「やっぱり一緒にはいられない」と悟ったクリスマス

感覚の違いか、ズレているのか?


「やっぱり、ムッシューとは長くいられないな」

今回のクリスマスは、今後の人生を
考えるきっかけ
になりました。


今年のクリスマスは、3 ~ 4 年ぶり?に
息子と祝えるクリスマスとあって、
料理も、私なりに頑張りました。



フランスでは、クリスマスイブにたくさん
の料理
を食べます。

ですから 24 日の午後は、寝不足ながらも
早い時間から料理にとりかかっていたのです。

なぜ寝不足かというと、息子が帰ってきたの
が、23 日の午前 3 時 40 分。

家の鍵を持っていないので、私は起きて
待っていました。

「鍵は隠しておいてくれれば、寝てていい
から」と言われましたが、12 月になると
この辺は空き巣が多いので、「鍵を隠した
まま寝る」というのは心配。

でも・・・息子が家の鍵を持っていても、
起きていたと思います。

夜中に 500 キロ以上 運転してくるので、
やはり着くまでは心配です。


でも、ムッシューはいつもどおり寝ていました。


息子から「夜中に着く」とメッセージが
あったとき、「誰がそんな時間に車庫を
開けるんだ?」と私に聞いてきたのです。

この家には、私とムッシューしかいません。
そう聞いてくれば、私しかいないでしょう。

ただこのように聞かれなくても、驚きは
しませんでしたが・・・。

私は夜中に着くと聞いた時点で、起きて
待っているつもりでしたから。



そして 23 日の午後は、息子が買い物につき
あってくれました。
買う物が多いので、ひとりでは大変。
息子がカートを引いてくれるだけで、随分
助かります。
まして、とても混んでいますしね。


その夜は、久々に息子が帰ってきたので、
夜遅くまで話してしまいました。
3 人とも寝たのは 0 時過ぎ。
こんなことから寝不足が続いていたのです。

そして 24 日、クリスマスイブ。
我が家はプレゼント交換も、イブの夜。
料理の評判もよかったので満足。
楽しいクリスマスイブを過ごしました。


ここで、私の作った料理をちょっと紹介
させていただくと、

アペリティフ

生ハム&モッツアレラチーズから始まって、

  • サーモンのタルタル

  • 車エビのバター焼き

  • ホタテバター焼き

  • フォワグラ・イチジクのジャム添え

  • 生牡蠣

  • カエルのパセリ&ニンニクバター

  • 鴨のオレンジソース

もちろん、いつもよりちょっといいワインも
あけました。

飾り付けは、イマイチですが・・・。





25 日の昼は、息子の彼女の家に招待されて
いたので、早く起きて、持参するオードブル作り。

アボガドのサーモンタルタル

花形のスタッフドエッグ

飾りとして、人数分の

プチトマトのサンタ

きゅうりのクリスマスツリー


そこでは楽しく過ごし、帰宅。
家に着くなり、ムッシューが、
「○○(息子の彼女の名)は疲れていたみた
いだね。料理を作るのも大変だったろう」と一言。

もちろん、彼女は大変だったとは思います。
でも、母親とふたりで作っているのです。

ところが我が家で料理をするのは、私ひとり。
洗い物をするのも作るのも、ひとりです。
流しが小さいので、洗い物をしながらでない
と、場所がないのです。


ムッシューはこの言葉からわかるように、
他人には思いやりがありますが、私にはゼロ

べつにこのような言葉をかけてほしいとは
思っていませんが、「今私の前で言う?」と
思ってしまいます。

たとえば、私の料理が冷凍食品を電子レンジ
で「チン」しただけだけとか、買ってきたもの
だけだったらわかります。
でも違うでしょう。


救いは息子が毎食「美味しかったよ」と
言ってくれたこと。

でもムッシューはそれを聞く度、冗談めか
して、一言 茶々を入れるのです。




自分の胃袋の大きさ知らないの?

