脳の萎縮を防ぐには
脳の萎縮は 30 代から始まっています。
60 代半ばになると、MRIを見ただけで脳の
委縮がわかると言われています。
脳を使わないと、脳が委縮して
『老人脳へまっしぐら』。
今日はそんな
『老人脳にならないための 2 つの秘訣』
をご紹介します。
ジョギングやウオーキングなどの有酸素
運動が、脳の萎縮を防ぐと言われていますね。
「でもなかなか続かないんだよね~。
天気も関係するし」というあなた。
今日は家の中で簡単にできる、
【脳の萎縮を予防する方法】をご紹介します。
あなたは「片足立ち」を 20 秒以上できますか?
20 秒以上片足でバランスをとることが
できない方は、
・ 脳小血管疾患
・ 認知機能低下
のリスクが高まることが明らかとなっています。
老人脳の兆候とは
最近 ”ムッシュー” を見ていて、気が付いた
ことがあったんです。
※ このブログを読んでくれている方は
もうご存じだと思いますが、私と ”ムッシュー” は
夫婦ですが、シェアハウス形式で生活をしています。
いわゆる同居人ですね。
以前は ”ジジ” と呼んでいましたが、
現在 ”ムッシュー” に改名しました。
その ”気が付いたこと” とは、
”ムッシュー” は計算が得意だったのですが、
最近私が?と思うことがありました。
数字の苦手な私がわかるのに、
簡単な利率の計算がわからなかったのです。
最初はふざけているのかと思いましたが、
ふざけるようなタイプの人ではありません。
ほんとうにわからなかったようです。
そして 2 ヶ月経つのに、あるひとつのことが、
どうしても身につかない。
それはなにかというと、
「コーヒーを入れたあとは、
カプセルは各自 捨てること」と決めてある
のですが、これができないのです。
私はコーヒーを飲む前に、カップに
お湯を入れて温めるのですが、
そのときにコーヒーマシンにカプセルが
入っていると、お湯の代わりに、出がらし
のようなコーヒーが出てきます。
これが出てくると、これから飲む
コーヒーがまずく感じてしまうのです。
最初の頃は、「私がいなかったときの癖が
抜けないのだろう」と思っていましたが、
2 ヶ月経った今も同じ。
”ムッシュー” はというと、たまに忘れたこと
に気が付いて、カプセルを捨てにくるのですが、
これはちょっと異常でしょう。
コーヒーは毎日、2 回は飲みます。
それがほとんどといっていいほど、捨てる
のを忘れるのです。
わざと捨てないわけでもなさそう。
たまに捨ててあります。
だから私の虫の居所が悪いときは、わざと
大きな音を立てて捨ててるのですが・・・。
(嫌な性格!)
でも犬だって、2 ヶ月間、毎日同じことを
させれば覚えると思いませんか?
私は、2 ヶ月も経っているので、
お湯を出す前にカプセルがマシンに
残っているかどうか、確認する癖が
つきました。
「これって脳が委縮してる?」
「『老人脳』の始まり?」と疑いたくなりますよね。
『老人脳の始まり』は、
・ 新しいことをするのが面倒
・ 集中力が続かない
・ 忘れることが多い
・ 気配りがなくなる
・ 人の目を気にしない
これらに当てはまる数が多ければ多いほど、
老人脳になるリスクは高いと言われています。
”ムッシュー” は、全部当てはまっている。
コーヒーのカプセルに関しては、気配りが
ないから、捨てるのを忘れるのでしょう。
そして彼は片付けられない。
私が 6 ヶ月ぶりに帰ってきたときは、
リビングにあるソファーの上は、今より
少しはきれいでした。
私と娘が帰ってくるからと、それなりに
片付けていたのでしょう。
それが今は・・・。
ソファーに横になるには、ソファーの上に
散らばっている物をどかさなければならない。
スマホ、タブレット、スーパーの広告、雑誌。
これらをバサバサ集め、それを床にバサッと
置く。
「ホ~ラ、これで横になれる。」とまあ、
こんな感じ。
もちろん、これは私ではないですよ。
一緒に暮らしている ”ムッシュー” です。
そろそろ、地が出てきたのでしょう。
私はこのソファーは使わないから、
