モロッコ放浪の旅 ⑫・映画の街 ワルザザードのカスバ

砂漠の玄関口

映画博物館(Musée du Cinema)


“アイトベンハッドゥ” からタクシーに
乗り、“ワルザザード” に到着しました。

“ワルザザード” は、 “砂漠の玄関口“、
また、”オアシスの都市” として知られています。

そして、映画の街としても有名です。
ワルザザードから西へ 5 キロメートル
ほどのところに、“世界最大級の映画
スタジオ『アトラス スタジオ』
があり、
この敷地には、付近の砂漠や山も含まれています。


・ アラビアのロレンス

・ スター・ウォーズ

・ 007 リビング・デイライツ

・ ハムナプトラ

これらの映画は、ここワルザザードで
ロケが行われました。


このスタジオは、撮影中でなければ
見学できます。
ここに立ち寄るツアーもあり、
ワルザザードの観光スポットのひとつ
ともなっています。


こちらは、映画博物館(Musée du Cinema)
スタジオより規模は小さいですが、ここも
見学できます。



ただ、わたしは見学するには時間が
足りなかったので、“タウリルト・カスバ”
に向かいました。




大きな城塞・タウリルト・カスバ


“タウリルト カスバ”は、ワルザザート
東部に位置する大きな城塞(カスバ)です。

18 世紀に作られ、ここを支配していた
グラウィ家の家族と使用人のすまいとして
使用されていました。

19 世紀に、フランス保護領政府の
管轄になりましたが、1994 年に返還され、
現在は、一部観光客に公開されています。

また現在は、コンサートやイベント会場と
しても使われています。


坂をのぼっていくと、大きな茶色の建物が
見えてきました。
これがカスバでしょう。



遠くに見える塔の上には、こうのとりが
巣をつくっています。




カスバに向かって歩いて行くと、
たくさんの壺を売っている店がありました。
壺はどれも古そうです。


お土産も売っていましたが、一般の
土産屋とは違い、古い置物などが所狭しと
置いてあります。



骨董品なのかと思いましたが、買って帰る
わけにはいかないので、店内を覗いて
通り過ぎました。

あとでガイドが教えてくれたのですが、
これらの壺や置物は、映画で使われた物だそうです。


大通りを歩いて行くと、大きな階段が
ありました。
ここはコンサートがあるときは、
観客席になるようです。



カスバの中に入ると、すぐにチケット
売り場があります。


そこにはガイドらしき人が、2人ほど
座っていました。

中庭で 10 人くらいのグループが、
ガイドから説明を受けていました。


チケットを買うと、ガイドは必要か
聞かれました。
中は迷路のようになっているので、
ガイドをつけたほうが効率よく、すべて
見られるとのこと。


ガイド付きで周ったら、どのくらいの
時間を要するか聞いたところ、時間が
なければ 30 分でもまわれるが、ゆっくり
見るなら 1 時間ちょっとかかると言われました。

それくらいの時間なら、バスの時間にも
間にあうのでお願いしました。


そこからガイドに連れられて、カスバの
中に入ります。

井戸
下の部屋にいる奴隷を監視する窓

中は言われたとおり、迷路のよう。
狭い階段がいくつもありました。

壁や天井には、美しいモザイクタイルや
飾り窓もあります。


ガイドの説明を聞きながら、内部を
見てまわりました。


屋上に行き、あたりを見ると、崩れた
建物が多くあり
ます。


これは去年の 9 月に発生した地震で、崩れた
建物
でした。

ほとんどの家は崩れたり、被害が大きかった
ようですが、緑色の屋根のスイス人の家と
イギリス人の家は、被害があまりなかった
ようで、彼らは今もここに住んでいるようです。

家の造りが違ったのでしょうか。


またこの辺のホテルもそうとう被害を
受けたようで、その後 営業を続けていた
のは、あるチェーンホテルひとつだけだった
ようです。


ここでカスバの見学は終わりです。
下に降りて行くと、建物の一角に、
絵を売っている所がありました。
男性がひとりいて、彼が描いているようです。

これは、ベルベル人の国旗と同じで、
このような意味があるとのこと。

: 地中海と大西洋

緑 : 自然と緑の山

黄 : サハラ砂漠の砂


そして真ん中の赤で書かれたシンボル
これは “ベルベル人のマーク”です。
生命の色であり、抵抗の色でもあります。


マークの中央1 本棒のようなものが
書かれている
もの。
確か “女性” の意味だと教えてもらった
ような気がする
のですが・・・。

申しわけありません。
確かではないです。(m(__)m)

