アーモンドの驚くべき健康効果
![アーモンド](https://senior-yumekatsu.blog/wp-content/uploads/2023/09/almonds.jpg)
おつまみ、スイーツ作りなど、
大活躍のアーモンド。
アーモンドには、ビタミンEやミネラルが
豊富に含まれており、動脈硬化、高血圧を
予防するシニアに嬉しい効果が期待できます。
そのうえ、男性にとても嬉しい効果もあるんです。
「アーモンドは食べたいけど、固くてね~」
という方には、アーモンドミルクの紹介も
しておりますので、ぜひ最後までお読みくださいませ。
まず【アーモンド】について。
アーモンドはバラ科の植物で、高さが5~6m
ほどの落葉高木です。
・ 野生種のビターアーモンド
・ 食用として栽培されているスイートアーモンド
の 2 種類があります。
私たちが普段食べているのは、スイート
アーモンド。
アーモンドに含まれる栄養素は、
- 抗酸化作用の強いビタミンE
- 腸内環境を整える食物繊維
- カルシウム
- カリウム
- マグネシウム
- 鉄
これらのミネラルが、バランスよく含まれています。
アーモンドの栄養素と効能
![皮つきアーモンド3粒](https://senior-yumekatsu.blog/wp-content/uploads/2023/09/3almonds.jpg)
それではこれから、アーモンドに含まれて
いる栄養素とその効能について、細かく見て
いきましょう。
1.【動脈硬化予防】
アーモンドの主成分の脂質は、ほとんどが
不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸です。
『オレイン酸』
1. 悪玉コレステロール値を下げる働きがある。
2. 腸の働きを活性化し、便秘の解消に役立つ。
『リノール酸』
血中総コレステロール値を低下させ、
動脈硬化を予防する効果が期待できる。
こちらは、”韓国の淑明女子大学とICAN” が、
3 つのグループに分けて実験をおこなった結果です。
① 毎日食前にアーモンド(56g)を摂取するグループ
② 毎日間食としてアーモンド(56g)を摂取するグループ
③ 高炭水化物・等カロリーの制限食を摂取するグループ
実験の結果は、
① 食前にアーモンドを摂取したグループ
総コレステロール値と悪玉コレステロール値減少。
② のグループとは大きな差があった。
② 間食として摂取したグループ
総コレステロール値、悪玉コレステロール値
ともに大幅に減少。
コレステロールを下げるには、
食事と食事の間のタイミングで摂取すること
が、効果的なんですね。
また、『体脂肪率が気になっていらっしゃる方』
食前にアーモンドを摂取すると、体脂肪率が
大きく減少することもわかりました。
① 食前にアーモンドを摂取したグループ
体脂肪率は平均 0.35%(0.01±1.26kg)減少。
③ の制限食のグループに比べ、体脂肪率、
内臓脂肪量、総脂肪が減少し、
体組成が全般的に改善された。
② 間食として摂取したグループ
平均0.17%(0.17±1.53kg)増加。
この結果、
食前にアーモンドを摂取すると、体脂肪率が
大きく減少し、高炭水化物の食事習慣による
体組成への悪影響を抑制することがわかりました。
ご自身の用途にあったタイミングで、
お召し上がりくださいね。♪
2.【血行促進・アンチエイジング】
アーモンド 100gあたり、ビタミンEが 30.3㎎
含まれています。
ビタミンEは、「若返りのビタミン」とも
呼ばれています。
ビタミンEの効能
- 強い抗酸化作用がある。
肌の老化を防ぐ効果や、ニキビ以外の
肌荒れを予防する効果が期待できる。 - 不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、シミや
しわの増加を防ぐ。 - 毛細血管を広げて、血行の流れを
スムーズにする血行促進作用がある。
血行が促進されることで、血行不良に
よる肩こりや腰痛、冷え性などの改善
効果が期待できる。 - 悪玉コレステロールの酸化を防止して、
動脈硬化を予防する効果が期待できる。
3.【高血圧予防】
アーモンド 100g中には、カリウムが 760㎎
含まれています。
カリウムは体の水分バランスを保ち、
ナトリウムを排出して、正常な血圧を保ちます。
体内の余分な塩分を排出することから、
むくみの解消に効果があり、
高血圧予防にも効果が期待できるんです。
4.【貧血予防】
100gあたり、鉄の含有量は 3.6㎎。
