亜麻仁油の驚くべき効用:ガン腫瘍も破壊する

亜麻仁油の効果とは



昨日のブログでお話ししたように、
今日は亜麻仁油のご紹介です。

亜麻仁(あまに)油とはアマ(亜麻)と
いう植物の種子(仁)から取れる油のことです。

亜麻仁油には、人間の体にとって重要な
オメガ3脂肪酸
を初め、健康のために
必要な栄養素が豊富に含まれています。

亜麻仁油の1 日あたりの摂取量は、
成人で 1.6 ~ 2.2 g(小さじ1)が
いいと言われています。

私は、ヨーグルトやくだものを食べる
ときにかけています。
加熱はNGです。


まず、下記の画像をご覧ください。
これは「オメガ3脂肪酸」が癌の
腫瘍を破壊する画像
です。

【参照:Technology Networks

ベルギーのルーヴァン大学
University of Louvain
が、2021年6月に発表したものです。

腫瘍細胞は脂肪酸DHAを貪欲に摂取します。
が・・・、DHAを正しく保存することが
できず、文字通り自らを壊してしまうのです。

これは、腫瘍細胞は脂肪酸の一つである
DHAを欲するが、DHAを正しく代謝
できないために、腫瘍細胞自体にとって
有害な状態に陥るのです。


「DHAの凄さはわかったけれど、
でもオメガ3脂肪酸とDHAって何?」


このような疑問をお持ちになられた方の
ためにちょっと説明させてください。

『オメガ3脂肪酸』

DHAやEPA、α-リノレン酸など、
脂肪酸の総称です。

『DHA』
「ドコサヘキサエン酸」の略称。
体内で合成できない不飽和脂肪酸のひとつ。

不飽和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と
多価不飽和脂肪酸に分けられるが、
DHAは多価不飽和脂肪酸の中の
n-3系脂肪酸(オメガ 3 脂肪酸)に属する



『EPA
「エイコサペンタエン酸」の略称。
n- 3 系脂肪酸のひとつです。


α-リノレン酸
不飽和脂肪酸で、オメガ3(n-3)系
脂肪酸に属する。


いずれも人間の体内で作ることができない
ので、食物から取るしかありません。


DHA、EPAは青魚などに、含まれています。
イワシやサバなどのいわゆる青い背の魚
マグロなら霜降りのトロ。


魚から摂取する場合

・ 焼いたサンマなら約 1 尾

・ 小型のイワシなら約 2 尾

・ マグロ(トロ)2 ~ 3 切れ

・ ブリ 4 ~ 5 切れ

・ サバ  2~3切れ

が、1日の目安になります。
無理な量ではありませんが、
家族が多いとコストもかかるでしょう。

生ゴミの処理が大変、骨があって
食べにくいという方もいらっしゃる
かもしれないですね。

そのような方は、サバ缶を利用なさって
ください。

サバ缶(水煮)には、n- 3 系脂肪酸が
100 gあたり 2.73 g
含まれています。
サバ缶(水煮)、毎日 1 缶程食べれば
1 日の目安量を食事から摂ることができます。

イワシ缶もサバより少ないですが、
たくさんのDHA、EPAを含んでいます。

注意としては、開けたらその日のうちに
食べる
こと。
DHA・EPAは酸化しやすい性質を持っています。



亜麻仁油の効用


亜麻仁油の効用は、

抗炎症作用

2018 年医学雑誌の発表によると、
これらを定期的に摂取すると、特に
心臓病に苦しむ人々の炎症が減少しました。

リスクのある患者だけでなく、すでに
心臓病変を発症している患者にも
効果がある可能性が指摘されています。


・ 肌に良い

老化防止、皮膚軟化作用、柔軟作用
あります。
α-リノレン酸が豊富なため、敏感肌や
炎症を起こした肌の炎症を軽減

特に湿疹、乾癬、発赤を起こしやすい
脱水肌での効果が証明されています。
皮膚のバリアを強化します。

このことから、私は娘のアトピーに
使っていました。


・ 髪の毛を保護

脂肪酸、特にオメガ 3 と 6 の組成の
おかげで、傷んだ髪を生き返らせる

ビタミンEも含まれているので
抜け毛を遅らせたり、止めたりする効果が。
頭皮を刺激し、皮脂生成のバランスを整えます。
くせ毛にも理想的です。


・ 精神認知症の改善

オメガ 3 は、アルツハイマー病だけでなく、
加齢に伴う精神認知症の改善にも実証

されています。
オメガ 3 脂肪酸を定期的に摂取すると、
この病気の進行を遅らせることが可能です。


・ 心血管疾患から保護

2018年、心血管疾患に対する
亜麻仁油の有効性を検証する研究
が行われました。

その結果、中等度の高コレステロール
血症の人のHDL 3コレステロールが増加。
血圧を下げることができることが実証
されました。

毎日 15 mlの亜麻仁油を摂取した結果、
悪玉コレステロールが大幅に減少し、
善玉コレステロールが増加したのです。

コレステロール


・ ホルモン調節に作用

1998 年、オーストラリアで 12 週間に
わたって行われた研究の結果、
亜麻に含まれる植物エストロゲンが、
更年期障害の特定の症状を緩和する
ことが実証された。



病気の予防


2013 年に発表された研究の結果、
1 日の総摂取カロリーに占める割合が、
0.1 %上昇するごとに乳がんリスクが
5 %低下
することがわかっています。

このことからも、亜麻仁油を毎日
摂取
すると、このようなメリット
あるのです。

・ 動脈硬化、脳梗塞、脳卒中などの予防

・ 血栓の形成を防ぐ

・ ストレスに対する抵抗力を強化

・ 代謝をよくする

・ 血管拡張

・ 免疫システムの強化

・ 脳を守る

・ 乾燥肌トラブルを改

・ 気分や記憶障害を和らげる



良い亜麻仁油の見分け方


亜麻仁油を摂取するメリットは
じゅうぶん、おわかりいただけたと
思います。

それでは良い亜麻仁油の見分け方
ご紹介しますね。

1. オーガニック亜麻仁油
化学物質(または農薬・化学肥料)が不使用


2. 1次低温圧搾で抽出
熱を加えないようにする低温圧搾
(コールドプレス)という方法です。
このプロセスにより、ビタミンなどの
オイルの利点が保たれます。

これらの分子は熱に非常に敏感で、
高温にさらされると、逆に身体に
悪影響を及ぼす物質に変化しやすい



3. 不透明な瓶に入っているもの

亜麻仁油のラベル

フランスではLin oil


4. 機能性表示食品表示がある



購入後の注意点

・ 調理に使わない(加熱はNG)

・ 開封後は栓をしっかりしめて
冷蔵庫で保存する


・ 開封後は早めに使い切る
1〜2ヶ月以内に使い切るのが
いいとされています。


体にいい亜麻仁油ですが、開封後の
保存方法が大事
です。

酸化しやすい油ですので、使ったら
すぐにしっかりと栓をしめて、すぐに
冷蔵庫にいれましょう。

健康にいい亜麻仁油ですが、やはり油です。
摂り過ぎればカロリーオーバーや肥満に
つながります。


健康を維持するには、毎日の積み重ね
が一番だいじです。


賢くオイルを活用して、健康を
キープしましょう!



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