女性に増えてきた薄毛、手遅れにならないうちに・・・

近年増えている女性の薄毛


近年、女性の薄毛が増えていると言われています。


2023 年の『女性の薄毛の意識調査』では、

  • 60代 : 45.9%
  • 50代 : 45%
  • 40代 : 39%
  • 30代 : 39.3%

と、このような調査結果が出ています。

30 代から薄毛を意識する傾向が、明らかに
なっています。

特に40 〜50 代になると、過去の自分と比べ、
髪の量が減ったり、毛が細くなってきたと
感じたりしていることが少なくありません。

じつは、私もそのひとり。
毛が細くなり、量が減ってきました。

ひとことで薄毛と言っても、原因はさまざまです。

  1. 加齢に伴う女性ホルモン減少

  2. 生活習慣の乱れ

  3. ストレス

  4. 頭皮の皮脂分泌の異常

  5. ヘアアレンジ

  6. 出産に伴う毛周期の変化や授乳の影響

そこで今日は、
1. 加齢に伴う女性ホルモン減少による薄毛
  についてお話ししたいと思います。

薄毛対策や、薄毛におススメのシャンプー
ご紹介いたしますので、ぜひ最後までお読み
くださいね。



女性に起こる脱毛・薄毛は『FAGA』
(Female Androgenetic Alopecia)と
呼ばれます。
原因のひとつに、加齢に伴う女性ホルモン
減少
があげられます。


男性の薄毛は、「AGA」と呼ばれていますが、
「FAGA」は、男性の「AGA」と発症メカニズムや
症状が違い
ます。

男性の場合は、頭頂部やおでこから薄く
なっていきます。

ただ女性の場合は、髪全体が均一に薄く
なっていく
のです。

これを『びまん性脱毛症』と言います。
「びまん性脱毛症」は、全体的に抜け毛が増えます。
まばらに抜け毛が増えるので、男性よりも
気づきにくい
のです。

そのため、気づいたときにはかなり進行
しているケースもあります。

『びまん性脱毛症』は、進行性の疾患です。



『びまん性脱毛症』を見分けるサインとは?


