フランス風の食べ方・ゴマの効果は得られず 便秘がちに
アンチエイジングに効果が期待されているごま。
その栄養価の高さから、サプリメントにも
広く使われていますね。
フランスでも現在、健康志向の高い人が
増えてきており、ごまを使う人が多いです。
今まではごまを買うには、オーガニックの
店に行かなければならなかったのが、
近くのスーパーでも買えるようになり、
便利になりました。
スーパーに置かれているごまも、白、金、黒
と種類が豊富です。
「ごまを利用する人が多くなったんだな~」
と思い、フランスではどのように使っているか
調べてみました。
すると・・・
「これじゃぁ、栄養はほとんど吸収できない
じゃない?」
と思ったのです。
その理由は、そのまま食べることを推奨しているんです。
ごまは、フランス人にとっては、あまり
馴染みのない食べ物。
ハンバーガーのパンの上には、けっこう
前からごまがのっていましたが・・・。
ですからサイトを見て、どのように食べるのか
調べる人も多いと思うんです。
私の知り合いのフランス人も、日本食が
好きでごまを使っていましたが、
ごまをそのままふりかけて食べていました。
『フランスのサイト』には、このように
書かれています。
- ごまはスーパーフード
- 記憶力を高める
- 腸内輸送を調節する
- 悪玉コレステロールと闘い、免疫
システムを強化 - 白ごまは単に皮をむいたごま
- 金ごまは皮を残した「完全な」ごま
- 黒ごまは、ごまとは異なる品種で、より香りが際立っている
“黒ゴマが異なる品種” というのが
良くわかりませんが・・・。
ごまの摂取方法は?
- 単独で食べる
- サラダやスープに振りかける
- パン、クラッカー、キッシュの材料
- タヒニとして使う
【タヒニ】
ごまをペースト状にしたもの。
中東や地中海地方の料理によく使われる。
タヒニや白ごまならいいのですが、
金や黒ごまだと、そのまま食べてしまうと
ほとんどの栄養は吸収できず、かえって
便秘になってしまうのではないでしょうか。
日本食が好きな人は、日本でよく使われている
黒ごまを買う人が多いようです。
ごまをそのまま食べると
私はよく黒ごまを買ってきます。
必ず炒るのでそのまま食べたことはないの
ですが、フランスではサイトに書いてある
ように、そのままサラダにかけている人もいるようです。
ごまをそのまま食べるとどうなるか?
そのまま食べても栄養成分は、ほとんど
吸収できないそうです。
ごまは外皮が硬いので、粒のまま体内に
入っても消化されることなく、体外へ
排出されてしまいます。
また粒が小さいので、歯で噛み砕くことも困難。
そのため、食べた量に比べて栄養の吸収効率
が悪くなってしまうのです。
けっこう前になりますが、「ごまが体にいいと
いうことで、毎日ごまを大量に食べていたら、
腸にごまがへばりついて、頑固な便秘に
なって手術をした」という記事を見たことがあります。
その人がどのくらいの量のごまを食べていた
かは、忘れてしまいました。
でもそうとう多かったと思います。
「ゴマの食物繊維は、ほとんど消化されること
がないまま腸へたどりつくため、便秘解消に
効果を発揮する」と言われています。
でも、慢性的な便秘の人はぜん動運動の
機能が低下しているため、便のかさが増え
すぎるとスムーズに運ばれなくなってしまいます。
大腸内に長くとどまった便は腸壁に水分を
吸収され、硬くなるため、余計にひどい便秘
になってしまうこともあるのです。
ごまはどのように食べたらいい?
ごまは炒って食べたほうが、からだに良いです。
1 ~ 2 分フライパンで煎ってから(弱火~中火)
すり潰すと香りもよくなります。
ゴマにはセサモリンという成分が含まれて
います。
これは加熱によってセサモールに変化して、
強い抗酸化作用を持つようになるのです。
【抗酸化作用】
活性酸素から体を守る働き
美容やアンチエイジング、健康維持などの
幅広い分野に役立ちます。
そしてごまの健康効果を最大限高めるためには、
ごまをすること。
ですから外皮を壊した状態である、すりごま
が一番です。
ただし、すりごまは酸化しやすいので、
食べる直前にするのがベストです。
私は日本でごますり器を買ってきて、
食べるときにすって入れています。
フランスだとすり鉢もないし、ごますり
器がないので、ごますり器を使う前は
ミルを使っていました。
知り合いにごまをすることを勧めてから、
彼女もミルを使っています。
ところで『ごまの種類』ですが、
日本では『金のごま』はあまり見かけません
でしたが、こちらでは金がよく売られています。
色がきれいだからでしょうか。
- 白ごまは「甘み」が特徴のごま。
油の含有量が多く、ごま油の原料となっています。 - 黒ごまは「コク」が特徴のごま。
香ばしいごまの風味と、しっかりしたコクが
あります。
セサミン、アントシアニンやリグニンを含み、
機能性成分に富んでいます。 - 金ごまは、もっとも「香り」が強いごま。
生産量が少なく、主にトルコで栽培されています。
ごまには、アンチエイジングに効果が
あるといわれている
- ビタミンE
- セサミン
- カルシウム
- 鉄分
- たんぱく質
- 食物繊維
これらが含まれています。
大さじ2杯のごまに、
- 牛乳1本分のカルシウム
- 豆腐1/3丁分のたんぱく質
- ほうれん草100g分の鉄分
- 生わかめ 70 g分の食物繊維
これらの栄養素が含まれているんです。
これらの栄養成分が吸収されないで、
体外にそのまま出してしまうのは
ひじょうに勿体ない。
ごまを食べるときにはまず炒って、
すりごまにしてから使ってくださいね。
ところでごまの 1 日の接種量ですが、
1 日大さじ 1 ~ 2 杯(約 10 ~20 g)のごまを
食べるのがおすすめです。
ごまは脂質が多いため、摂りすぎないように。
何でも適量が一番です。
アンチエイジング対策、そしてあなたの健康の
ために、毎日の生活にごまを取り入れてみませんか。
【参照】
blog.lafourche.fr weathernews.jp
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