安くて美味しい店で昔話に花が咲く

飲んで食べて、話は尽きない


昨日は 1 日雨だったが、楽しい
1 日だった。

夕方 5 時に待ち合わせをして、飲みながら
食事をした。

待ち合わせの場所は、近くにある
中華料理店。

この界隈では、安くて美味しい店と
して知られている穴場の店。

私がこの店を知ったのは、3 年前。
この友人と一緒に入ったのが、最初。
友人は父親から教えてもらったと言っていた。

この店については、以前のブログでも
紹介したことがあるが、ホント安くて
美味しい。

最近は自炊をしているので、あまり行って
いないが、ランチが 650 円。
メインは選択肢があって、それにご飯と
スープ、から揚げか半ラーメンが
ついている。

量も多く、広い店内はいつも満員。
1 品で頼んでも、1000 円でお釣りがくる。


私が着いてしばらくしたら、3 人が
やって来た。
まずは飲み物。
当然のごとく、アルコール。

まず、ビール。

ジョッキで生ビールを 3 つ注文、
ひとりはちゃんぽんだと悪酔いすると
いうことで、最初から紹興酒。

今日は紹興酒オンリーにするらしい。
私は紹興酒を含めて、日本酒が飲めない。
もちろん焼酎もだめ。

紹興酒は瓶で頼むらしく、彼女に合わせて
他の 3 人はビールの後は紹興酒にした。
一瓶は飲めないからということだったが、
結局 最後には 2 本空けていたけれど・・・。

知らなかった”横浜ライセンス”

ひとりは初めて会った人だったが、すぐに
意気投合。
個人タクシーの運転手さんだった。
以前は大手の会社勤務だったようだが、
奥さんの病気の看護で、職を変えたらしい。

残念ながら奥さんは亡くなられたようだが、
今も続けてタクシーの運転手をされて
いるとのこと。

その彼、横浜のことをよく知っていた。
私は ” はまっこ ” だが、知らないことが
たくさんあった。

よくそこまで知っていると感心したら、
” 横浜ライセンス ” の 1 級を持って
いると教えてくれた。

” 横浜ライセンス ” 、この言葉を聞くのも
初めてだった。

聞くと、
かながわ検定(横浜ライセンス)と
言う検定試験があるとのこと。
歴史、文化、観光などの知識を問う検定で、
2 級までは 100 問で四者択一・マークシート
方式。

ただ 1 級になると、50 問で記述式に
なるらしい。

その 1 級を持っているという。
それなら横浜のことをよく知っているのも
納得がいく。

赤レンガの歴史や他のことも、教えて
もらった。


赤レンガやみなとみらいでは、色が統一
されているらしい。
これも知らなかった。

JR関内駅前に、昔を偲ばせる
レストランバーがあるらしいという話を
友人としていたら、彼はそこも行ったこと
があると言う。

” ハート&ソウル ” という名前のレストランバー。
60′ s~ 80′ sぐらいまでの洋楽ROCK・SOUL
・POPSを幅広く生演奏しているライブバーだ。

今度行ってみようと前にも話していたのだが、
一気に行く日が決まった。

その彼はタクシーの運転手という職業から
いろいろなお店も知っていたので、
その他にも面白そうなお店を紹介して
もらった。



中華料理店は大繁盛


話は尽きることがなかったが、周りを
見回してみると、席は全部埋まっていた。
店内は 4 人掛けのテーブルがほとんどだが、
すべて満席。

4 人掛けでも余裕があるベンチ式なので
詰めれば3人座れないこともない。
ちょっときついけれど・・・

このベンチシート、長く使っているらしく
どのシートも少し切れているけれども
高級レストランではないし、それもご愛嬌。

キッチンは店内から見えるようになっていて、
コックは 3 人、ホールは女性ひとりだったが、
手が回らず、キッチンからひとり出てきて
手伝っていた。

料理の品数はどのくらいあるのか。
壁やガラス窓に手書きのメニューが
びっしりと貼られている。
そのために外から店内が見えない。

それだけ種類があるのに、手際がいいのか
それほど待たずに持ってくる。
量も十分あるので、ここは知る人ぞ知る
穴場には間違いない。

家族連れ、カップル。
また私達みたいに友人と。
とにかく大繁盛だ。

従業員はすべて中国人。
アクセントはあるが、注文は
問題ない。

ただ最初にホールの女性に
レモンのスライスを頼んだら
通じなかった。

千切りとかスライスは頼む人もいないし、
ホールの仕事では、このような言葉は
使わないのだろう。

彼らの滞在年数は、長くて 2 年。
友人が言うには、たいてい 1 年半ほどで
従業員が変わると言う。

あまり長く日本にいると、日本の味に
慣れてしまい、中国に帰って使えなく
なるかららしい。
もちろんビザの関係もあると思うが・・・。

だからこの期間が過ぎると、彼らは国に
帰り、また違う人が入ってくる。

彼らはそのわずかな滞在期間内に、
日本語を習得することになる。
学校に通っているようには思えないので
働きながら日本語を身につけているのだろう。
たいしたものだと感心する。


このお店、お皿が欲しかったら、お客自ら
キッチンの傍にあるカウンターから
持ってくることも可能。

通常は頼めば持ってきてくれるが、忙しい
ときは、お客が勝手に取りにいく。
けっこうアットホームな感じだ。

担々炒飯とマーボー春雨、
初めて食べたけれど美味しかった。
どちらもピリッと辛い。
辛いのが好きな私には、どちらも
満足のいく味。
特にマーボー春雨は病みつきになりそう。

餃子は定番でいつも注文する。
他にも何種類か頼んだが、飲んで
食べてと十分満喫できた。

お開きにしたのは、9 時過ぎ。
そこから歩いて帰ってきた。

雨もあがり、お腹はいっぱいだし、
ほろ酔い気分で歩くには、ちょうど
いい距離。


今日も楽しい 1 日だった。

日本滞在も残り 3 週間。
帰る前にもう一度、ここに食べにこよう。
ここで食べたら、他の中華にはなかなか
足を運べなくなる。

それにホールの女性、とても感じがいい。
でも次回私が日本に来るときには、たぶん
いないだろう。


ちなみにこのお店、
「ラーメン 藤山屋 上永谷」で
検索すると出てくる。
地下鉄の駅から、バスに乗るようになるけれど。
車で来るなら、お店の前に3台分駐車場がある。


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