鉄は酸素を全身に運ぶ赤血球を作るために、
欠かせないミネラルです。
また、筋肉内に酸素を取り込む働きもあり、
鉄が不足すると、筋力低下や疲労を起こす
原因となります。
鉄は体内で吸収されにくい栄養素のひとつです
が、ビタミンCを含む食材と一緒にとることで
吸収率がアップ。
5.【便秘解消】
アーモンドには、
・100gあたり水溶性食物繊維が 0.8g
・不溶性食物繊維が 9.3g
と、不溶性食物繊維が多く含まれています。
食物繊維は、小腸で消化・吸収されず、
大腸まで達し、便のかさを増やすんです。
また不溶性食物繊維は、腸の中で水分を吸い
込んで膨らみ、腸を刺激することで便通を
促し便秘の解消に役立ちます。
6.【美肌効果】
アーモンドには、ビタミンEのほか、
AとB2 も含まれています。
『ビタミンA、ビタミンB2』
皮膚や粘膜を健康に保つのに欠かせません。
『ビタミンE』
上記 2.にも出てきましたが、
肌の老化を抑える効果が期待できます。
アーモンドの栄養をじょうずに取るコツ
1 日に取るビタミンEの摂取目安量は、
『男性』
・50~74 歳の男性で 7.0㎎
・75 歳以上の男性で 6.5㎎
『女性』
・50~64 歳の女性で 6.0㎎
・65 歳以上の女性で 6.5㎎
アーモンド 20 粒には約 6 ㎎のビタミンEが
含まれています。
よってアーモンドの 1 日の適切な摂取量は、
男性 22 粒
女性 20 粒
と言われており、おおむね 25 粒以内がいいですね。
脂質が多く含まれている食材なので、食べすぎ
には注意しましょう。
『皮ごと食べる』
アーモンドの皮には、ポリフェノールが
含まれています。
ポリフェノールは強い抗酸化作用で体の酸化
を防ぐため、アンチエイジング効果が期待できます。
そのため、アーモンドは皮つきのまま
食べるのがおすすめです。
男性にも人気・栄養満点なアーモンドミルク
![アーモンドミルク](https://senior-yumekatsu.blog/wp-content/uploads/2023/09/almondmilk.jpg)
「アーモンドは固くて・・・」
とおっしゃる方には、“アーモンドミルク” が
おススメ。
アーモンドミルクも栄養満点です。
そのうえ、“男性に嬉しい効果”あり。
【アーモンドミルクのメリット】
アーモンドミルクは、水に浸したアーモンドを
細かく砕き、漉して作ります。
アーモンドミルク 200 mlのカロリーは
39 kcalと、他の植物性ミルクよりも
低カロリーで糖質も低いため、現在健康志向
の方に人気を集めている飲み物です。
またアーモンドミルクには、コレステロールは
含まれていません。
アーモンドミルクは実をそのまま食べるより、
消化吸収に優れており、効率的に栄養を摂取できます。
男性に嬉しいメリットとは?
![ガッツポーズの男性](https://senior-yumekatsu.blog/wp-content/uploads/2023/09/guts-pose.jpg)
アーモンドミルクに多く含まれるビタミンE。
これは、男性ホルモンの代謝にも関係しています。
別名「子宝ビタミン」。
生殖機能を高める効果があります。
加齢とともに、血流に問題が生じて起こるのが
ED(勃起不全)。
EDはどうして起こるか、ご存じですか?
一般的には、
十分な血液が陰茎海綿体に流れないことで、
EDを発症します。
主な原因は陰茎海綿体に血液を送る、動脈の
硬化です。
動脈硬化の原因として、生活習慣病が
挙げられますが、ビタミンEで血流を良くして
おくことで、未然に動脈硬化やEDを予防する
ことにつながります。
その他、テストステロン低下による男性
更年期障害の予防につながる可能性もあるんです。
私は朝食のミックスジュースに入れていた
豆乳を、今はアーモンドミルクに変えています。
健康維持は毎日の積み重ねから。
このように様々な栄養素があるアーモンド。
ぜひ毎日、取り入れたい食品だと思いませんか?
【参照】
”Amazon” で書籍を出版しています。
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お読みいただけます。
![書籍紹介](https://senior-yumekatsu.blog/wp-content/uploads/2023/09/kindle_books.jpg)
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