胃袋の大きさ知らず



私の嫌いな言葉。

25 日に招待されたときも同じでした。
ムッシュー、アペリティフのときに出された
ものを食べ過ぎて、ある程度お腹が膨れて
しまったよう。

アペロ(アペリティフ)が終わり、全員
テーブルに移動しました。 

そこに座った途端、お腹をおさえながら
「フーッ、あまりお腹がすいていない」
と言うのです。

私はアペロのとき隣に座っていて、
ムッシューがけっこう手を出して食べていた
のを見ていたので、こうなることは予想し
ていました。


いつもアペロのときに食べ過ぎて、この
ように言うのです。

毎回「自分の胃の大きさわからないの?
3 歳児ではあるまいし」
と思うのですが・・・。


息子がいた 5 日間 アペロの後、
前菜の後、毎日同じことを言っていました。

クリスマスイブだけ、各自のお皿に前菜を
盛りつけましたが、他の日は大皿で出しています。
ですから、自分で取る量を加減できるのです。

もちろん、メイン料理があることも
知っているはず。


時間をかけた料理を出して、このように
言われたら、作ったほうとしては面白く
ありません。
それは前から言ってあるのですが、頭に
入らないようです。

ムッとして、「なら食べるな!」と
言いたくなるのですが、息子の手前
ジッと我慢。


まあそれでも、無事に終わり、
息子は昨夜帰りました。




相変わらず。やっぱり変わらないね!



今朝、私がパソコンに向かっていると、
ムッシューが来ました。

「支払った分、半分払うから精算して。
でも自分も花とケーキを買ってるから」
と言うのです。

クリスマスの買い物は、私がすべて
払っています。



こう言われたとき、息子の彼女の父親の
言葉を思い出しました。

頂いたプレゼントのお礼を言ったところ、
「俺は何を買ったか知らないんだ。妻が
買ったから。でも俺のお金で妻が買ってる
んだけどね」と照れ臭そうに言っていたのです。

「それならやっぱりお礼を言わなくっちゃ」
と言いながら、私はお礼のビズをしました。


【ビズ】

親しい人同士の挨拶で、頬を
つけて「チュッ、チュッ」と言うこと。



彼はアルコールが入ると、いつも以上に
陽気になり饒舌になります。

彼の妻も娘もアルコールは飲まないだけでなく、
毛嫌いしています。
たぶん彼のせいでしょう。
だからアルコールが入り、陽気になると
“酔っぱらい” と見なすようです。

でも彼は仕事はしっかりするし、知り合いも多い。
ただアルコールが入ると止まらなくなることが
あるようで、そのせいで家族にはちょっと
距離を置かれているようです。

人の悪口を言ったり、乱暴になるわけでも
ないので、ちょっと可哀そうな気もするのですが・・・。


話がそれましたが、ムッシューから「精算」と
言われたとき、この彼とムッシューとを
無意識に比べてしまいました。

彼はお金は出しているが、料理は
手伝わないし、買い物にも行っていないからと、
お礼を言ったときに謙遜していました。

ところがうちのムッシューは、買い物も
行かない。
料理も手伝わない。(たまにお皿を拭いたぐらい)
それなのに、私と半々。

確かに我が家は、家計は半々と決めています。
でも今回、私はそうとうな時間をかけて
料理を作っていたんです。

でもムッシューは食べただけ。
食洗機が壊れてからは、息子と一緒に
食器を拭いていましたが・・・。


「ケーキぐらい、自分で出してもいいんじゃない?」
と思っても無理はないと思いませんか?

それに花束ですが、これは息子の彼女の
母親が定年になったことを知って、
「花束を贈る」とムッシューが決めたこと。

一緒に贈るかどうか、私は聞かれていません。

ムッシューが花束を渡したとき、「私達
ふたりから」とは言っていなかったようで、
私には、彼女から花束のお礼はありませんでした。


でもムッシューの頭には、花束の代金は、
私が半分出すことになっていたようです。

それに定年だから、花束を贈る。
これはとても親切なことだと思うけど、
肝心の私が定年でやめたときには、何も
なかったけど・・・。

確かに私は自営業だったので、彼女とは
違うでしょう。
でもね~。


先に書いたように、ムッシューは他人には
思いやりがありますが、家族にはゼロ。


今年のクリスマス、これだけ手をかけて、
時間も費やしたのに、感謝の言葉もお礼もなし。

息子は毎食後、そして帰るときには
あらためて「美味しかった、ありがとう」
と言ってくれました。

やっぱり、一言このように言ってくれると
「頑張ってよかった」と思いますよね。



だからお正月は、何も作りません。
息子は帰ってこないし、もう作る気はいっさい
ないので・・・。


このクリスマス、私にとっては転機と
なりました。

今、お互いにシェアハウス形式で住んでいま
すが、このまま一緒に住んでいても、私には
あまりメリットはないようです。

このことは、今回息子にも話をしました。
ですから、今後どのようなことがあっても、
驚かないでしょう。

今年はもう残り少ないですが、来年から
少しずつ人生を変えていくつもりです。




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