならパンフレットに書いておけば
いいのに・・・。
私達のように、はるばる遠くから
来る人もいるだろう。

でも仕方ない。
そこは諦めて、次の寺「万願寺」に・・・

ここは車がなければ、とてもではないが
来られるところではない。
石切り場のトラックが頻繁に走っている。

ほんとうにこの奥にお寺があるの?
と疑いたくなるようなところ。
これでまた定休日だったら、
ショックは大きいだろう。

不安に駆られながら、走っていくと
お寺が見えた。
ここは開いていた、よかった!

万願寺


友だちはお参り、私は写真を撮りながら
その辺をブラブラ。

そばに大きな四角い水槽があり、
中にはたくさんの鯉が泳いでいた。

鯉


ここは昔は学校のプールだったそうだ。

とても大きなプールで石造り。
小さな鯉と大きな鯉がいる。
えさをまいたら、大きな鯉に押しのけられ、
小さな鯉は食べることができなかった。
お寺でもやはり弱肉強食のようだ。

この水槽は苔がびっしり生えていていた。
相当古いものだろう。
そんな昔の学校にプールがあったというのも
驚きだが、近くに学校跡のような建物はない。

どこに学校があったのだろう。
たぶん生徒は水着で来るだろうから、そんな
遠くではないと思うのだが・・・

すでに学校は壊されて、他の建物が
建っているのかもしれない。


温泉でゆっくりして、食事も満喫。
友人のご主人の運転で、
あちこち見て周れたし、道の駅も
見ることができた。

日本でのいい想い出ができた旅だった。


今日はこれから買い出しに行かないと・・・
旅館と違い、ここで作る料理は
フライパン 1 つで作れる料理。

また買い出しもあまり重いと、歩いて
帰ってくるのが大変。
最近は自炊をしている。
だから買う材料はたいてい いつも同じ。

今日は何を買ってこようかな。
冷蔵庫はからっぽの状態だから
どう考えても、今日は重くなりそうだ。







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