ハンバーグの元祖・昔懐かしいそのレストランとは
美味しい！
一口食べた途端、昔の想い出が蘇る。
そんなハンバーグを食べてきました。
そのお店の名前は、『ハングリータイガー』
横浜のハンバーグと言えるほど、横浜を
代表するハンバーグ！
お店の宣伝をするわけではありませんし、
お店から何も受け取っていませんので、
ご安心を！
じつはこのレストラン、出来た当時は
今迄のレストランとは、いろいろな面で
違っていたのです。
まずハンバーグ。
それまでのハンバーグのイメージとは
まるっきり違うタイプのハンバーグの
登場でした。
この 1 号店である保土ヶ谷店ができたのは、
1969 年。
私が 10 代の頃は、「ハングリータイガーに
行ってきた！」
などとよく話題にのぼっていました。
その当時、ハンバーグというとお子様ランチに
出てくるようなハンバーグが多かったのです。
でもこのレストランは、俵型でとっても
ボリュームのある厚めのハンバーグ。
その当時は、周りに焦げが多く今よりも
もっと黒かったような気がします。
それを鉄板に乗せて持ってくるのですが、
肉汁が溢れてジュージューと音を立てています。
こんなハンバーグは初めてでした。
またこのレストランに行くということは
彼氏自慢にもなっていたのです。
その当時のレストランは
その当時のレストランは、車がなければ
行かれないレストランなど、無かったからです。
今当たり前に見るファミレスなどは、もちろん
なかった頃。
ハングリータイガーに行くには、車でなければ
行かれないのです。
またお値段も、その当時にしては高めでした。
またレストランの内装も、他のレストランとは
少し違っていて、太い木の柱、高い天井、
そして木造り。
まるでログハウスのような感じ。
今思い出しても、黒いツヤのある
太い柱を思い出します。
だから彼とそのレストランに行って、食事を
するということは、ちょっとした彼氏自慢にも
なっていたのです。
フランスはミンチステーキ
今回 なぜここに行ったかというと、
以前何人かで集まったときに、
「日本に来る度にハンバーグを食べる」と
私が言ったことを友人が覚えていてくれたのです。
フランスには、日本のようなハンバーグは
ありません。
肉 100 ％のハンバーグらしきものはありますが、
小判型で薄い。
これはお子様メニューの定番です。
肉をミンチにして形作っただけなので、
完全に火を通してしまうと、カチカチに
なってしまいます。
だから大抵、中は生焼けにして、
外側だけに焼き色がついています。
牛肉 100 ％なので、生でも大丈夫。
でも味は・・・、日本のハンバーグとは
やはり違う。
フランスでは、子供達はこのハンバーグに
ケチャップをつけて食べています。
このハンバーグ、フランスでは、
「ミンチステーキ」と呼びます。
スーパーなどでよく売られているパックに
入った物は、牛肉の他に調味料やハーブが
入っているのもあります。
ただ肉屋で「ミンチステーキ」と頼むと、
目の前で牛肉を機械でミンチにして
ミンチステーキを作ってくれます。
その名のとおり、肉 100 ％ミンチステーキ。
ですから焼きすぎると、すぐに固くなります。
そのような理由で、私は日本に来る度
日本のハンバーグが食べたくなるのです。
でも ” ハングリータイガー ” で食べたのは
正確には 45 年ぶり。
横浜に出ることもそう多くありませんし、
また行くところはほぼ決まっていて、
ここにあることは知りませんでした。
今回ここに来られたのは、友人のおかげ。
美味しいハンバーグは、” つばめグリル ” と
” ハングリータイガー ”だけど、
「どちらがいい？」と聞いてくれたので、
即、ハングリータイガーと返事。
” つばめグリル ” は以前食べたことがあります。
このレストランは老舗。
そこでここ何十年と食べていない
” ハングリータイガー ” をリクエスト。
正解でした。
昔と変わらず
昔のように鉄板に乗せて運ばれてきて
ジュージューと肉汁が鉄板の上で
踊っています。
それがテーブルに置かれるや、
目の前で分厚いハンバーグをふたつに
切ってくれ、それを鉄板に押し付ける。
するとまた肉汁が踊りだします。
ここに来てよかった。
何十年ぶりかのハンバーグに舌鼓。
パンも大きくて美味しかったです。
もちろんお喋りにも花が咲きました。
気が付くと 3 時間近くもお喋りしていました。
レストランに入ったのは 5 時半頃、
気が付いたらもう 8 時過ぎ。
平日だったせいで、まだ空いている席が
あったからよかったですが、土日だと
こんなに長く居座ったら、嫌な顔をされたかも
しれません。
美味しいハンバーグと楽しいお喋り、
日本出発前に、とてもいい想い出ができました。
ちなみに昨日はご馳走になってしまいました。
友人にはあらためて感謝です！
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