FAGAか否か、見分けるポイントは、
下記のとおりです。

以下の項目に当てはまらないか、セルフ
チェックしてみてください。


<びまん性脱毛症の初期症状>

  • 短い髪が多くなってきた

  • 髪のボリュームが減った

  • 分け目が薄くなった

  • 地肌が透けて見える

  • 髪が大量に抜ける

  • 髪が細くなった

  • ヘアスタイルが決まらなくなった



特に「分け目が薄くなった…」と感じた
要注意です。

通常、髪の毛を左右に分けている人が多い
と思います。

その分け目の部分は、髪の毛が多い人でも
地肌が見えますが、 1 本の線だったら
大丈夫です。

『FAGA』の場合は、ここがギザギザになり
分け目の部分が大きく広がります。
ここまでくると、鏡を見れば自分でも気づきます。

ですから、月 1 回でけっこうですが、
ご自身で分け目をチェックしてみましょう。
そうすれば手遅れになる前に、早目に対策を
講じることができます。



男性の薄毛は、男性ホルモンのバランスが
原因です。

『FAGA』は、男性ホルモンの影響も
ありますが、下記が主な原因となっています。

  • 過剰なダイエット

  • 避妊薬の副作用

  • 誤ったヘアケア


「なぜ男性ホルモン?」と思われた方も
いらっしゃると思います。
じつは、女性の体にも男性ホルモンが存在
ています。

閉経後は「エストロゲン」という女性ホルモン
が大きく減るので、その時点で男性ホルモンが
多くなり、FAGAを発症しやすくなるといわ
れています。


また過剰なダイエットや避妊薬のため、
ホルモンのバランスがくずれ、男性ホルモン
が優位になると、FAGAの原因になるともいわ
れています。



ダイエット法や避妊薬は、各々違います
し、これらが必要な方もいらっしゃると思い
ますので、ここでは “誤ったヘアケア” に
ついてご紹介させていただきますね。


女性なら、やはりヘアスタイルにこだわり
たくなりますよね。

パーマやカラーリングをされた方も
いらっしゃるでしょう。
私も若い頃は、パーマをかけていました。
今は白髪隠しで、カラーリングをしていますが・・・。

また、1 日に何回もシャンプーする方も
いらっしゃるかもしれません。


でもこれらは、頭皮にダメージを与えます。
その蓄積したダメージによって40 代頃
から薄毛が始まってしまうというケースが、
あとをたたないようです。

『びまん性脱毛症』の進行スピードは、
一日に数百~数千本の髪の毛が抜けるなど、
急速に進む事例はかなり少ないようです。

一般的には「気が付いたら以前より薄く
なっている」というケースが大半です。

ただ、進行スピードに関しては個人差が
ありますが・・・。



今からでも遅くない、薄毛対策とは・・・

更年期女性ホルモンの分泌量が減少すると、
髪の毛が細く弱くなり、地肌が透けて見えや
すく
なります。

女性ホルモンには髪の毛のハリやコシを出し、
ヘアサイクルを維持するなどのはたらきがあります。

また、毛包が死滅した毛穴からは、二度と
髪の毛が生えて来なくなるため注意が必要です。


以下は、誰でも簡単にできる薄毛対策です。

「最近、薄毛が気になってきた」

「抜け毛が増えてきた」

また、「まだ心配はないけれど、将来の薄毛予防に」
と思う方はぜひ実践してみてください。

  1. シャンプー前のブラッシング

じつは、ブラッシングが最も発揮されるのは、
シャンプー前

シャンプー前にブラッシングをすると、以下
メリットがあります。

  • シャンプー時の摩擦を軽減

    髪の表面についた汚れや皮脂などを浮か
    せる効果があるため、シャンプーの泡立
    ちがよくなり、洗った時に汚れが落ちや
    すくなります。


  • 頭皮の血行をアップ

    頭皮のマッサージ効果で、血行が良くなります。


  • シャンプー時の絡まりを防ぐ

    髪の毛の中に残っている抜け毛などを
    あらかじめ取り除くことで、シャンプー
    時の絡まりを防ぎます。


  • キューティクルの方向を整える

    日中の紫外線や乾燥によって開いて
    しまったキューティクルのバラバラに
    なった方向性を正すことができます。

    開いたキューティクルの方向がバラバラの
    状態でシャンプーをすると、摩擦でよけい
    髪の毛を傷つけてしまいます。


2. 『スカルプ・シャンプー』

一般的なシャンプーとの違いですが、

一般的なシャンプーは、毛髪に潤いを与える
ことや、ダメージ補修などを重視しています。

それに対してスカルプシャンプーは頭皮
の保護を重視しています。

また頭皮の皮脂を洗浄しすぎないよう、さま
ざまな成分が含まれています。

保湿

肌荒れを防ぐ

臭いやフケ・かゆみを抑える

頭皮の血行を促す

このような成分が配合されていることが
多いです。


薄毛を改善するなら、髪の毛よりも頭皮の
ケアが重要
です。
植物も栄養がない古い土で育てると、生長が
乏しくなりすぐに枯れてしまったりします。


でも、男性用のスカルプシャンプー
選ぶのはおススメいたしません

