モロッコ地震・午後11時 マグニチュード6.8

モロッコで観測史上最強の地震発生

9 月 8 日金曜日午後 11 時 11 分、
モロッコのマラケシュはパニックに
陥りました。


マグニチュード 6.8地震が発生
地震は 20 秒ほどだったようですが、
一瞬で、マラケシュは瓦礫の山と化しました。


マラケシュは去年、娘と訪れたところ。
またモロッコは、私の好きな国のひとつです。
このブログでも、 2 日前にモロッコについて
取り上げたところでした。

それが 8 日、ブログを更新したその日の夜、
地震が発生。

ブログをアップしたときは、あの楽しかった
日々の想い出に浸っていたのですが、
まさかこんなことになるとは思っても
いませんでした。

地震の震源地は、観光都市マラケシュの
南西にある 70 キロほど離れた

アルハウズ県“ と発表されています。

国の中心部にあるマラケシュと
ワルザザート周辺
が、特に被害が大きいようです。

モロッコ北部は、
アフリカプレートとユーラシアプレートの
境界に近い
ため地震活動が活発です。

でも今回地震があったモロッコ中部は、
地震活動の頻度が低いため、建物の耐震性が
あまり高くありませんでした。


『モロッコ科学技術研究センターによると

今回の地震は

・マグニチュード7
(アメリカ地震局によると6.8)


・これまでモロッコで観測された中で、
最も強力なものである。

今現在、

  • 少なくとも2012人が死亡

  • 2059人が負傷し、このうち
    1404人が重篤

このように発表しています。


モロッコで今までに発生した
大きな地震
は、

  1. アグディール地震
    マグニチュード 5.7
    1960 年 2 月 29 日にモロッコ南部の
    アグディールで発生。
    破壊的な地震で、数万人が死亡。

  2. アル・フリウ地震
    2004 年 2 月 24 日にモロッコの
    アル・フリウ地域で発生。
    多くの建物が損壊し、数百人が死亡。


モロッコの中心地、ジャマ・エル・フナ広場が一変



モロッコのマラケシュにある
ジャマ・エル・フナ広場


ここは有名な広場で、観光スポット
して知られています。

私達も去年 8 月に訪れています。
そのときの気温は、連日 45 度前後。

気温



ですから人々は日が落ちてから、または
夜になってから出てきます。

フナ広場の蛇使い
フナ広場の屋台


下の写真を写したのは、午前 0 時近かった
のですが、ご覧のように、ジャマ・エル・
フナ広場は賑わっていました。

「こんな時間に?」と思いましたが、
幼児だけでなく、ベビーカーに乗った
赤ちゃんまでも元気いっぱいです。

ジャマエルフナ広場
ジャマエルフナ広場1
ジャマエルフナ広場
フナ広場の入り口


それが今は、このようになっています。

崩れたモスクのミナレット(尖塔)
瓦礫3
崩れたモスク 昼
ジャマ・エル・フナ広場

そして今、たくさんの人がこの
ジャマ・エル・フナ広場に避難しています。

彼らの家は崩壊、もしくは崩壊寸前です。



ここは多分ですが、去年ジャマ・エル・
フナ広場から、宿泊先のリヤドに帰るときに
通った路地ではないかと・・・。

路地


モロッコは土曜日、3 日間の国喪を宣言しました。
すべての公共建物に半旗が掲げられています。


復興には数年か数ヶ月


モロッコの復興には数年かかるとみられて
いますが、国際赤十字・赤新月社連盟は、
復興には、少なくとも数ヶ月はかかると
警告を出しました。


フランスも、犠牲者に追悼の意を表し、
エッフェル塔は午後 11 時に消灯
しました。

またフランスの通信事業者である ”オレンジ”
は、9 月 9 日から 16 日まで、フランスから
モロッコへの通話とテキストメッセージを
無料にしています。

フランスには多くのモロッコ人が住んでいます。
このサービスによって、彼らはモロッコに
いる家族や知人と、連絡を取り合うことができます。

モロッコでは今も、震度 3 程度の地震が続いています。


そして地震のため、リベリアとの試合が中止と
なった、モロッコチームのサッカー選手ら。
彼らは献血をして、自国を助けています。



【参照】
LE360 le Parisien
actu.fr lopinion.fr


モロッコは素晴しい国です。
そのモロッコのことを、ブログに書いております。

もしご興味がございましたら、下記タイトルを
クリックしてご覧くださいませ。

モロッコ旅行記・なぜかまた行きたくなる
不思議な国

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地震で破壊されてしまったマラケシュですが、
このマラケシュを訪れたときの旅行記が
こちらになります。

娘と私に、とても良い想い出を作って
くれた国でした。
写真も 80 枚近く載せております。

背景、愛しき娘へ



このタイトル拝啓、愛しき娘へ】を
つけた理由ですが、
ひとりでつらいと感じたとき、この旅行記を
開いて、「あの楽しかったことを思い出して
ほしい」という願いからです。

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