ただ “ベルベル人の旗” に描かれている、
シンボルは、真ん中に棒は入っていません

カスバの見学は、1 時間ちょっと、
かかったと思います。



女性用シェルターと昔ながらの薬局



カスバを出ると、ガイドは横の路地に
入って行きました。
周りは住居のようで、路地はどこも狭いです。


ある建物の前までいくと、中からジュラバを
着た男性が現れました。

この建物の入り口には、ムーレイ・
イドリスで見たのと同じ “シンボル” が
ありました。

中央に棒が 1 本入っているベルベル人の
シンボル。
やっぱりこれは “女性” という意味だった
のでしょう。

ここは女性のシェルターでした。
夫から逃げてきた女性が、生活するところです。

ガイドは男性でも入れるようですが、
一般の男性は入れません。
もちろん、彼女達の夫も入れません。


逃げてきた女性は、ここで絨毯を作ったり
して暮らします。
食事もすべて提供されるようで、滞在
期限は設けられていないようです。


彼女達が作った絨毯を見せてもらいました。
大小、さまざまな絨毯があります。
彼女達が働く時間は、1 日 5 時間程度だ
そうで、大きな絨毯は完成までに何ヶ月も
かかるようです。

絨毯を勧められましたが、荷物の重量が
ギリギリなので購入はできないと断ると、
小さな品を出してきて、これなら軽いし
小さくたためると言うのです。

この絨毯の売り上げは、この施設の
収入源の一部になっているようです。

ただ荷物がぎりぎりなのは、ほんとう
なので、断りました。


すると、オイルもあるというのです。
このようなところなら、それほど高く
ないかと思い、値段を聞いたのですが、
これが高かった!
断りました。


ここを出て、また村の中を歩いていきます。

このあたりも、去年の地震で崩れた建物が
けっこうありました。


水も使えなくなったようですが、広場に
ある水道だけは使えたようで、ここで
多くの女性が洗濯をしていたようです。


しばらくして、今度はある薬局に
案内されました。
薬局といっても、近代的な薬局ではなく、
薬草やオイルしかありません

ガイドが言うには、貧しい人は病院に
行かれず、薬も買えないので、病気に
なると薬草を使うそうです。

またこの薬局は、昔からここにある
薬局だそうです。
確かに古そうな造りで中は薄暗く、
瓶入りの薬草がずらりと棚に並んでいました


オイルもあったので見せてもらうと、
先ほどのシェルターより多少安かった
ですが、それでもやはり高い。

高いからと断ると、いくらなら買うかと
聞かれました。
半額ならばと言うと、それはムリだと
言います。

あらたにディスカウントした金額を
言われましたが、元々ここで買うつもりは
なかったので、断りました。

すると、「その値段でOK]と言うのです。
半額で、アルガンオイルを購入することが
できました!

オーガニックで無添加、色も黄金色です。
これはラッキー!


この薬局を出て、これで終わりかと
思ったら、また違う建物に入って行きます。

今度は何を勧めてくるのかと思ったら、
そこではミントティーを振舞われました。

3人のベルベル人、中央にいるのはガイド

ここから、下の建物が見えました。
ここも崩れています。
上のほうは、まだ修復されていません。



ミントティーを飲みながら、そこの人達と
話をしていると、観光客でしょう。
ガイドに連れられて、6 人ほど階段を
のぼってきました。

混んできたので、お茶のお礼を言って、
そこを去りました。

ここも何か売っていたのだと思うのですが・・・。
「ほんとうはお茶代としてチップを
渡さなければいけなかったのかな?」と
後で思ったのですが、遅かったです。


そして、カスバの入り口に戻ってきました。
ガイド料を払い、預けておいた荷物を受け
取り、ここを出ます。
そこから街のほうへ戻りました。

バスは 15 時出発。
途中で軽く食べ、バス乗り場へ向かいます。


今までは “スプラツアー” というバスを
使っていたのですが、ここから先は
“CTM” というバス会社になります。

モロッコの長距離バスは、CTMか
スプラツアーこの 2 つが大手のバス
会社となります。

民営のバス会社もありますが、
遅れたり汚かったりと問題もあるようです。

“CTM” は、国営のバス会社だけあり、
国内至るところを走っています。


“スプラツアー” のほうがバスはいいの
ですが、ワルザザードからタルーダントへ
行くバスがありませんでした。


“タルーダント” に着くのは、夜の 7 時半。
ここは 16 世紀に、「小マラケシュ」と
呼ばれていた
ところ。

とてもきれいな街だそうで、
楽しみにしているところでもあります。


次回のブログでは、この “タルーダント” を
ご紹介しますね。



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