じっさい、女性用よりも男性用のほうが
種類が多く、高品質なものが売られています。

ただ男性用のシャンプーは、女性には強すぎ
るのです。

男性の頭皮の皮脂は女性に比べて多い
傾向があり、夏で比較すると男性は女性の
約 1.4 倍というデータがあります

また女性の場合加齢と共に皮脂の分泌が
減って
いきますが、男性はそれほど変わりません

ですから女性が男性用を使うと、洗浄力が
強すぎ
てしまうのです。

女性用のシャンプーは、アミノ酸系の
シャンプーがおススメです。

これらには、”アラニン” や “グリシン” と
いった自然に存在するアミノ酸が元になって
おり、子供用のシャンプーに使用されている
ほどマイルドです。

そのうえ弱酸性で刺激が少ないので、乾燥肌
や敏感肌の方にもおススメです。


そしてやはり肌に直接使うものですので、
添加物の少ない、植物由来のオーガニック
シャンプー
をお選びいただくのが良いと思います。

スカルプシャンプーには防腐剤やシリコン
を使ったものが多い
です。


ただ、これらはお値段はちょっとお高いです。

でも将来『FAGA』になってしまったら、
治療にはそれなりにお金がかかります。

1 回のシャンプーに使う量は、それほど
多くはありません。

将来の薄毛予防になると考えたら、それほど
高いものではないと思いますが・・・。



3. 頭皮のオイルパック

頭皮の毛穴は大きく、皮脂の分泌量も多い
ことから、詰まりやすいのです。

一般的な汚れはスカルプシャンプーで
落ちますが、どうしても落とせない
汚れ
もあります。

これは皮脂が時間と共に酸化して毛穴に
こびりついたもの
で、「過酸化脂質」
呼ばれています。

毛穴が詰まると、髪の毛の成長が阻害され
細くて弱い髪の毛が増え、薄毛に繋がること
もあります。


このようななかなか取れない汚れ
落としてくれるのが、オイルによる毛穴
パックです。

オイルを頭皮全体にたっぷり塗り、その後、
蒸しタオルで包み15 分ほどそのまま
しておきます。

その後、いつもどおりにシャンプーを
するだけです。


ポイントとして、

オイルはたっぷりと塗る

オイルが足りないと、頭皮の汚れに馴染ま
ず、過酸化脂質が取れません。



無添加のオイルを使う

100% 無添加のオイルでしたら、
ホホバオイル、アボガドオイルの他、
アーモンドオイルやオリーブオイルなど、
お好みのオイルでけっこうです。

頭皮パックは週に 1 回で、じゅうぶん
効果があります。


ちなみに市販の頭皮クレンジング剤は、
海面活性剤などの添加物を含むものが多い
です。
これは頭皮の常在菌も洗い流してしまいます。

界面活性剤は洗剤です。
あなたはどんなに顔が汚れても、洗顔に
洗剤は使わないでしょう。
頭皮は、顔の皮膚の延長です。

そのため、添加物が入ったクレンジング剤
よりも、100% 天然オイルのほうが安心です。


また、頭皮マッサージもおススメです。
頭皮マッサージをすれば、血行促進により、
薄毛を予防する効果があります。

やりかたは、オイルを馴染ませたあと
指の腹でやさしくマッサージするだけです。
洗髪前にすれば、高い効果が得られます。



これは避けたい、薄毛になります


あなたは、朝シャン派ですか?
また 1 日に何回、シャンプーしますか?

シャンプーは 1 日 1 回が 一番いいです。

1 日に何回もシャンプーをすると、頭皮に
必要な皮脂まで落ち
てしまい、逆に
頭皮が傷つく原因となります。

シャンプーをするのは、寝る前が一番
髪の毛は、夜 10 時から夜中の 2 時に成長します。
そのため、夜にシャンプーをして髪と頭皮を
ベストな状態にして眠りにつくのがいいのです。

そして乾かす際の注意点ですが、ドライヤーは
遠目
にあてましょう。

ドライヤーを近くで長時間あてると、頭皮が
炎症を起こし、火傷のような状態になり、
薄毛の原因となります。


ヘアスタイルも重要です。

ポニーテールはもちろん、三つ編みやお団子
ヘアなどの髪型を続けていると、薄毛の
リスクが増します。

特に後頭部の高い位置で髪の毛を結ぶ
“ポニーテール” は頭皮への負担が大きいため、
局所の血行不良に伴う抜け毛リスクが増加します。

エクステやヘアアイロン、カールアイロン
を頻繁に利用する場合も、リスクを増加させ
るため注意が必要です。



さいごに、それでも薄毛が気になる方は、
医学的な治療法に頼るのもありだと思います。

『FAGAの治療薬』としては、
「パントガール」という薬が一般的なようです。

これは髪の毛を太くして、抜け毛を予防して
くれる効果が実証されています。

そのうえこの「パントガール」は化学物質
ではなく、タンパク質が主成分なので、副
作用が比較的少ないです。


ただそうはいっても、医薬品です。
できれば、日常の生活習慣によって、
薄毛が改善できたらいいですね。

上記であげたことを実践していただき、
生活の乱れや食事に気をつければ、ある程度、
薄毛は改善できるのではと思っています。



【参照:medi-l.com





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