怖かった、今朝の地震
今朝、家の揺れで目がさめた。
一瞬、？と感じたけれど、夢かと思った。
日本に来て、このような揺れを感じたのは
昨日が初めて。
長年地震を経験していなかったので、
「地震」という感覚がなかったのだ。
でも、意識がはっきりしてくると
家がガタガタ動いている。
「これは地震だ！」とそのときわかった。
時計を見ると、4 時ちょっと過ぎ。
あとでネットで調べたら、4 時 16 分だった。
時間も時間だったので、そのまま布団の中に
もぐって、地震がおさまるのを待っていた。
こういうとき、どうするのか？
隣の部屋では弟が寝ていたが、部屋から
出てもこないし、音も聞こえない。
私も昔だったら、たいして気にしなかった
かもしれない。
それほど大きな地震ではなかったから。
でも久しぶりに地震にあったので、いろいろ
考えてしまった。
・ タンスが倒れてこないか、気になった。
・ 揺れが大きくなったとき。
逃げる際に着る服のこと
・貴重品をまとめていなかった。
何を持って逃げるべきか
このように考えているうちに、地震は
おさまった。
日頃の準備というが・・・
母がいたときは、玄関の横に
非常用持ち出し袋と医薬品が入った
袋をいつも用意していた。
古くなった物は、新しい物に
取り替えていたと思う。
袋はいつもきれいだったから。
今、その袋は玄関の横にまだあるが
ほこりを被っている。
中に何が入っているか知らないけれど、
長い間、中身は交換していないと思う。
今朝は震度３だった。
震度３ぐらいだと、様子見をする
人が多いと思う。
しばらく様子を見て、揺れが激しく
なってきたら、それなりに行動
するのだろう。
でも、布団の中で考えた。
目が覚めてしまったので、トイレに
行きたくなった。
もし急に揺れが大きくなったら、
トイレよりもまず服を着なければ
ならない。
それから必要な物をまとめる。
このようなことを先にやるべきだろう。
でも万が一、揺れが大きくなって外に
出たら、トイレは？
我慢できればいいが、近くにトイレはない。
たくさんの人が表にいるのに、外で
用を足すわけにはいかない。
これはこれで問題だ。
考えたら、昨夜も地震があった。
パソコンに向かっていたら、家が揺れる
のを感じた。
地震？と思ったが、すぐに止まったので
忘れていた。
大きな地震になったら一刻を争う。
昼間なら周りの状況を把握できるが
夜中はむずかしい。
長年、地震を経験していないと、とっさに
何をすべきかわからなくなる。
取るべき行動にすぐ移せない。
最近、石川県で大きな地震が起きたばかり。
でも対岸の火事のように思っていた。
地震はいつ起こるかわからない。
日本にいるときだけでも、しっかり
考えたほうがよさそうだ。
フランスでも南のほうは、地震が発生する。
といっても、大きな地震はあまりないが・・・。
私はフランスに 30 年近くいるが、
地震を体験したのは、2 回だけ。
1 回目は長男を出産した日。
夜中に病院のベッドがガタガタ
動き出した。
その建物の地下に霊安室があったので
まず思いついたのが、霊の仕業？
でも窓の外を見ると、大勢の人が外に出ている。
そのときに、なにかあったと思ったのだ。
でもヨーロッパに来てから、地震を
経験していなかったので、地震とは
思ってもいなかった。
翌朝 テレビを見たら、教会の屋根の
瓦が落ちていた。
地震だったと、そのときにわかった。
2 回目は、家でパソコンの前にいたとき。
急に家がガタガタと揺れた。
そのときは、近くを戦車が走ったのかと
思っていた。
でも我が家は団地の中。
いくらなんでも戦車が団地の中を
走ることはない。
これに気が付いて、地震とわかった。
なぜ戦車と思ったかは、理由がある。
以前、我が家の近くの車道を歩いていたら
地震のような揺れを感じた。
そのときは地震かと思ったのだが、
しばらくすると、目の前を戦車が 2 台
通り過ぎていった。
その振動で揺れていたのだ。
ヨーロッパで地震にあったことが
なかっただけに、揺れを感じて
そのときのことを思い出してしまった。
本物の戦車が走っているのを見たのは、
これが最初で最後だけれど・・・。
だからいつ、フランスでも大きな
地震が起こるかわからない。
日本で地震対策を学んでおけば、
地震が起こったときに役立つかもしれない。
