バナナは、ダイエットにおススメ!
バナナは、なんといってもダイエットに
おススメの食材です。
その上バナナは、ダイエットだけでなく、
血糖値の急激な上昇を防ぎますし、
最近では、花粉症にも効き目があると
いわれています。
「でもバナナは甘いから、カロリーが多い
のでは?」と思っていらっしゃる方。
じつは、バナナ 1 本のカロリーは、
100 kcal未満。
大きさにもよりますが、約 90 kcalです。
メロンパン 1 個が、400 kcal。
バナナ 4 本で、メロンパン 1 個分です。
バナナがダイエットにおススメの理由は
- 食物繊維が多い
- 栄養価が高い
- 腹持ちが良い
- 糖質がすぐに吸収されない
このようなことから、ダイエットに
とても良い食材となるんです。
まず、バナナの食物繊維について
ご説明いたしますね。
バナナは見ていただいてもわかるように、
皮も中身も繊維だらけです。
またバナナは、不溶性食物繊維が多いです。
不溶性食物繊維は、溶けないのでそのまま
腸まで届きます。
そして腸にいくまでに、糖や脂肪を絡めるの
で、吸収を遅らせてくれるのです。
よって、血糖値スパイクが起こりにくい。
血糖値スパイクが起きると、血管に
大きな負担がかかってしまいます。
またバナナの糖分は、“オリゴ糖” 。
メープルシロップやハチミツに入っている
のと同じです。
オリゴ糖とは、単糖がいくつも連なってい
るもの。
そのうえバナナのオリゴ糖は、“フラクト
オリゴ糖”という消化されずに大腸まで届く
「難消化性」ですので、分解されにくいのです。
また水溶性の食物繊維も入っており、
水溶性食物繊維は、善玉菌のエサになり、
腸がきれいになります。
善玉菌が増えると、このようなメリットがあります。
- 肌がきれいになる
- アレルギーを起こしにくくなる
免疫の調節機能が良くなるため、
アレルギーを起こしにくくなるのです。
ヒトに対して行われた研究で「バナナで
スギ花粉症が改善される」という事が分かっています。
毎日 2 本、8 週間毎日バナナを食べ続ける
ことで、
「くしゃみなどの自覚症状の改善が見られた」
という結果が出ています。 - 脂肪が増えにくくなる
バナナには、分解・吸収されにくい
レジスタントスターチ(難消化性デンプン)
も入っています。
善玉菌が増えると、『短鎖脂肪酸』ができ
ますが、このレジスタントスターチは、
『短鎖脂肪酸』の原料となるものです。
『短鎖脂肪酸』が増えると、体が
「体内の脂肪はもう十分」と認識し、脂肪を
取り込みにくくします。
そのため、痩せ体質になるのです。
またこのレジスタントスターチは、食物繊維
と同じく腸内環境を整える効果があります。
そしてバナナはビタミンB群が多いため、
疲労回復にも効果があります。
そのため、「眼精疲労にも効果がある」と
いわれています。
そして更に嬉しいこと、脂質はほぼ 0です。
白内障予防や肌の老化防止にも
次に、血糖値のおはなしです。
血糖値が上がりにくくなると、
どのようなメリットがあるのでしょうか。
血糖値が高い状態が続くと、体内で糖分が
タンパク質とくっついてしまいます。
これが、体内で生成される老化物質の一つ
“AGEs”。
体内に “AGEs” が蓄積すると、体のサビを
取る抗酸化機能も低下します。
すると糖化反応が起こり、体内で酸化が始まります。
糖化反応が起こると、「糖尿病予備軍」で
あっても、水晶体が濁り白内障になる頻度が
高くなります。
糖尿病予備軍とは、2型糖尿病になる前段階
の状態。
血糖値はそれほど高くないものの、正常値より
高い状態です。
「自分は予備軍であって、まだ糖尿病ではない」
と安心するのは禁物です。
気をつけないと少しずつ高血糖になり、
やがて糖尿病になってしまいます。
これは若くてもなりますので、要注意です。
『国民病』とも呼ばれる糖尿病。
「国民健康・栄養調査」によると、2012 年、
糖尿病予備群は、1,100 万人とのことです。
糖尿病、糖尿病予備群の割合は、加齢ととも
に上昇しています。
私も以前、糖尿病予備軍といわれたので、
現在、食事には気をつけています。
そして、肌も糖化します。
肌が糖化すると、以下のような症状がでてきます。
- 肌のハリや弾力が失われ、たるみやすくなる
- 肌にシミやシワができやすくなる
- 肌のくすみや透明感のなさが目立つ
これらは、AGEsによって少しずつ進む炎症
