アーモンドの驚くべき健康効果
おつまみ、スイーツ作りなど、
大活躍のアーモンド。
アーモンドには、ビタミンEやミネラルが
豊富に含まれており、動脈硬化、高血圧を
予防するシニアに嬉しい効果が期待できます。
そのうえ、男性にとても嬉しい効果もあるんです。
「アーモンドは食べたいけど、固くてね~」
という方には、アーモンドミルクの紹介も
しておりますので、ぜひ最後までお読みくださいませ。
まず【アーモンド】について。
アーモンドはバラ科の植物で、高さが5~6m
ほどの落葉高木です。
・ 野生種のビターアーモンド
・ 食用として栽培されているスイートアーモンド
の 2 種類があります。
私たちが普段食べているのは、スイート
アーモンド。
アーモンドに含まれる栄養素は、
- 抗酸化作用の強いビタミンE
- 腸内環境を整える食物繊維
- カルシウム
- カリウム
- マグネシウム
- 鉄
これらのミネラルが、バランスよく含まれています。
アーモンドの栄養素と効能
それではこれから、アーモンドに含まれて
いる栄養素とその効能について、細かく見て
いきましょう。
1.【動脈硬化予防】
アーモンドの主成分の脂質は、ほとんどが
不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸です。
『オレイン酸』
1. 悪玉コレステロール値を下げる働きがある。
2. 腸の働きを活性化し、便秘の解消に役立つ。
『リノール酸』
血中総コレステロール値を低下させ、
動脈硬化を予防する効果が期待できる。
こちらは、”韓国の淑明女子大学とICAN” が、
3 つのグループに分けて実験をおこなった結果です。
① 毎日食前にアーモンド(56g)を摂取するグループ
② 毎日間食としてアーモンド(56g)を摂取するグループ
③ 高炭水化物・等カロリーの制限食を摂取するグループ
実験の結果は、
① 食前にアーモンドを摂取したグループ
総コレステロール値と悪玉コレステロール値減少。
② のグループとは大きな差があった。
② 間食として摂取したグループ
総コレステロール値、悪玉コレステロール値
ともに大幅に減少。
コレステロールを下げるには、
食事と食事の間のタイミングで摂取すること
が、効果的なんですね。
また、『体脂肪率が気になっていらっしゃる方』
食前にアーモンドを摂取すると、体脂肪率が
大きく減少することもわかりました。
① 食前にアーモンドを摂取したグループ
体脂肪率は平均 0.35%(0.01±1.26kg)減少。
③ の制限食のグループに比べ、体脂肪率、
内臓脂肪量、総脂肪が減少し、
体組成が全般的に改善された。
② 間食として摂取したグループ
平均0.17%(0.17±1.53kg)増加。
この結果、
食前にアーモンドを摂取すると、体脂肪率が
大きく減少し、高炭水化物の食事習慣による
体組成への悪影響を抑制することがわかりました。
ご自身の用途にあったタイミングで、
お召し上がりくださいね。♪
2.【血行促進・アンチエイジング】
アーモンド 100gあたり、ビタミンEが 30.3㎎
含まれています。
ビタミンEは、「若返りのビタミン」とも
呼ばれています。
ビタミンEの効能
- 強い抗酸化作用がある。
肌の老化を防ぐ効果や、ニキビ以外の
肌荒れを予防する効果が期待できる。 - 不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、シミや
しわの増加を防ぐ。 - 毛細血管を広げて、血行の流れを
スムーズにする血行促進作用がある。
血行が促進されることで、血行不良に
よる肩こりや腰痛、冷え性などの改善
効果が期待できる。 - 悪玉コレステロールの酸化を防止して、
動脈硬化を予防する効果が期待できる。
3.【高血圧予防】
アーモンド 100g中には、カリウムが 760㎎
含まれています。
カリウムは体の水分バランスを保ち、
ナトリウムを排出して、正常な血圧を保ちます。
体内の余分な塩分を排出することから、
むくみの解消に効果があり、
高血圧予防にも効果が期待できるんです。
