搭乗拒否されてしまった!
今シドニーにいますが、
ここでブログを書いていられることに
感謝しています。
と言うのも、羽田空港で出国拒否されて
しまったのです。
「この飛行機にはお乗りいただけません」と
言われてしまいました。
そのため一時は重いスーツケースを
持って、また実家に帰ることを真剣に
考えていました。
それが思わぬ展開になったのです。
どうしてこのようなことが起こって
しまったのか・・・。
今からご説明しますね。
6 月 5 日の夜 7 時過ぎに羽田空港に
着きました。
飛行機の出発時間は、夜 10 時 20 分
でしたが、友人も来てくれたので、早めに
チェックインを済ませて、一緒に食事を
するつもりだったのです。
スーツケースは宅配を利用して、空港に
送っていました。
帰りは日本の食料品がいっぱい入っており、
いつも重くなります。
そのため、このスーツケースを持って
空港に行くことは不可能でした。
空港でスーツケースを受け取り、チェック
インカウンターに行きました。
じつはこのチェックインカウンターに
来ることになったことから、すでに
問題は始まっていたのです。
いつもなら ” オンラインチェックイン ” を
すると、すぐに搭乗券が手に入ります。
でも今回は、オンラインチェックイン完了の
表示は出ているのですが、搭乗券が
取得できませんでした。
ANAに問い合わせても、電話は 2 時間待ち
の表示。
ですから朝からメールで問い合わせて
いましたが、空港に着くまでに返事は
もらえませんでした。
そこでまず、機械でチェックインしました。
でも・・・荷物のタグは出てきましたが、
肝心の搭乗券が出てきません。
それを傍にいたスタッフに告げると、チェック
インカウンターに並ぶようにいわれました。
私は極力カウンターには並びたくなかった
のですが、仕方ありません。
ただ通常チェックインカウンターは、いつも
混んでいるのですが、この時はそれほどでも
ありませんでした。
こうなることを想像して早目に出てきたのですが、
「今日はラッキー」としか考えていませんでした。
この後、どのような事態になるか、想像も
していなかったのです。
ギリギリセーフ!空港での搭乗券入手戦略とは
私の番になり、カウンターのスタッフに
今迄の経緯を話しました。
パスポートを渡し、スタッフが機械に
通したところ、エラー。
再度試すも、またしてもエラー。
何回かトライしましたが、毎回
エラーです。
スタッフも困惑しているようでした。
そこでもっと上の人でしょうか、ひとりの
女性を連れて戻ってきました。
オーストラリアのビザを再度見せましたが、
問題無しということで、返してくれました。
またもパスポートを機械に通すのですが、
やはりエラーになります。
そこでオーストラリアの入管に電話を
して訪ねました。
そばで聞いていると、新たにビザを取得
しなければならないようなことを言って
います。
そのうち、最後の挨拶もしないうちに
スタッフは受話器を置きました。
そのスタッフの説明によると、私のこの
ビザでは入国できないので、シドニーに
着いてもUターンで帰ってくることに
なると言うのです。
「そのようなわけで、搭乗券はお出しする
ことはできません」と言われました。
一瞬事態が飲み込めなかったので、
「ということは、私はこの飛行機には
乗れないということですか?」と尋ねると
「残念ながらそうなります」との返事。
もう頭は真っ白。
でもまず娘に連絡をしました。
明日私を空港に迎えにくることになって
いましたから、キャンセルです。
そうすると、この後のことを決めなければ
なりません。
返金になるか、もしくは代替便を用意する
ことになるか、「お時間をください」と
言われました。
そのとき、ひとりの若い男性スタッフが
カウンターに現れました。
女性スタッフから理由を聞くと、再度電話を
して、なぜビザが却下されるのか理由を
尋ねるようにアドバイスをしています。
ただその女性スタッフの返事は、それを
聞こうと思った矢先、「バイバイ」と言われ
ガチャ切りされたということでした。
もちろんスタッフは「ガチャ切り」などと
いう言葉は使っていません。
でもあちらの人はこのようなことは日常
茶飯事。
ガチャ切りは、うってつけの言葉です。
これで挨拶もせずに、このスタッフが
受話器を置いた理由がわかりました。
それを聞いたその男性スタッフ、自ら電話を
してくれました。
とても流暢な英語だったからか、それとも
さきほどの人ではなかったからか、自然な
感じで会話をしていました。
でもやはり理由は教えてくれなかったようです。
そこで、ある考えが頭をよぎりました。
スタッフに「ビザの有効期限は、入国日から
1 年ですよね?」と聞いたら、「そうです」
との返事。
私がオーストラリアに入国したのは、12 月 29 日。
でもビザの発行日は、去年の 3 月。
だから「インプットの際、手違いがあったのでは?」
と言ったところ、調べてくれたのですが、
その結果、ビザは発行日から 1 年ということが
わかったのです。
じつは去年の 3 月にシドニーに行くつもりで
取得したのですが、そのときは行かなかったのです。
私は人から「入国日から 1 年」と聞いていました。
でも自分では調べていなかったのです。
これが間違いのもとでした。
何でも自分で確認しなければいけませんね。
こうなるとビザを取得するまで、飛行機には
乗れません。
そこで本格的にこの先どうするかを話し合う
ことになりました。
そのとき、それを聞いていたその男性
スタッフが、
「アプリで申請すれば早くとれます」と
教えてくれました。
私はアプリではなく、サイトから取得して
いたので、アプリでのやり方はわかりません。
そこでその男性スタッフに聞いたら、
「一緒にやってみましょう」と言われたのです。
