夏の蚊対策に、ラベンダーが効く
![蚊よけ対策](https://senior-yumekatsu.blog/wp-content/uploads/2023/08/inutoka-800x800.jpg)
「さあ、寝よう」と思ったときに聞こえる、
特有のあの「ブーン」という羽音。
とても、うっとおしいですよね。
私はあの音が聞こえると、もう眠れません。
でも・・・、音が聞こえた時には、時すでに
遅し。
気づいたら刺されていて、痒くなってきます。
捕まえようとしても、全く捕まらない。
捕まえるのを諦めて、寝ようとすると
また耳元であの嫌な音が・・・
こうなると蚊との闘いです。
時間は過ぎていく一方。
今日は、毎夜、蚊と格闘しているあなたに
おすすめの、ラベンダーを使った
蚊よけ対策をご紹介します。
これで、蚊との格闘はもう終わり。
今夜から安らかな睡眠が得られますよ。
蚊や虫が嫌うラベンダーの匂い
ラベンダーは蚊やハエ、ダニなどが嫌う
植物の一つです。
その芳香は人間には心地よい香りですが、
虫にとっては嫌な匂いとされています。
今フランスでは、
トラ蚊(moustique tigre)が増えて
います。
![危険なトラ蚊](https://senior-yumekatsu.blog/wp-content/uploads/2023/08/mustiquew.jpg)
この昆虫は、主にアメリカ、アジア、
西インド諸島の熱帯地域から、2004 年に
フランスに来たものです。
この蚊にさされると、デング熱、ジカ熱、
さらにはチクングニア熱などの、重篤な
病気になる可能性があります。
ですからトラ蚊に刺された場合は、病気の
感染リスクを抑えるために、消毒剤で
傷口を消毒することが絶対に必要となります。
ラベンダーには『リナロール』という虫が
嫌う成分が含まれているため、虫を
寄せ付けません。
我が家にはラベンダーが植えられています。
ハチは来ますが、ハエや蚊は寄ってきません。
![ラベンダーにとまるハチ](https://senior-yumekatsu.blog/wp-content/uploads/2023/08/labvende1.jpg)
ですから蚊よけ、ハエよけに、部屋の中に
ラベンダーを置いています。
生け花のセンスが無いので、見栄えは
無視してくださいね。
![虫除け対策のラベンダー](https://senior-yumekatsu.blog/wp-content/uploads/2023/08/lavende2.jpg)
この花瓶があると、ハエが入ってきても
すぐに出ていきますし、蚊もきません。
田舎はほんとうにハエが多いんです。
ラベンダーは香りもいいし、
装飾として窓辺に置いても
いいですしね。
装飾? これが?
このラベンダーだと、そう思われても
仕方ないですね。
このラベンダー、ほんとうはもっときれいな
色なんですが、ほとんど渇いているんです。
現在フランスは水不足で、植木の水やりは
禁止されているところが多いです。
ですから可哀そうですが、干からびています。
ときどき雨が降りますが、じゅうぶんな
雨量ではありません。
でも香りはしっかりあるので、虫よけの
役割は果たしてくれています。
ラベンダーを利用した虫よけ
このようにラベンダーを置くだけで
虫よけ対策はじゅうぶんできます。
玄関や窓の近くに置くだけで、蚊やハエなど
の侵入を防いでくれます。
花瓶に入れる場合は、水はたくさん
入れないでくださいね。
花瓶の半分以下で大丈夫です。
水を変えるのは 2 ~ 3 日に 1 度ぐらい。
頻繁に花瓶を動かすと、その度に花が落ちるので
掃除がたいへんです。
ラベンダーは高温、多湿を嫌います。
植木や花はちょっと・・・という
方には、精油をおすすめします。
簡単に虫よけが作れますし、香りも
楽しめます。
・ ハンカチに精油を数滴たらす
枕元や机の上に置くだけです。
・ お湯を入れたマグカップに数滴たらす
・ アロマストーンに染み込ませる
・ ディフューザーを使用する
香りを広範囲に広げるには、一番
効果があります。
気化式、噴霧式、加熱式、超音波式など
いろいろな種類があります。
精油の量は、取り扱い説明書に従って
くださいね。
次に外出したときですが、スプレーを
用意しましょう。
【虫よけスプレーの作り方】
精油は他のオイルやアルコールと混ぜて
使います。
1.保存期間2週間
材料( 50 ml分)
水道水 45 ml
キャリアオイル 5 ml
(ホホバ、オリーブ、グレープシードなど)
ラベンダーエッセンシャルオイル 10 滴
1. キャリアオイル 5 mlに、ラベンダー
エッセンシャルオイル(精油)を 10 滴加えます。
2. よく混ぜ合わせます。
3. スプレー付遮光瓶に移して、上から
水 45 mlを加え混ぜます。
4. 使用時に都度良く振って、成分を均一に
拡散してから、お肌の露出しているところに
スプレーしてください。
防腐剤や保存料が入っていないので、
冷暗所で保管し、2 週間を目安に早めに
使い切るようにしてくださいね。
2. 保存期間数ヶ月
材料(90 ml分)
90°のアルコール 45 ml
水 45 ml
タイム、セージ、ラベンダーのエッセンシャル オイル
1. 100 mlのスプレーボトルに、90 度の
アルコール 45 mlを入れます。
2. 3 つのエッセンシャル オイルをそれぞれ
3 滴入れます。
3. 45 ml の水を加え、よく混ぜてください。
いずれもスプレーする前に、容器をよく
振ってください。
肌の弱い人は、必ずパッチテストをしてから
使いましょう。
肌に合わない場合は使用を中止してください。
もし運悪く刺されてしまったら、精油を
患部に1 滴たらし、伸ばしてください。
【エッセンシャルオイルを使う際の注意点】
ラベンダー エッセンシャル オイルには
特別なリスクはありません。
あらゆる使用方法が可能です。
でも生後 3 ヵ月未満の赤ちゃんや 3 ヵ月
未満の妊婦のみには推奨されません。
またアレルギー誘発性の生化学成分
” リナロール ” が多量に含まれていますので、
アレルギーのある人は注意が必要です。
重度の低血圧の方は避けましょう。
最後に、喘息のある方は使用前に医師の
アドバイスを受ける必要があります。
小さなお子様には、薄めてお使いください。
まとめ
市販の虫よけスプレーは、化学薬品が
使われています。
でもラベンダーを使った手作りスプレーなら、
オーガニックですので安心です。
そのためには、天然の高品質なラベンダー
精油を選ぶことが大切です。
人工的に作られたオイルは避けましょう。
天然の純粋なオイルを見分けるコツ
・ 容器
天然の精油は、 必ず茶色や青色、緑色などの
ガラス製の遮光瓶に入っています。
紫外線によって品質が劣化しやすい性質が
あるためです。
透明のガラス製の容器やプラスティック
容器に入っているものは、精油ではありません。
精油成分の中には、プラスティックを溶かす
性質をもつものもあります。
・ ラベルの表示
ラベルやパッケージに以下のいずれかの表示がある
精油
エッセンシャルオイル
Pure Essential Oil
その他に下記事項が記載されている物
植物の学名
抽出部位
抽出方法
・価格
極端に安いものは避けましょう。
精油の抽出には、大量の原料(植物)が
必要であったり、人の手間がかかります。
このようなことから、それ相応の価格がします。
夏の虫対策にラベンダーを活用し、安心して
アウトドアを楽しみましょう。
蚊の危険から身を守るためにも、自然な
ラベンダーの力を活かしてみてください。
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