反応により、肌細胞の保水力が奪われていくからです。
髪の毛も同様、ハリやコシが失われます。
バナナは血糖値の上昇を防いでくれますの
で、これらを回避してくれます。
ぜひとも食べたい食材ですね。
ダイエット目的なら食前に食べる
ダイエット目的にバナナを食べるなら、
『グリーンチップバナナ』がおススメです。
これは、茎の部分に緑色が残っている
バナナで、一番レジスタントスターチの量が
多いです。
レジスタントスターチが多いということは、
上記で説明したように、食物繊維と同じ
働きをし、腸内をきれいにしてくれます。
よく「べジファースト」といわれますね。
最初に野菜から食べたほうが、糖質の吸収
をコントロールできるからです。
また、血糖値が緩やかに上昇するため、
太りにくくなるのです。
バナナには、豊富な食物繊維があります。
それなら、バナナを最初に食べればいいのです。
ただ「甘いものから食べるのは・・・」と
いう方もおられるでしょう。
私も甘いものから食べるのは、苦手です。
それなら、食事前に食べてしまいましょう。
腹持ちもよく、食事の食べ過ぎも防げます。
ただひとつ、注意点があります。
バナナを食前に食べたせいで、
主食(タンパク質)が食べられないようで
したら、このやり方はオススメしません。
タンパク質は、体をつくる重要な構成
成分です。
タンパク質が不足すると、体の機能低下
が起こり、筋力の低下や疲労感などの症状が
表れやすくなります。
特に加齢とともに食事量が減り、消化機能
が落ちてきている方は、サルコペニアを発症
し、フレイル・サイクルに陥る可能性もあります。
【サルコペニア】
高齢期にみられる骨格筋量の低下と筋力、
もしくは身体機能(歩行速度など)の低下のこと。
【フレイル】
加齢により、心身が老い衰えた状態
こうなると、生活の質が落ちるだけでなく、
さまざまな合併症を引き起こす危険があります。
タンパク質は、必ず適量を摂取するように
しましょう。
そして、バナナは便秘解消にもなります。
バナナの食物繊維のおかげで、便の
カサが増すため腸が刺激され、排便が
スムーズになるからです。
腸内がきれいになれば、このような
利点もあります。
● 自律神経活性促進効果
自律神経が活発に働き、よく眠れてスッキリ
起きられます。
日中も活発に活動できるようになります。
● 腸内環境改善効果
お腹がスッキリして、快適な便通になるため、
心身のさまざまな健康効果が期待できます。
● ストレス改善効果
イライラせず、いつもリラックスしている
ようになります。
またバナナはカリウムが多少多いのですが、
カリウムには体中の塩分を体外に出す働き
があります。
よって、塩分摂りすぎによる血圧の上昇を
抑える効果を発揮し、高血圧、動脈硬化や
脳卒中といった生活習慣病の予防に役立ちます。
バナナは、1日 2 本食べると効果があるそうです。
ここで、ちょっとしたアイデア。
『お皿を汚さないバナナの切り方』をご紹介します。
バナナの皮を剥くときに、さいごに 1 面だけ残します。
残した面を横にして、ナイフでその上から
バナナを切っていくのです。
まな板やお皿を使わずに、バナナを切る
ことができます。
カラダに良い安全なバナナの選び方
さいごになりますが、『バナナの選び方』です。
現在、日本で販売されているバナナの大半
は、海外で生産されたものです。
青い状態で収穫され、輸送中の傷みやカビの
増殖を防ぐために、防カビ剤を振りかけられ、
輸出されます。
日本では、収穫後の果物に防カビ剤を散布
することは禁止されていますが、海外では
収穫後に散布されます。
防カビ剤によっては、国によって禁止されて
いるのもあります。
残留農薬量には厳しい制限が設けられていま
すが、海外から輸入された果物には、残留
していることがわりとあるようです。
安全なバナナを購入するには、
『有機JASマーク』がついているものを選ぶよう
にしましょう。
『有機JAS規格』とは、日本農林規格等に
関する法律に基づいた生産方法に関する規格です。
有機JASマーク付きのバナナは高値ですが、
農薬を摂取する危険性を考えれば、有機JAS
マーク付きの果物の方が安全なことは、
一目瞭然です。
さあ、バナナを食べて、健康的にダイエットをしませんか。
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