4.【貧血予防】
100gあたり、鉄の含有量は 3.6㎎。
鉄は酸素を全身に運ぶ赤血球を作るために、
欠かせないミネラルです。
また、筋肉内に酸素を取り込む働きもあり、
鉄が不足すると、筋力低下や疲労を起こす
原因となります。
鉄は体内で吸収されにくい栄養素のひとつです
が、ビタミンCを含む食材と一緒にとることで
吸収率がアップ。
5.【便秘解消】
アーモンドには、
・100gあたり水溶性食物繊維が 0.8g
・不溶性食物繊維が 9.3g
と、不溶性食物繊維が多く含まれています。
食物繊維は、小腸で消化・吸収されず、
大腸まで達し、便のかさを増やすんです。
また不溶性食物繊維は、腸の中で水分を吸い
込んで膨らみ、腸を刺激することで便通を
促し便秘の解消に役立ちます。
6.【美肌効果】
アーモンドには、ビタミンEのほか、
AとB2 も含まれています。
『ビタミンA、ビタミンB2』
皮膚や粘膜を健康に保つのに欠かせません。
『ビタミンE』
上記 2.にも出てきましたが、
肌の老化を抑える効果が期待できます。
アーモンドの栄養をじょうずに取るコツ
1 日に取るビタミンEの摂取目安量は、
『男性』
・50~74 歳の男性で 7.0㎎
・75 歳以上の男性で 6.5㎎
『女性』
・50~64 歳の女性で 6.0㎎
・65 歳以上の女性で 6.5㎎
アーモンド 20 粒には約 6 ㎎のビタミンEが
含まれています。
よってアーモンドの 1 日の適切な摂取量は、
男性 22 粒
女性 20 粒
と言われており、おおむね 25 粒以内がいいですね。
脂質が多く含まれている食材なので、食べすぎ
には注意しましょう。
『皮ごと食べる』
アーモンドの皮には、ポリフェノールが
含まれています。
ポリフェノールは強い抗酸化作用で体の酸化
を防ぐため、アンチエイジング効果が期待できます。
そのため、アーモンドは皮つきのまま
食べるのがおすすめです。
男性にも人気・栄養満点なアーモンドミルク
「アーモンドは固くて・・・」
とおっしゃる方には、“アーモンドミルク” が
おススメ。
アーモンドミルクも栄養満点です。
そのうえ、“男性に嬉しい効果”あり。
【アーモンドミルクのメリット】
アーモンドミルクは、水に浸したアーモンドを
細かく砕き、漉して作ります。
アーモンドミルク 200 mlのカロリーは
39 kcalと、他の植物性ミルクよりも
低カロリーで糖質も低いため、現在健康志向
の方に人気を集めている飲み物です。
またアーモンドミルクには、コレステロールは
含まれていません。
アーモンドミルクは実をそのまま食べるより、
消化吸収に優れており、効率的に栄養を摂取できます。
男性に嬉しいメリットとは?
アーモンドミルクに多く含まれるビタミンE。
これは、男性ホルモンの代謝にも関係しています。
別名「子宝ビタミン」。
生殖機能を高める効果があります。
加齢とともに、血流に問題が生じて起こるのが
ED(勃起不全)。
EDはどうして起こるか、ご存じですか?
一般的には、
十分な血液が陰茎海綿体に流れないことで、
EDを発症します。
主な原因は陰茎海綿体に血液を送る、動脈の
硬化です。
動脈硬化の原因として、生活習慣病が
挙げられますが、ビタミンEで血流を良くして
おくことで、未然に動脈硬化やEDを予防する
ことにつながります。
その他、テストステロン低下による男性
更年期障害の予防につながる可能性もあるんです。
私は朝食のミックスジュースに入れていた
豆乳を、今はアーモンドミルクに変えています。
健康維持は毎日の積み重ねから。
このように様々な栄養素があるアーモンド。
ぜひ毎日、取り入れたい食品だと思いませんか?
【参照】
”Amazon” で書籍を出版しています。
「Unlimited会員様」は、すべて無料で
お読みいただけます。
『Kindle Unlimited』に登録すると、
・初回 30 日間は、 無料お試し期間
・200 万冊以上の書籍が【読み放題】
無料お試し期間が切れる前に解約すれば、
料金はいっさいかかりません。
どうぞ こちら からご覧くださいませ。