暴風雨”シアラン”に襲われたフランス

暴風雨 “シアラン” が水曜日の夜、
フランスを襲いました。
(フランス語は “キアラン”)

テレビでは嵐が来る前から毎日、注意を
促しており、現在も電車は止まっています。

でも、車も使えないのです。
「車は危険だから使わないように」と
言われています。

理由は、どこで大木が倒れてくるかわから
ないし、何が飛んでくるかわからないからです。


特に北西部の被害が酷く、
ブルターニュ西部では、120 万戸の
停電を引き起こしました。

報告では、

死亡:1

重症:1

軽傷:15

のようです。
赤色警報は解除されましたが、現在でも
23 の地域が黄色の警報となっています。

既に、大破した家屋もあります。




「こんな嵐のときは家にいるのが一番」
なんて思っていたのですが・・・。

今朝、目が覚めたときに気がついたことがありました。
月曜日は 1 年に 1 回の、橋本病の検査の日。
その前に血液検査に行かなければならないのです。

嵐は金曜日までは要注意。
なら土曜日?

でも土曜日の午前中は、ただでさえ混むのに
この嵐で来れなかった人達が来るでしょう。
そうとうな混雑が予想されます。
そして日曜日はお休み。

そう思って、朝一番で行ってきました。

通常、木曜日は朝市が出るので混んで
いるのですが、嵐が来ているので、
さすがに朝市に来る人もそれほどいないのでしょう。
だからか、道もすいていました。


今回の嵐は、「Ciarán(シアラン)」と
呼ばれており、けっこう勢力が強いようです。

暴風雨シアラン



フランスの天気予報「メテオ・フランス」
によると、1999 年にフランスに大きな被害を
もたらした嵐 “ローター” と “マルタン” のような
ことにはならないようですが・・・。

このふたつの嵐は、1980 年以来、
フランスで最も激しい嵐と言われています。

“ローター” が来た時は、フランス全土
で時速 100 km を超える風が吹き荒れました。
最も強い風は、時速 180 キロメートルに
まで達したのです。

今回の “シアラン” は、ローターや
マルタンほどの深刻さには達しない
ものの、1980 年以降の『40 大暴風雨』
の中に入ると予想されています。

「メテオ・フランス」の予想では、

  • ブルターニュとノルマンディーの一部で、
    突風が時速 110 ~ 130 kmに達する。

  • フィニステール県、コートダルモール県、
    マンシュ県では時速 140 ~150km

  • ペイ・ド・ロワール県ヴァンデ県から
    オート・ノルマンディー地域、
    オー・ド・フランス西部では、
    時速 100 ~ 110 km

海岸沿いでは浸水が予想されており、
波の高さは、

  • 波は英仏海峡沿岸で 6 メートル

  • 大西洋のブルターニュ方面では、
    8~10メートル

  • 大西洋岸の残りの地域では、
    6~8メートル

    と予想されています。

    このように波が高いとき、
    残念ながらいつも不注意からの事故が
    発生します。

    海の傍に住んでいる人達は、このような
    とき、海には近づきません。

    でもツーリストは、荒れた海の写真を
    撮るために海に近づき、高波に巻き込まれて
    しまうのです。

    嵐のときは、海には近づかないように
    したいものです。



    嵐のときは、道路も危険がいっぱいです。

    たとえば倒木。
    特に北西部は危ないようで、
    シアランの前線通過に伴う局地的大雨により、
    植生を弱める可能性があります。

    落葉樹が多く、耐風性が高いため、
    倒木や根こそぎ倒れる危険性がある
    ことが予想されています。

ブルターニュのほうでは、風速 170 kmの
突風が吹いたようです。

フランスではここ数年、雨が降ると
必ずといっていいほど、洪水が発生し、
家屋が破壊されています。

今回の “シアラン”、どのくらいの爪痕を
残していくのでしょうか。



”Amazon” で書籍を出版しています。
「Unlimited会員様」は、すべて無料
お読みいただけます。

書籍紹介

『Kindle Unlimited』に登録すると

・初回 30 日間は、 無料お試し期間

・200 万冊以上の書籍が【読み放題】

無料お試し期間が切れる前に解約すれば、
料金はいっさいかかりません。


どうぞ こちら からご覧くださいませ。

タイトルとURLをコピーしました