そこでスマホを出して、アプリから申請を
しました。
この飛行機に乗れなくても、どちらに
してもビザは必要です。
一か八かです。
私はスマホは苦手です。
老眼の上、キーボードが小さい。
この男性スタッフがいなかったら、絶対に
こんなに早く申請できませんでした。
アプリにパスポートを飾す方法も
このとき、初めて知りました。
男性スタッフの協力のもと、アプリの
申請が終わりました。
チェックイン終了時間まであとわずか。
あとは申請が通るのを待つだけ。
その男性スタッフからは「この飛行機には
乗れない可能性もありますから」と
言われました。
「それはわかっていますから、大丈夫です」と
返事をしましたが、そのときなんとなく乗れる
気がしていたのです。
もし結果的にダメなら、スーツケースを宅配で
送って帰るだけです。
機械とにらめっこをしているわずかな時間に
スタッフに尋ねたことがあります。
この男性スタッフの英語はとても流暢で
ネイティブ並み。
そこで帰国子女かと伺ったら、日本で
勉強したとのことでした。
一緒にいた友人が、TOEICの点数を聞いたら
955 点との返事。
この仕事に就きたいため、一生懸命に
勉強したそうです。
日本にいても、やる気になればここまで
できるんだと痛感しました。
この会話が終わらないうちに、申請が
通りました。
その男性スタッフが「申請がおりました!」
と教えてくれ、それと同時に搭乗券を即、
出してくれました。
チェックイン終了時間の 2 分前だったそうです。
「こんなに早く申請が通るのは、初めてです」
とも言われました。
私がサイトから申請したときは、1 時間以上は
かかったと記憶しています。
2 時間だったかもしれません。
この男性スタッフには、本当に感謝しか
ありません。
娘には「明日着く」とメッセージを入れました。
失敗と希望の狭間で
一緒に来てくれた友人には申し訳なかった
のですが、搭乗券を手にしてすぐ
手荷物検査に向かいました。
ゲートに着いて、娘に電話をし、
今までの経緯を話して、あらためて
翌日着くことを伝えました。
機内に入ると、男性スタッフの言ったとおり
両側は空席。
この時期はすいているのでしょうか、
機内は空席が目立ちました。
おかげでシドニーに着くまで、横になって
少し眠ることができました。
思い返せば、航空券を買ったときから
問題続きでした。
・ネットで航空券を買い、支払いをしようと
思ったら認証がうまくいかず、アプリが
ブロック。
すぐに料金を支払うことができなかったのです。
・そして国際郵便を送る際も、いつも使っている
SAL便は中止、航空便か船便の決断をすることに。
そしてシステムが変わり、インボイス作成が
大変だったこと。
でも送料が上がる前日に発送できました。
・空港に来るときには、友人と話していたら
第3 ターミナルで降りるべきところ、
乗り過ごしてしまいました。
そして今回、この空港の事件です。
でもラッキーというべきか、毎回
ギリギリセーフで切り抜けられました。
そして娘とシドニーで会い、ホテルに
着いてエレベーターに乗ったら・・・
ドアが閉まらないのです。
閉まってもすぐに開いてしまう。
3 ヶ月前のことを思い出しました。
じつはシドニーから日本に向かったときも
いろいろ問題があったのです。
3 月下旬、空港に行くため、娘と一緒に
ホテルの部屋を出たのです。
娘はその後仕事に行くので、ちょっと早目に
部屋を出たのですが・・・。
エレベーターの前に行き、ボタンを押した
ところ、いつもは青いランプが付くのですが、
ランプが点灯しません。
再度押しても同じです。
故障でした。
娘によると、今まで故障なんて一度も
なかったそうです。
私がいたときもありませんでした。
「よりによって何で今?」と思いましたが、
階段で降りるしかありません。
部屋は6階。
4階はないので、じっさいには5階なのですが・・・。
幸いスーツケースはまだ軽かったので
娘に運んでもらいましたが、それでも
16キロはあったと思います。
ホテルを出て駅に向かったのですが、
予定の電車には乗れませんでした。
空港に着いてすぐ、娘は仕事に向かうため
急いで帰っていきました。
そして日本に到着、
空港駅から、電車に乗りました。
日本到着時は、スーツケースもそれほど
重くはないので、スーツケースを持って
電車で帰ります。
エレベーターさえあれば、問題なく家に
帰れます。
それが・・・。
駅に到着したと同時にアナウンスが
入りました。
エレベーターは故障中とのこと。
駅に降りてエスカレーターを探しましたが、
ありません。
仕方なく、片手にキャリーケース、
もう片手にスーツケースを持って降りました。
2 度ほど落ちそうになりましたが・・・。
そしてタクシー乗り場に行くと、今度は
タクシーがいません。
以前ならタクシーはいつも並んで、客待ちを
していました。
また仮にタクシーがいなくても、ほとんど
待たずにタクシーはすぐ来たものです。
今回はタクシー待ちの人はいましたが、
タクシーはなかなか来ませんでした。
あとから聞いたら、コロナのせいで
タクシーが減っているとのことでした。
そして実家に着いたら、いつもは
いる弟がいません。
また階段をスーツケースを持って
あがりました。
もう実家に着いたときは、スーツケースと
キャリーケースのため、手はブルブル
震えるし、グッタリでした。
このようなことを思い出していたら、
エレベーターが動き出しました。
これでやっと一安心。
部屋に入れます。
この先3週間シドニーに滞在します。
今回の滞在もいろいろ面倒なことが
持ちあがりそうな気がします。
じっさい、現在進行形で起こっています。
このことは次のブログでお話ししますね。
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