クリックしちゃった!!
少し前のことだけれど、
SMSで送られてきたメッセージを
クリックしてしまった。
これはスミッシングだった。
【スミッシング】
SMS(ショートメッセージサービス)と
フィッシングを足した言葉。
SMSを利用したフィッシング詐欺。
注文していた物が届くはずだったが、
なかなか届かなかった。
またその日は、たまたま朝から
不在にしていた。
商品が届くのを待っていたこともあり、
SMSに
「お客様宛にお荷物のお届けに
あがりましたが、不在の為持ち帰りました。
下記よりご確認ください。」
とメッセージが入っていたのを、
てっきりその商品だと思いクリック。
ところが画面がいっさい変わらない。
ご丁寧に 2 回もクリックしてしまった。
また運悪く、ちょうど 2,3 日前に
SMSが入ったり入らなかったりと
いう問題まで起きていた。
画面は真っ黒のまま。
iphoneに変えたばかりだったので、
アンドロイドと操作が違うのかもと思い、
ネットで検索してみた。
すると・・・
このメッセージは ” iphoneを狙った
詐欺メッセージ ” と書いてある。
特徴は、
「いくらクリックしても、画面は
変わらなく、真っ黒になったまま。
そこで被害者はiphoneの指示どおりに
パスワードを入れて起動させる。
そのパスワードを盗む詐欺」と
書いてあった。
このパスワードを盗んで、
カード情報を盗むらしい。
このフィッシング詐欺のメッセージを
クリックした時、私は運よく
カード情報はいっさい入れてなかった。
フランスでも、スミッシングはよくある。
一番多いのが、クロノポストを
装ったメッセージ。
・ 不在通知
・ なぜかわからないが、局止めに
なっているため受け取りの通知
クロノポストは不在の場合は、
郵便受けに不在通知が入っている。
配達に関しては けっこう問題のある
ところだが、SMSでは不在通知は
送ってこない。
一番ドキッとするのは、銀行からの
引き落としのメッセージ。
思わずクリックしたくなるが、
これは銀行のサイトから開けるように
している。
するとわかるが、大抵は詐欺メールだ。
カードの引き落としに問題があると
マイページのメッセージ欄に記載が
あるが、そこにはSMSで来たような
メッセージは書かれていない。
でも多くの被害者が出ているのも事実。
Iphoneのパスワードはすぐに変更した。
その後、しばらくは不正な引き落としがあるか
どうか見ていたけれど何もなかった。
ほっとした。
日本とシドニーでは登録方法が違う?
ちょうど、iphone の設定を変更
しなければいけなかった。
設定したのはシドニーだったから
国がオーストラリアになっている。
このままだと、日本のアプリは入らない。
そこであらたに日本のApple IDの登録を
するのだが、登録するにはカード情報を
入れないとできなかった。
カード情報は入れたくない。
でもカード無しにすると先に進めない。
これができないと、いつまで
経っても、設定はシドニーのまま。
日本のアプリがいっさい入らない。
これは困る。
そこでiphoneを持っている友達に
聞いたら、やはりカード情報は
入れていると言われた。
iphoneってめんどくさ!
と思ったけれど、仕方ない。
そこでカード情報を入れたら
すぐにApple IDが作れた。
シドニーではカード情報なしで
できたのに、なんでだろう。
頻繁に入ってくるスミッシング
でもそれから、スミッシングが
けっこう入ってきた。
今は到着待ちの商品もないし、
1 回このような目にあえばもうわかる。
クリックすることはないが、けっこう
頻繁に入ってくる。
以前の電話番号は、スミッシングの
メッセージは入ってこなかった。
現在、その電話番号も使っているが、
そちらにはいっさいこのようなSMSは
入ってこない。
SIMの発行元がイギリスだからか?
電話番号はソフトバンクだけれども。
今度新しく入れた電話番号は開通
そうそう、今回のスミッシングの
罠にかかってしまった。
フランスで” スミッシング ” は知って
いたはずだが、
日本ということでロケーションが
変わったことと、商品を待っていた
ことが災いして、見事に騙されてしまった。
油断大敵!
カード情報を入れていなかったのは
ほんとうにラッキーだったと思う。
ワン切り
これもかかってきた。
1,2 回鳴ってすぐ切れる。
これで折り返し電話などすると、
あとで高額な請求がくる。
外国からかかってくることもある。
フランスの場合、非通知というのはない。
自分のアドレス帳に載っている人なら
名前が出るが、知らない人は電話番号だけ。
私は知らない名前の場合、
こちらから折り返しかけることはしない。
なにか用があれば、またかかってくるか、
メッセージが入っているはずだから。
だから日本でも同じように、折り返しの
電話はしない。
でも、これも連絡や通知を待っていたり
余裕がないと、ひっかかる恐れは
十分にある。
この前解約しに行った銀行では、
振込先の銀行から電話があるかも
しれないと言われた。
また人間ドックを申し込んであるので
なにかあればかかってくる可能性もある。
フランスでは高齢者に被害者が多い。
たぶん日本でも同じだろう。
そういう私も、すでに高齢者。
じっさい、今回はクリックしてしまった。
ほんとうに油断していると、どんな目に
あうかわからない。
じっさい、昨日も朝起きてスマホを
見たら、フランスの銀行から
認証のSMSが入っていた。
フランスはネットで購入すると
スマホのアプリで認証するか、
SMSに送られてくるURLをクリック
しないと購入できない。
その認証のSMSだった。
私はこの1ヶ月、フランスの
クレカは使っていないので、
これはフィッシング詐欺か、もしくは
カード番号を盗み盗られたことになる。
サイトで確認したが、引き落とし
予定のものはなかった。
でももう少し、様子を見る必要が
ありそうだ。
スマホがあると便利だが、反対に
今迄以上に気をつけていないと
大金を失うことになる。
スミッシング、ワン切り。
これらは身近なところで発生する
最も危険な詐欺かもしれない。