嵐の去ったフランス

アヌシー湖・この違い

9月のアヌシー湖
111月7日



この湖は、フランスのアヌシー湖。

面積:  27 km2
水深: 一番深いところは80m、平均41.50m


1 枚目の画像は、今年の9月です。
岸からはるか遠くに、人が歩いているのが
見えます。
犬も子供も歩いています。

そして 2 枚目の画像は、昨日 11 月 7 日。
同じ場所から写したのですが、急に深く
なるので、先へは行かれません。


何ヶ月も雨が降らず、干上がっていた湖。
下記の画像は9月。

干上がったアヌシー湖

それが、 “キリアン” と “ドミンゴス” という
嵐が通過した後はこのようになりました。

アヌシー湖




スピード違反が多い理由



昨日は 1 年に 1 回受ける、橋本病の検診の日。
遅れるとキャンセルになり、次の
予約は 1 年後になるので、早めに家を出ました。

今、フランスは至るところで工事を行っており、
アヌシーに向かう途中の道路もやはり工事中。

家から 50 キロほどの道のりですが、工事もあり、
またちょうどアヌシーの朝市が開かれる日
でしたので、2 時間前に家を出ました。

「ちょっと早すぎるかな?」と思ったのですが、
予約の時間が迫って、イライラするのは
嫌ですし、早目に着いたら朝市でも見ていようと
思っていました。

でも途中の渋滞と、駐車場探しで時間が取られ、
車から降りたのは、予約の 30 分前。
やはり早目に出てきてよかったです。

フランスは輸送にトラックを使うことが多く
アヌシーに行く山道も、頻繁にトラックが
通ります。

2 車線のところがあまりないので、トラックの
後ろにつくと、延々とその後を走ることに
なるのです。

そこでやっと 2 車線のところにでると、
どの車もスピードをあげてトラックを
追い越そうとする
のですが、そのような
ところには、たいていカメラが設置されています。

レーダー



運悪くカメラに撮られると、忘れた頃に手紙
が届きます。
封筒の中を開けると、罰金の請求書。
いつどこで何キロオーバーしたか、しっかりと
書かれています。

最近の罰金は、けっこう高いです。

私は運よく、カメラに撮られたことがないのですが、
調べたら、このようになっていました。

【10 キロ未満のスピード違反】

市内  135 ユーロ
市街   68 ユーロ

(現在のレートは、1ユーロ=161円

市内と市街で違うんですね。
知りませんでした。

でも 10 キロなんて、簡単にオーバーすると
思いませんか?

だから「案外私は今までラッキーだったのかも・・・」
なんて、思ってしまいました。

運転しながら、しっかりカメラを見ていますけど、
最近、スピード違反の取り締まりが巧妙に
なっていて、見つけることはけっこう
困難です。

それにパトカー(覆面も)の中にカメラが
設置されているのもあり、こうなると
まずわかりません。

スピードを出さないのが一番なのですが、
急いでいるときはやはり・・・。


ハクチョウが消えたアヌシー湖

ハクチョウが消えた湖
ハクチョウが消えた湖



話がそれましたが、クリニックを出て、
アヌシー湖に行ってみました。

今年の夏に干上がっていた湖がどうなって
いるか、興味があったのです。
でもまさか、ここまでとは思いませんでした。

また昨日は雨でした。
芝生の上は、大きな水たまりがあちこちに。
歩道があるのですが、ここも殆ど水没していました。

水没した歩道



その水たまり、たくさんのカモメが
いました。
ここには、いつもカモメがいるのですが、
今年の夏は、カモメもあまり見なかったのです。

またこの湖には 1 年を通して、ハクチョウが
多くいるのですが、今年の夏に見たのは 1 羽だけ。
そして昨日は、 1 羽もいませんでした。
どこに行ってしまったのでしょう。




それでもこの雨の中、人はけっこう出ていました。
街の中も平日なのに混んでいて、観光客
らしい人もおり、写真を撮っていました。
週末は強風と雨で、動けなかったでしょうね。

アヌシー


街の中の川も、水量が増えていました。

下記の画像は、今年の9月です。

今年の9月

そして下記の画像は、昨日です。

アヌシー11月


お昼を過ぎていたので、昼食を取るために
近くのレストランを見て周りました。

どのレストランも、店の前に黒板や看板が
置いてあり、そこに「Plat du jour」
掲示してあります。
「Plat du jour」とは、その日のランチ

観光客向けでしょう。
ここの名物料理、フォンデュ・サボイヤーが
多かったです。
これは、いわゆるチーズ・フォンデュです。


私はチーズ・フォンデュは好きなのですが、
これを食べると白ワインを飲みたくなります。
でも運転するので、飲むわけにはいきません。

そこで他のレストランを探しました。
すると 1 軒のレストランに、
「plat du jour、Blanquette de veau」
(仔牛肉のクリーム煮)と書いてありました。

外は寒かったし、クリーム煮は好きなので
ここに決定。

ちなみに “plat du jour” は、1 皿だけです。
“メニュー” と書かれていれば、前菜やデザートが
ついています。

私はデザートはいらないので、この
「Plat du jour」にしました。

仔牛のクリーム煮



レストランの中は観光客も多く、ムール貝を
食べていました。

昼食を済ませ、レストランを出てあたりを
歩くと、クリスマスマーケットの準備なのか、
小さなブースがいくつも並んでいました。

各店頭にも、クリスマスのデコレーションが
並んでいます。
もうクリスマスの準備にかかる時期。
1 年て、早いものですね。


フランスのムール貝はコレ!

ムール・ブショ


帰りはショッピングセンターによって、
ムール貝を買って帰りました。

レストランで見たムール貝が美味しそうだったので、
食べたくなってしまったのです。

そして夕食は、このとおり、ムール貝と白ワイン。
このムール貝は、「Moules de bouchot」
(ムール・ド・ブショ)と呼ばれています。

このムール貝の特徴は、

  • 生産地 ブルターニュやノルマンディー
    その中でも、 
    モン・サンミッシェル(Mont-Saint-Michel)
    ブジーク(Bouzigues)が有名です。

  • 旬 7月~1月

  • ブショ(bouchot)と呼ばれる木製の柵や
    支柱を使って養殖
    するので、カニや他の
    捕食者は来ません。
    また砂や寄生虫の心配もありません。

  • 小さ目ですが、肉厚です。
    色はクリーム色かオレンジ色。


ふたり用に、2 キロちょっと買ってきました。
鍋にニンニクと白ワイン、玉ねぎを入れて蒸しただけです。
とっても簡単!

2キロはもちろん完食、白ワインもムール貝に
よくあって美味しかったです。

久しぶりにアヌシーを訪れましたが、
湖の変化には驚きました。
自然の力ってすごいですね。



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