手遊びを楽しみながら、認知症を予防しよう
今日ご紹介するのは、『ひとりじゃんけん』。
認知症を予防できるだけでなく、コレ
意外とハマってしまいます!
WHOでは、身体活動は脳の構造に間接に
良い影響を与えるとして、認知機能改善の
ため身体的介入を強く推奨しています。
日本神経学会の「認知症疾患診療ガイド
ライン」においても、定期的な運動は
認知症の発症低下と関連があるとしています。
いろいろな運動がありますが、今日は
『脳トレ』。
といっても、難しいものではなく、
ひとりで楽しめる手遊びです。
その前に「なぜ認知症になってしまうのでしょうか?」
認知症は急になるわけではなく、徐々に進行します。
前兆として物忘れがあげられます。
でも認知症の前兆とは思われず、「加齢による
物忘れ」として軽く考えてしまう方がほとんど。
そのうち 少し前に聞いたことを忘れて何度も
聞き返したり、世間で話題になったニュースの
内容が思い出せなくなったりします。
これは脳のなかに不要なたんぱく質が異常に
蓄積されることが主な原因ですが、加齢も原因のひとつです。
・ 物をすくう
・ 物を包む
・ 物をつまむ
・ 指をひらく
このような動作が低下すると、認知機能も低下してきます。
指先運動で脳の活性化
これは「ホムンクルス」と呼ばれているもの。
大脳の運動野や体性感覚野に体の部位を
対応させて描かれている図です。
人間の脳には、運動野と間隔野という部分があります。
【運動野】
・ 持つ 動かす
【感覚野】
・ 物をさわって情報を得る
カナダの脳神経外科医 ”ペンフィールド”
が、ヒトの大脳皮質を電気刺激し、
運動野や体性感覚野と体部位との対応関係を
地図にしたものです。
下記は脳全体を現わしたもの。
この感覚野と運動野を刺激することで、
脳の血流が増加し、手指がスムーズに動く
ようになるのです。
じっさい認知症が改善したケースもあります。
ですから今後は、指先を動かす運動をしましょうね!
で終わってしまっては、このブログを
読んだ意味がないですよね。
大丈夫、まだ続きます。
手遊び・指先運動の効果
そこでひとりで簡単にできる手遊び。
それが、『ひとりじゃんけん』なんです。
「運動と認知機能を組み合わせた手遊び」です。
ひとりでいつでもできますし、場所も
選びません。
やりかたは、左右の手でじゃんけんをするだけ。
「エーッ、それだけ?」と思いましたか?
以外とむずかしいんですよ。
ひとりじゃんけんは、ふたつのことを同時に
行い、脳を刺激するので、とても効果があります。
ある程度慣れてきたら、ランクアップ。
「右手を勝たせる」と考えて、じゃんけんを
してください。(認知機能)
手を動かすことによって、瞬発力もあがります。
ある程度の数をこなしたら、今度は
「左手を勝たせる」ようにします。
そして、段々とスピードをあげていくのです。
これに飽きたら、もうひとつの手遊び。
左右ずらして指を折りながら、数を数えてください。
これらの手遊びも飽きてしまった。
そのような方には、こちら。
・ 折り紙・手芸
折り紙、編み物、刺繍、ビーズ作りなどは、
指先を使う良い方法です。
細かい作業を通じて指の運動能力を
向上させることができます。
・ 料理
指先も使いますし、手順を考えるため頭も使います。
・ ジグゾーパズル
細かなピースを扱うパズルは、指先の運動に
役立ちます。
同時に脳も刺激され、認知症予防につながります。
・ ピアノや楽器演奏
楽器を演奏することも、指先運動の一つです。
ピアノやギターなど、楽器を通じて指の
柔軟性を高めましょう。
認知症の予防は、毎日の積み重ねが重要です。
たとえ少しの時間でも、毎日続けましょう。
遊びながら楽しく続けることで、
認知症の予防になります。
【参照】
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