汚くしていようが関係ないんですけどね。
私は自分専用のリクライニングチェアがあるし。
でも・・・
床の上にバサッと置かれているのは
はっきりいって目につきます。
ソファーの上も床の上もきれいなほうが
いい。
でもそこは ”ムッシュー” のテリトリー。
そして ”ムッシュー” が寝室にいくときは、それをまた
ソファーの上にバサッと戻す。
やはり汚いというのは、わかっているのでしょう。
それとも私がそれを「いかにも・・」という感じで、
ジロッと見るのがわかるのか・・・(笑)
脳の萎縮を防ぐ・老人脳にならない2つの秘訣
【脳の萎縮を防ぐ秘訣 その 1】
まず最初に『片付け』です。
片付けは、脳の活性化にとてもいいんです。
掃除ではなく、『片付け』です。
掃除 : 汚れを取り除くこと
片付け: 不要なものを取り除き、
使いやすい場所に位置を決めること
『片付け』って、けっこう頭を使うと思いませんか。
1. 準備
2. 手順
3. 時間の配分
4. 配置を考える
5. 複数のことを一度に行う
特に 5. は「コーディネーション運動」といって
脳の萎縮予防にとても良いことがわかっています。
片付けは、これらのことを考えながら
手足を同時に動かします。
部屋が大きければ大きいほど、片付ける
物が多ければ多いほど、頭も使うし
時間もかかります。
ただひとつ、注意点もあります。
思い入れの強い品まで捨ててしまうような、
断捨離のしすぎは、認知症のリスクが高くなります。
思い出の品は単に、記憶を呼び戻すだけでは
ありません。
時を経て振り返ることで、記憶が “上書き”
され、脳の成長に役立ちます。
どれを捨てるか見極めが難しいですね。
だから片付けは、脳の活性化に役立つのです。
うちの ”ムッシュー” は片付けが嫌い。
片付けるようにいうと屁理屈を言ってくるんです。
「自分だってこの前○○を忘れていた」
とまるっきりお門違いなことを言ってくる。
「対象が違うんだけどな~」
言っても埒(らち)が明かないので、黙って
いますが・・・。
これでは進歩しません。
【脳の萎縮を防ぐ秘訣 その 2】
さきほど書いた「コーディネーション運動」
家の中で、道具も使わず空いた時間に
できる運動です。
『ひとりじゃんけん』や手遊び。
ひとりじゃんけんは、両手でじゃんけんを
します。
簡単そうですが、これがけっこうハマるんです。
そしてもうひとつは、
指を折りながら数を数えていくのですが、
左右ずらして、数を数えます。
どちらも脳を刺激するので、認知機能に
とても効果があります。
「手遊び・指先運動の効果」に
やりかたを詳しく書いていますので、
クリックしてご覧ください。
老人脳になるのを防ぐには、
『室温の調整も必要』です。
室温が低いと血管が縮み、血圧が
上がります。
高血圧は、認知症のリスク要因。
血圧を下げることが、老人脳を防ぐことに繫がります。
現在 “ムッシュー” は毎日歩いているから、
有酸素運動はしています。
でも冬になって雪が降るようになったら・・・。
ここは雪の多いところ。
だったら、今から片付ける癖をつけたほうがいいのにな。
この前何かで読んだのですが、あらたな習慣を
身につけるには 70 代前がいいらしいです。
70 歳のときに習慣としてやっていることは
80 歳になっても続けるようです。
70 歳も 80 歳も、体力的にあまり変わらないからでしょう。
片付けなら部屋の中が整頓されるので、
いちいち探さなくても、何がどこにあるか
すぐにわかります。
その上、気分もすっきりします。
片付けは脳科学の面でも、精神衛生の
面でもメリットがあることがわかっています。
「来週あたり、部屋の片づけでもしようかな。」
たまに部屋の模様替えをすると、気分も
違ってきますしね。
【参照】APA psycnet magazine.mercari
halmek.cotokuteikenshin-hokensidou
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